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審判 〈新装版〉 (徳間文庫)

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者: 深谷忠記
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    「審判 〈新装版〉 (徳間文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      1986年2月、小学2年生の少女の全裸死体が見つかった。
      まもなく、大学生の柏木が誘拐殺人罪で起訴される。

      しかし、被告人と弁護側は裁判で無罪を主張。
      最終的に懲役15年の有罪判決が下され、事件から18年が経った。

      「娘を殺した犯人を私が死刑にする」と傍聴席で泣き叫んだ被害者の母親・聖子は、別居中の夫から出所した柏木が、無実を訴えるホームページを開設したと聞く。

      一方、自白に追い込んだ元刑事・村上が、柏木につきまとわれる中、事件の関係者のひとりが何者かに殺害される。

      冤罪だと主張する柏木が、探偵役となって真相を探る展開でありながら、彼自身の白黒もはっきりしない。

      視点の人物が替わることによって、手掛かりは登場してくるが、どれが虚実なのかわからないまま、新たな殺人事件の公判が起きる。

      事件の被害者は、亡くなった人物だけではない。
      誰がどう裁くべきなのか。ラスト5ページの言葉は、リアリティを持って私の胸に訴えかけてくる。

      凝りに凝った仕掛けによって、意外性だけでなく、加害者の受け入れ難い身勝手さが、しこりのように残る問題作だ。

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      2020/08/17 by

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