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決定版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 池波 正太郎
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    「決定版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      図書館本。
      シリーズ第14巻。六篇収録。
      シリーズ読みを久しぶりに再開して、やはりこのシリーズは面白いと思った。

      この巻では、密偵の伊三次が殺される「五月闇」と、木村忠吾が生き写しの盗賊に間違われる「さむらい松五郎」がよかった。平蔵がいかに密偵を大事に思っているかが、台詞に現われていて、もらい泣きしそうになった。忠吾が中心となる話は、どうもコメディになるようである。

      巻末の解説者によると、「五月闇」はシリーズのベストの一編に数えたい傑作だそうだが、初出は雑誌「オール讀物」1976年五月号で、哀しい余韻を残した終わり方が印象的である。その一ヶ月後の六月号に掲載された「さむらい松五郎」の冒頭で、伊三次を殺した下手人に忠吾がせめてもの仕返しをする。そういう流れに、うまいなぁと唸らずにいられない。もしも当時、リアルタイムで読んでいたなら、続きが気になっていた身は、この落ちに満足しただろうと思う。重苦しい一編の後の、コメディタッチの話という緩急のつけ方もいい。

      そうして次巻は、再び緊迫感に満ちた特別長編となる。

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      2019/11/09 by

      決定版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫)」のレビュー


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