こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

あるキング

3.2 3.2 (レビュー7件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 620 円

この作品は、いままでの伊坂幸太郎作品とは違います。意外性や、ハッとする展開はありません。あるのは、天才野球選手の不思議なお話。喜劇なのか悲劇なのか、寓話なのか伝記なのか。キーワードはシェイクスピアの名作「マクベス」に登場する三人の魔女、そして劇中の有名な台詞。「きれいはきたない」の原語は「Fair is foul.」。フェアとファウル。野球用語が含まれているのも、偶然なのか必然なのか。バットを持った孤独な王様が、みんなのために本塁打を打つ、そういう物語。

いいね! MASA-TOSHI

    「あるキング」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 3.0

      他の伊坂さん作品とは全然違うタイプのお話。
      これはこれで好き。

      フェアはファウル、ファウルはフェアの如く、「どう判断できるのかよく分からない」というのが感想です。
      私の読み取りが低いからかもしれませんが(^^;
      三人の魔女達については、ファンタジーとも読めるし、幻覚を通した精神世界とも読めるし、どっちにしろ面白く感じました。


      王求とその家族が果たして幸せだったのか何とも言えないけど、王求と出会ったことで(多分良い方向に)人生が変わった人がいて、王求がプレーする姿に何かを感じ取り励まされる人もいる。
      一方で、王求と出会ったことで人生が狂っていった人もいる。

      フェアはファウル、ファウルはフェア。
      野球の王様は代々引き継がれてゆくのでした。
      >> 続きを読む

      2017/08/09 by

      あるキング」のレビュー

    • 評価: 4.0

      評価の難しい作品です。
      評価なし、★1~5、すべてに当てはまります。
      伊坂さんは何作か読んでいますが、こんなに感情をぶつけたのは初めてかも。いろいろな意味で楽しめました。
      「伊坂作品ナンバーワンは『あるキング』。おすすめできないけれど」
      ・・・こんなかんじです。
      プロ野球の弱小チーム仙醍キングスに所属する、孤高の天才・山田王求(おうく)の一生を描いています。
      シェイクスピア「マクベス」を踏まえており、三人の魔女や有名な台詞が多く登場します。
      ―Fair is foul, and foul is fair.(きれいは汚い、汚いはきれい)
      途中までは正直気に入らないストーリーだったのですが、終わってみればラストシーンの清々しさが心に残りました。
      私にとっては9回裏サヨナラの場面で、ファウルライン上ギリギリのフェアとなったような作品です。
      まさにフェアはファウル、ファウルはフェア。


      黒い服に黒い帽子を被った女たち、「マクベス」のストーリー。
      要所要所でシェイクスピアに逃げてしまっているのが気に入らない。
      登場人物が殺人を犯す場面があるのですが、このあたりの動機が弱くなっているような気がします。
      父が息子の同級生を殺したのも。
      打席のほとんどが四球か本塁打という恐ろしい才能をもった息子がいるのに、なぜバッシングを浴びるような行動を軽々しく取ってしまったのか。そして、それを「マクベス」に丸投げしないでほしい。試練とか、苦難という言葉で片付けてはだめでしょう・・・。

      山田王求は筒香選手のイメージで読んでいました。
      史上初の3試合連続のマルチホームランや野球に対する意識の高さが被ります。
      八割バッターなんて漫画のような設定を除けば、かなり近いのでは。
      チーム事情も似ているようで親近感をもって読んでいました。
      しかし王求のような天才がいても、仙醍キングスはリーグ4位というのがとってもリアル。
      フロントの役割って本当に大事だと思います・・・。

      あまり良い印象を持たずに読んでいたのですが、最後の最後、王求の放ったセンター方向への本塁打がすべてを吹き飛ばしました。
      孤独な王様の、胸がしめつけられるような野球人生。
      こんなにフェアでファウルな日は、はじめてだ。
      >> 続きを読む

      2017/02/06 by

      あるキング」のレビュー

    • いえいえ。大丈夫ですよ~!!誰にだって忙しい時や大変な時ありますから~。
      時々ふらっと入ってきて楽しくやり取り出来れば良いなぁと思っています(^^♪

      自分も実は父の方でバタバタしてきて此処に入るのもそもそも本自体読めるかどうかわからなくなりそうなので(^_^;))

      父の同室の方がインフルエンザに罹りまして父が所謂濃厚接触者になってしまいまして。今予防で薬服用しているみたいなのですが・・・罹るリスクは非常に高くて。心配です。ただ、自分は何かがあった時に動けるように心構えしておくしか出来ないので。

      それに加えて叔父たちの遺産相続や父に後見人がついてその方とこれから色々とやり取りなどをしていくので。暫くはそちらに注力しないといけなくなりそうです。
      読書はその合間に出来れば良いなという感じです。

      すみません、重い話になってしまいまして。

      伊坂さん、自分もこれを機に読もうかなと思っています!
      先ずは「死神の浮力」かな♪

      そうなんですねー!
      今の野球界の至宝ですからね。
      あと、確かに同じリーグだったら・・・・Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
      >> 続きを読む

      2017/02/16 by 澄美空

    • 美空さん
      ありがとうございます♪
      もう少しこんなかんじですが、よろしくお願いします。
      美空さんも大変そうですね。
      無理のないように、読書ログを楽しみましょう!
      伊坂さんレビューも楽しみにしています(^^♪
      >> 続きを読む

