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電球交換士の憂鬱 (文芸書)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 吉田 篤弘
定価: 1,836 円
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    「電球交換士の憂鬱 (文芸書)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      「古き良きもの」についてのおはなし。

      「古き良きもの」は大きく二つに分けられると思ってます。
      ひとつは、その人が栄華を極めた時代を思い出させるもの。
      そしてもうひとつが、異文化としてのファンタジー的装置。

      池袋のサンシャインとかお台場とかに、昭和の香りを思わせる街並み(?)を再現したゾーンがあります。大人にとっては思い煩うことのなかったことも時代の思い出をよみがえらせてくれるものだし、子供にとっては体験したことはないが話には聞いている、異世界みたいなものです。うまくできていますよね。
      ちなみに私は大正ロマン風が大好物で、あれらの小物類は私の中の少女趣味を強烈に刺激してくるのですが、これは完全に後者の古き良きもの愛好精神によるものです。

      さてさて、吉田篤弘さんの作品には毎回ノスタルジックな雰囲気が漂っています。ちょっと前の時代の下町の雰囲気、が近いかなと思うのですが(あるいは今でもそんな下町は存在するのかも)、吉田さんにとっての青春の思い出とか、懐かしい昔の体験を下敷きにしているのか、吉田さん的ユートピアを文章におこしているのか、ちょっとわからなくなってきました。おいくつでしたっけ、彼。どちらかというと、吉田さんの描く街はちょっと突拍子もないので、竜宮城に近いのかもしれません。

      今回も、そんなどこでもない町のお話です。どんどん便利になっていって、情緒というものがなくなっていく、と嘆きながらもいろいろ考える主人公。そして流れていく時間。お約束の配役も、嫌味ではないのが人徳でしょうか。

      装丁も変わらず素敵です。
      >> 続きを読む

      2016/03/01 by

      電球交換士の憂鬱 (文芸書)」のレビュー

    • この著者の本まだ読んだことがないのですが、雰囲気が良さそうな・・・今度探してみたいと思います! >> 続きを読む

      2016/03/02 by fraiseyui

    • > fraiseyuiさん
      ゆったりとした雰囲気の小説です。いまならまだ新刊本コーナーにいると思います。機会があればぜひー! >> 続きを読む

      2016/03/07 by ワルツ


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