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神去なあなあ日常

3.9 3.9 (レビュー10件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 650 円

美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって...!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。

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    「神去なあなあ日常」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      前半は山の田舎暮らしがゆっくり進んでいたが、中盤よりスピードアップし、後半の山火事から終盤のオオヤマズミさんのお祭りのラストスパートは目にも止まらないスピードがあり豪快のうちに読み終えた。山深い村の静けさを肌に感じる描写には唸るしかない。巧い。なあなあにこめられた日常生活を理解したい。再読しようか?

      2019/02/19 by

      神去なあなあ日常」のレビュー

    • 評価: 3.0

      【本棚整理中】

      都会から田舎に出稼ぎ(?)に行くという内容だけで面白そう!と購入。
      林業というなかなか触れたことのない世界がなかなか面白く、村人たちのキャラや、山の神秘的なことなどわくわくしながら読めた。

      ただ、主人公の日記というスタイルにしなくても良かったのでは…と終始感じた。

      2018/02/28 by

      神去なあなあ日常」のレビュー

    • 評価: 5.0

      読後感、爽快。
      勇気が林業に没頭していくのに読者もシンクロしていきます。

      個人的にこういう田舎の風習とか神様とかツボなので
      好みにドンピシャな作品でした。

      >> 続きを読む

      2017/06/17 by

      神去なあなあ日常」のレビュー

    • 評価: 4.0


      とても面白かったので、途中で止められずに読みきってしまった。
      宮崎駿さんが二度読んで、一度目はアニメにしたいと思い、次はやっぱり実写かなと思ったとか。
      それが噂にしてもよくわかる話で、日本的な風景の中に、受け継がれてきた山の生活や、変わらない習慣、懐かしい祭りや季節の行事、過疎地には今なお残っている心温まる人のつながりが書き起こされている。


      高校を出たら、まぁ適当にフリーターで食っていこうと思っていた。

      名前の勇ましい、平野勇気。卒業後もこうしてだらだら過ごす予定だった。ところが、式が終わった途端、担任に
      「おう、平野。先生が就職先をきめてきてやったぞ」
      「はぁ?」っつったよ。「なんだそれ、冗談じゃねえよ」

      家に帰ると、母親も
      「着替えや身の回りの品は、神去村に送っておいたから、みなさんの言うことをよく聞いて、がんばるのよ。あ、これはお父さんから」
      と餞別と書いた封筒に3万円が入っただけで、あれやこれやの脅しもあってすごすご家を後にした。

      神去村から屈強な体躯のヨキ(飯田寄喜)が迎えに来ていた。携帯は途中で圏外になるは、山の奥へ奥へとトラックは走り続けるし。杉山は頂に薄く雪をかぶり、うっそうと茂っているし。
      そんな神去村は、人が行き会っても挨拶は「なあなあ」で「なあなあ、だからなあなあ」で通じるようなのんびりした、のどかな村だった。

      そこで山仕事を仕込まれ、逃げ出したが連れ戻され、観念して、一年たった。
      掌の豆が厚くなるころには、気心の知れたグループの一員になっていた。

      冬の枝打ちがあり、整地したあとには植林が、伐採、運び出し。山の木々育てるこまごまとした手順に、戸惑い叱咤され、助けられて育っていく「勇気」の日常が彼の言葉でこっそり綴られていく。


      林業を今も受け継いで、守っている人たちの心意気や、職人芸を極めた高い木登り、枝打ちを仕込まれ、チェンソーの扱いにもなれて、山の持つ魅力に捕らえられていく。

      「勇気」の心身ともに、人間として豊かに育っていくさまが、過去も未来もあまり変わりない、ゆったりとした「なあなあ」生活に見えてくる。
      山の匂いや木々のざわめき、季節の花や、秋の実の輝くような美しさ。女が料理を作り男は飲んで踊る祭りの楽しさ、もある。
      時には大きな山鳴りを聞き、山火事を消し止める、小さな出来事に「勇気」は生きていることが肌で感じられ、山の呼吸が彼のものになっていくのがよくわかる。

      45年ぶりに伐りだす大木を、そりのように並べた木材の上を山頂から滑りおろす。それに乗って恐怖の山くだりを体験をして「勇気」は仲間に認められる。このダイナミックな描写が盛り上がって、読んでいても心が躍る。

