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朽ちないサクラ

2.0 2.0 (レビュー2件)
著者: 柚月裕子
定価: 1,728 円
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    「朽ちないサクラ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 1.0

      公安の影が見え隠れするが?

      2016/06/30 by

      朽ちないサクラ」のレビュー

    • 評価: 2.0

      米崎県警平井中央署生活安全課が被害届の受理を引き延ばし、慰安旅行に出かけた末に、ストーカー殺人を未然に防げなかったと、新聞にスクープされた。
      県警広報広聴課で働いて4年、森口泉は、嫌な予感が頭から離れない。
      親友の新聞記者、千佳が漏らしたのか?
      「お願い、信じて」そして、千佳は殺された。
      県警広報課事務の私に、何ができるのか。

      「読楽」誌に2012年6月号から2014年3月号にかけて、各月連載されたものを纏めたものです。

      『臨床真理』で宝島社の「このミス大賞」を受賞し、デビューした著者。
      その後、『検事の本懐』で大藪春彦賞を受賞され、その後もコンスタントにエンタテイメント小説を発表されています。

      特に近著では巷間で採り上げられがちな実際の事件をテーマにして、丹念な取材をもとに現場を描く、職業小説を書かれています。

      本作は、ある架空の県警察の広報に勤務する女性が主人公。
      県下の警察署でまともに取り上げなかったストーカー被害届の為に、被害を受けていた女性が殺されてしまったというスキャンダルを抱え、混乱する現場から物語は始まります。
      やがて、誰が内部情報を記者に流したのか、という警察内部の犯人探しが始まると、いてもたってもいなくなる主人公。
      実は、ひとりだけ、学生時代からの親友だった記者に、思わず漏らした一言が記事になってしまったのではないかと戦々恐々となります。
      厳しく問い詰める言葉に、親友は「私を信じて。私は他言していない。きっと裏に何かある。それをひとりで調べるつもり」と残し、
      その日から一週間後、県内を流れる川で遺体でみつかります。
      親友は、いったい何を調査していたのか。
      主人公は警察学校で同期だった男性刑事とともに、親友の最後の足跡が残る街へ出かけます。
      ふたりがたどり着いた真実とは。
      事件の裏に見え隠れする新興宗教の影と、それをマークし暗躍する公安の人間たちの密かな動きが、この事件が単なる殺人事件ではなく、背景にただならぬ深い闇が潜んでいることを知ることになるのでした。


      実際に起きたストーカー殺人事件や、オウム真理教の一連の事件を採り上げて、そこに“公安”という正体不明の組織を織り込んで、スピーディーな展開で進行するサスペンス小説です。

      内容が薄いというか、物語の進行に不自然さが目立つ、もうひとつ出気が悪い小説です。
      こういったミステリはできるだけ偶然を排除して、出来事の理由付けがしっかりとしていないと、あっという間に陳腐化してしまうものなのですが、この作品は、まさにそれを地で行っている悪い見本のような作品になってしまっています。
      登場人物たちの勝手な切迫感だけで、読者を引き摺れるものではありません。
      テレビの2時間ドラマを観たいわけじゃなくて、おもしろい小説を読みたいわけですから、著者の柚月さんにはもっともっと精進していただきたいものです。

      デビュー作からすべてを読ませていただいておりますが、残念ながら新しい作品を出されるごとに筆の衰えを感じます。
      あと2作くらいが限界。
      今、出版されているあと2作を読んで、今後も読み続ける作家さんであるかジャッジしたいと思いました。


      >> 続きを読む

      2015/11/27 by

      朽ちないサクラ」のレビュー

    • >jhmさん
      いつもコメント、ありがとうございます。
      柚木さんはデビュー作から2~3作はお勧めです。
      宝島社のこのミス大賞ですから、鉄板でした。
      最近のはね~。
      結構、職業作家になられるまでにご苦労されたみたいなので、受けた仕事を断れず、数本の連載を同時並行で書いていたようです。
      それをやってもファンがついてきてくれる水準のものを書ければよいのですが。
      勿体ない感じです。
      >> 続きを読む

      2015/11/28 by 課長代理

    • >素頓狂さん
      いつもコメント、ありがとうございます。
      そうでした、徳間書店さんからの出版でした。
      僕は文芸誌は書店で立ち読みですね~。
      「お、今○○さんは、『すばる』に連載もってんのかー」とか、チェックするくらいです。
      本を購入することは、ほぼ無いですね(ゴメンナサイ)。
      市立図書館の蔵書すべてが、僕の蔵書だと思って生きています。

      ミステリにルーティンな展開があってもいいと思うし、これぞ定番っていう型があってもいいと思います。面白ければ。
      新味を与えようとした結果、大失敗みたいなのはご勘弁願いたいですね。
      「毎回、この人おんなじような話を書いてる…」って、ふつう思うと思うんです。
      でも、毎回、新作が出るたびに読むのは、読み飽きないからで。
      読者を惹きつけつづける同じような小説を書くって、難しいと思います。
      >> 続きを読む

      2015/11/28 by 課長代理


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