      2017/02/20 by あすか

    • 評価: 3.0

      不思議で、難解な物語でした。

      本書には、山田王求という天才野球少年が生まれてから成長していく過程が描かれています。
      物語のキーワードは、「Fair is foul, and foul is fair.」という、シェイクスピアの『マクベス』に出てくる台詞です。
      私にとって、この台詞自体が、ほんの少しわかるようで、でもやっぱり何もわかっていないような難解なものでした(『マクベス』を読んでいたら、もう少しわかったかもしれません。)。

      天才野球少年は、周りの人たちから愛されている(愛されるべき)のか愛されていないのか、幸せ者なのか不幸な者なのか…もやもやした気持ちが残りました。
      上記の台詞は、「きれいは汚い、汚いはきれい」「いいは悪いで悪いはいい」等と訳されるそうですが、本書を読む限り、人生は一筋縄ではいかないということがうまく言い当てられているように感じました。
      頑張って実力をつければその分評価してもらえる環境にいる自分は、いかに恵まれているかもわかりました。
      特に哲学好きな方におすすめしたい作品です!
      >> 続きを読む

      2015/02/08 by

      あるキング」のレビュー

    • 伊坂幸太郎作品は全体的に読みやすいという話を聞きますが、これはみんなが難解と言いますね。伊坂幸太郎的にもチャレンジングな作品なのかもしれませんね。 >> 続きを読む

      2015/02/08 by sunflower

    • >sunflowerさん
      やはり、そうなのですね!安心しました(笑)
      たしかに、裏表紙にも「この作品は、いままでの伊坂幸太郎作品とは違います。意外性や、ハッとする展開はありません。」と書いてありました!
      諦めずに著者の他の作品もいろいろと読んでみたいと思います(^^)
      >> 続きを読む

      2015/02/08 by chuff

    • 評価: 3.0

      著者の本の伏線の張られ方が好きなのですが、この本に関しては、いつもと趣向が異なっており、個人的には消化不良で終わりました。

      小説として読むと物足りないし、哲学書では無いし、ファンタジーとも言えるような、感想を言葉に表すのが難しい本でした。

      野球が好きな人は、面白いのかもしれないです。

      2013/04/09 by

      あるキング」のレビュー

    • キングと言えば、三浦知良だ!っと思ってサッカーなのかと思ったら
      野球だったんですね

      >小説として読むと物足りないし、哲学書では無いし、ファンタジーとも言えるような、感想を言葉に表すのが難しい本でした。
      どんな感じなのか気になりますね・・・
      >> 続きを読む

      2013/04/09 by ◆空太◆

    • 伊坂幸太郎って、まだ1冊しか読めていないので、作風みたいなのはわかっていませんが、興味の有る作家さんです。 >> 続きを読む

      2013/04/09 by ice

    • 評価: 3.0

      伊坂さんの作品の中でも異色も異色。
      現実とファンタジーが混ざったような。不思議な世界観。
      嵐のようにはちゃめちゃだけど何故だか憎めない、明るい気持ちにさせてくれる、魅力的な登場人物も本作にはいない。

      相変わらず文字のテンポがコロコロかわるところは
      読んでいて楽しめたし、先が気になって一気に読んでしまった。

      が、突然終わる。伏線回収もまったくなし。
      何を伝えようとしていたのか分からない。伝えようとすらしていなかったのかもしれない。
      読み終わった後もスッキリしない。
      ほかの人はどう思ったのだろうと調べたところ、やはり「なんだこりゃ」と思った人が多いようだ。
      悲観的な立場にいる筈なのに何故だか全体的に明るい印象になってしまう伊坂マジックが光る作品が多い中で、本作はずっと、ただひたすら静かに悲しげで奇妙である。

      だが、私はこれはこれで好きだった気がする。
      >> 続きを読む

      2012/11/01 by

      あるキング」のレビュー

    • タイトルから、エレキングというウルトラ怪獣がいたなぁと思いだしましたw

      2012/11/01 by makoto

    • makotoさん>
      ウルトラマン懐かしいです、ウルトラ7をビデオだか再放送だかで弟と見て
      すっかり好きになってしまったいたのを思い出しました。
      >> 続きを読む

      2012/11/03 by chika

    もっとみる

    関連したレビュー

      徳間書店 (2009/08)

      著者: 伊坂幸太郎

      他のレビューもみる (全3件)

      • 評価: 2.0

        伊坂作品群の中で非常に異質な作品。

        類まれなる野球の才能に恵まれた孤高の天才・王求(球w)。
        シェイクスピアのマクベスをアレンジし悲壮感あるキングを描いている。
        マクベスのストーリーを知らなければ突然の魔女の登場など寓話的な展開に頭にハテナ(?)が浮かぶと思う。

        作者自身も意識的に変えようと挑戦したとインタビューで語っている。
        読者への配慮は全く考えず軽妙洒脱な会話、あざやかな伏線回収といった伊坂流のサービスは一切なし。意欲作というより実験的すぎる。ファンの中でも評価がわかれるが私は正直やり過ぎと感じてしまいイマイチな印象。ただ、毎回同じような作風では書き手として成長しないのもわかる。
        守りに入らずこういう冒険が出来るのも、大胆で勇気がある作家だとも言える。

        文庫版では大幅に改稿しているそうなので気が向いたら文庫版も読んでみたい。
        >> 続きを読む

        2013/03/28 by

        あるキング」のレビュー

      • エレキングって知らなかったので調べてみたら、ダルメシアンみたいでカワイかったですー♪ >> 続きを読む

        2013/03/29 by makoto

      • この表紙がもうシュールな雰囲気醸し出してますよね…

        2013/03/29 by ただひこ


    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    この本に付けられているタグ

    アルキング
    あるきんぐ

    あるキング | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本