      登場人物もいい。年寄りも味がある。Uターンした美人の教師は親方の妹で花を添えている。
      険しい山道をモトクロス並みにバイクをのりまわし、勇気を鼻の先であしらっていたが、一年で随分態度も和らいだ、希望があるかもしれない。

      まだまだ神去村のこと、ここに住むひとたちのこと、山のことを知りたいって思うんだ。
       たしかなのは神去村はいままでもこれからも、変わらずここにあるっていうことだ。
      神去村の住人は「なあなあ」「なあなあ」っていいながら、山と川の木に包まれて毎日を過ごしている、虫や鳥や獣や神様、神去村に居るすべての生き物と同じように、楽しく素っ頓狂にね。
       気が向いたら神去村に立ち寄ってくれ。いつでも大歓迎だ。

      この最後の言葉で「勇気」はほとんど神去村に溶け込んでしまったようだ。


      どうでもいいことだが、私の先祖につながる人たちは、四国山脈で木を育てる林業と自給自足の野菜を育てて生活をしてきた。
      枝打ちは出稼ぎの専門家を雇っていたそうだが、幼いころ 山は途中までは開墾され、その上は雑木林、それから尾根までは杉が植えられていた。
      遠く続く峰々は、木の緑が模様を描き、春はこぶしの白で始まり山桜の薄いピンクが混じり夏は赤い山つつじ、秋は谷を紅葉が染めた。

      昨今は、高価になった国内産の木材の販路は外材に代わり、家の構造も木材はあまり使わないこともある。天井に大きな梁のあった建物は古民家とよばれるようなった。床柱も見えるところだけに銘木を模したものも多い。

      この本は、山に帰れと言うのではなく自然と一体になることから学んだ彼なりの体験談である。

      読んでいるともう忘れかけていた深い山への畏れや、山の匂いやふかふかした落ち葉のことなど、ふるさとの自然に帰った感じがした。
      >> 続きを読む

      2015/06/27 by

      神去なあなあ日常」のレビュー

    • 染谷さんは、「ヒミズ」「寄生獣」などに出ていますよ。もっぱら映画に出る役者さんですね。
      売れている本や漫画は多く映像化されていますね。
      わたしは、映像化されてから原作を知ることも多いです。
      東出さんも一時話題の俳優さんですね。
      桐島も映画になって原作を知って、読みました。
      イメージが壊れることもありますが、知らない作品を知ることが出来るのでありがたいです。
      >> 続きを読む

      2015/06/30 by jhm

    • 「寄生獣」とあったので「ヌーベー」のようなものかなと思いながら、映画のあらすじを読んでみたら違っていました。原作は漫画なんですね、染谷さんを覚えました(^^)
      桐島の映画面白かったですね。
      運動場の様子など懐かしい気がして、日本映画もいいなぁと、ちょっと感動しました。映画部は剣道部の横で小さくなっていましたね。
      弱小クラブが予算委員会でも末席だったのを思い出しました。
      少し売れると映画化するんですね。気持ちもわかりますが、イメージ通りの配役でないとがっかりなので、私も先に映画を見てインプットする事が多いです。
      回覧板を持っていってお隣と話をするのですが、「酢玉ねぎ」を教わりましたので早速作ってみました、でも又、「え!、知らなかったの」ということで、帰りに買い置きがあるからと「優しい酢」をもらいました。サラダの上に乗せて出したら震えそうに酸っぱくて、健康食だとうけうりで説得しましたです😓
      >> 続きを読む

      2015/06/30 by 空耳よ

    • 評価: 評価なし

      森林浴をしたみたいな
      清々しい気持ちになったなー♪

      何事も、なあなあ(受け流す)で行こう!

      2015/06/13 by

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      • 評価: 3.0

        モデルはあるものの架空の神去(かむさり)村を舞台にした林業を主とした物語。主人公は横浜育ちで、高校の担任と母親の策略で神去村に放り込まれた平野勇気。神去村での経験を勇気が過去を振り返りながら、一人称で語る形で進められる。初めて林業の概要がわかり、予想以上に大変な仕事なのがわかった。神去村に不思議な風習があるのと登場人物が個性豊かなのと勇気の奮闘する姿に面白味を感じた。映画化もされたらしいから一度観てみたい。

        2017/11/06 by

        神去なあなあ日常」のレビュー


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