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風の帰る場所

ナウシカから千尋までの軌跡
5.0 5.0 (レビュー2件)
著者:
カテゴリー: 映画
定価: 683 円
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    「風の帰る場所」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      宮崎駿監督の、ナウシカから、千と千尋までの、インタビューをまとめたものです。

      以前に、Tuckerさんがレビューで紹介していて、読みたいなー、と思ってた本です。

      とにかく、宮崎駿監督という人間が、ぎっしりつまっています。
      人間、「宮崎駿」といった感じです。

      大変博学な方で、政治的なことから、文学まで、インタビューは、多岐にわたり、とても興味深いです。

      その中でも印象に残ったのは、

      「今は二ヒリスティックになるのが一番簡単な世の中なんですよ」

      「そのニヒリスティックになったり、ヤケクソになったり、刹那的になるってことを、今、僕は少しも肯定したくないんですよ。
      たとえ、それが自分の中にどんなにあってもね。それで映画を作りたいとは思わないんです。
      それは、自分に対する敗北ですよ。」


      まさに、今の時代で、自分の伝えたいものを伝えていこうとする、宮崎監督の信念というか、決意というか、そういうものが伝わってきました。

      子どもたちに

      「『生まれてきてくれてよかったんだ』っていうふうに言えるのかっていう、そこが唯一、作品を作るか作らないかの別れ道」

      だそうです。

      生きていると、いろいろなことがあるけれど、やっぱり私も、子どもたちには、「生まれてきてよかったね」と伝えられる大人でありたいと思いました。

      そして、素晴らしい作品を作ってくれた宮崎監督に、心から「ありがとう」と伝えたい気持ちになりました。
      >> 続きを読む

      2014/01/17 by

      風の帰る場所」のレビュー

    • 監督復帰して本当によかったと思っています(何度目かはわかりませんが)

      2014/01/17 by ちあき

    • >ナウシカから千尋まで

      ふと思ったんですけど、もしかしてジブリアニメって女の子が主人公の作品が多いのかも知れないですねー >> 続きを読む

      2014/01/17 by makoto

    • 評価: 5.0

      宮崎駿へのロングインタビュー。
      「風の谷のナウシカ」から「千と千尋の神隠し」まで、断続的に行われた5回のインタビューを収録している。

      元々は雑誌「Cut」「SIGHT」に掲載されたもの。
      雑誌のページ数の関係で半分以上カットせざるをえなかったが、本書ではノーカットで収録したそうだ。

      ジブリ作品が公開される前、宣伝番組が放送され、そこに宮崎駿監督が出てくる事はよくある。
      その時は(それほど出番が多くないためか)「いい人」的な扱いで登場するが、こういうロングインタビューなど、取材に長い時間をかけたものだと、たちまち「わがまま変人」ぶりを露呈する。

      映画監督に限らず、「表現者」という人種は、自分の頭の中だけでは飽き足らず、人に見せなければ満足できないほど、表現への欲求があるくらいなので、「わがまま変人」なのは、当然と言えば、当然だが・・・。

      先日、「引退宣言」をしたのは記憶に新しいが、これまで何度も「引退」(もしくは、引退と受け取れる事)を宣言しているのは有名な話。
      本書の中でも「山小屋に住んで、散歩でもしていたい」という事を言っているが・・・。
      人がやっているのを見ると、どうしても何か言いたくなってしまうらしい。
      なので、本当に引退する時は、「山小屋」に移り住む時だろうと思う。

      ところで、本書では「ナウシカ」などのジブリ作品の話がメインではあるが、文明論、人間論などにまで話が及ぶ。

      「(戦争には)懲りているんだけど、懲りてない。
       懲りているけれども、新しい憎悪もちゃんと生産されている。」
      咽喉元を過ぎて、熱さを忘れているような言動がよく聞かれる、と思っていただけにギクリとした。

      また、経営者的な顔を覘かせるのも面白い。
      曰く「一番近いものには厳しくすべきだけど、遠く離れてやっているスタッフに対しては配慮しないといけない。」
      この「遠く離れてやっているスタッフ」には、荷物を届けに来る宅配便の人や、清掃員まで含んでいるのだから、参ったとしか言いようがない。

      さらに1年目、2年目の新人だけでアニメ作品を作らせようとした事も。(実現したかは不明確だが)
      当然、作品として未熟な上、赤字になるのは目に見えているのだが、「恥をかかせるチャンス」を作るのが目的らしい。

      昔、「失敗は若いうちにしておけ」と言う人がよくいたが、いつしか、ほとんど聞かれなくなった。

      一番、印象に残ったのは、次の言葉。
      「職場には、ものの考え方とか、心構えをいつの間にか仕込む先輩がいる。
       そういう人の影響をちゃんと被って、初めて職場の中に定着することができると思う。
       それを遮断して、みんな自分よりバカだと思ったらおしまい。
       そういう人間は伸びない。先輩は先輩として受け入れている人間の方が着実にやっていく。」

      後者の方が、周りの人間と協調してやっていくので、仕事をいろいろ経験できて伸びていく、という事だと思う。
      さすがに職場では「自分以外はバカ」と思って、行動に現す人間は少ない(と思う)が、職場を離れると、そのような考えでいる(と思われる)人が少なくない気がする。
      >> 続きを読む

      2014/01/04 by

      風の帰る場所」のレビュー

    • ジブリミュージアムって1回行ってみたいんですよねー

      ジブリ好きのお相手募集中♡

      2014/01/05 by makoto

    • >iceさん
      失敗の規模にもよりますが、失敗を許容する度量がなくなってきたのでしょうか・・・。

      >makotoさん
      秋葉原でプラカードを持って、立っていれば、寄ってくるかもしれないです。
      腐女子でしょうが・・・。
      >> 続きを読む

      2014/01/05 by Tucker


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