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共犯マジック

Fortune-book mystery
3.5 3.5 (レビュー2件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,680 円
いいね! Tukiwami

    「共犯マジック」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
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    • 評価: 4.0


      北森鴻の「共犯マジック」は、メリーゴーラウンド方式の連作短篇集だが、名手・北森鴻の手にかかると、三億円事件もグリコ森永事件もみな木馬の一つにされてしまう。

      人の不幸のみを予言して自殺の連鎖を誘発した禁断の書「フォーチュンブック」が、その木馬の仕掛けであり、登場人物たちはこの本との遭遇によって、運命の糸に搦めとられ犯罪に手を染め、心ならずも昭和という時代を彩った社会的な大事件の主役・脇役を演じることになる。

      どう搦めとられていたかは、張り巡らされた伏線が最終話で一挙に回収され、彼らの人生が一点に収束して明かされる訳だが、横須賀線事故以外はすべてが繋がってくる。
      運命に操られるように、若者も中年もいとも簡単にキレ、しかも執拗に執念深くなる。

      著者は脱出口を一つ用意していて、「さよなら神様」の真理子だけが、もう深く考えまいと心に決めることで、運命の糸から抜け出し、小さな幸せの場を確保する。

      著者がリアルタイムで知らない帝銀事件だけが、ちょっと浮いて見えるのは致し方ないが、「共犯マジック」は単純な連作ミステリの枠に収まり切らない異色作になっていると思う。

      それにつけても、北森鴻の早逝が惜しまれる。

      >> 続きを読む

      2019/01/29 by

      共犯マジック」のレビュー

    • 評価: 3.0

      不吉な占いが当たるといわれ爆発的に売れた本「フォーチュン・ブック」。
      当たりすぎて自粛されたため、わずか数冊しか残らない中で書店に隠してあった本が売りに出され数名の人間が手に入れるが、共通してある事件に巻き込まれる。

      時代が昭和であり、その頃の事件といえば限られてくる。
      そこに向かって事件が積み重なっていく連作集。

      各話とも最後に驚きのオチであったり、意外な事実が明かされる。
      また冒頭のエピソードが重要な伏線になっており、ラストに向けての仕掛けも詳細に出来ている。
      >> 続きを読む

      2018/12/26 by

      共犯マジック」のレビュー


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