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天皇(みかど)の刺客

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 2,100 円
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    「天皇(みかど)の刺客」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      澤田ふじ子の「天皇の刺客」は、今日的なテーマを力強く描いた作品だ。

      作家には、これだけは、という信念に基づくライフワークがあると思う。
      作家・澤田ふじ子の場合、その第一弾は、応仁・文明の大乱の渦中にあって、人々の魂を鎮める大文字の誕生を描いた「深重の橋」であったと思う。

      そして、その第二弾とも言うべき作品が、今回読了した「天皇の刺客」だ。
      作者はかねてより、明治維新は、幕末に一朝一夕になったものではなく、ペリーが浦賀に来航するより50年以上前から、草莽の徒たちによって行われていたとする史観を打ち出していたが、それを作品化したのが、この「天皇の刺客」だと思う。

      徳川幕府にとって禁書に等しい「日本書紀」を、地下出版する勤皇集団〈紀衆〉と、これを阻止せんとするお庭者たちの、知能と殺戮の限りを尽くした水面下の対決。
      さらには、作者のファンにとってはたまらない、ストーリーテリングが展開している。

      そして、その物語性の中に、言論の自由や時代の先覚者を、危険人物として葬ろうとする国家権力の弾圧、さらには、日本はもう一度、明治維新の昔に戻って、きちんと開国し直さねばならないという、今日的なテーマが、力強く打ち出されているのも魅力的だ。

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      2020/11/09 by

      天皇(みかど)の刺客」のレビュー


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