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鏡の国のアリス

カテゴリー: 小説、物語
定価: 630 円

『ふしぎの国のアリス』では、チョッキを着たウサギの後を追って不思議な世界に迷いこんだアリスが、今回はなんと、鏡をすりぬけてその背後の鏡の家に入り込んでしまいます。物語はアリスをチェスの一こまにして、それが女王になるまでの過程を描いているといわれていますが、果たして...。小学校中級以上。

※違う版の本の概要を表示しています。
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    「鏡の国のアリス」 の読書レビュー

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    関連したレビュー

      角川グループパブリッシング (2010/08)

      著者: Okama , 河合祥一郎 , ルイス・キャロル

      • 評価: 5.0

        アリスが迷い込んだ鏡の国は不条理な世界です。喉が乾いたというとビスケットを差し出されたり、見ようとした物が消えたり、自分の名前を忘れたり……とにかく変なことばかり起こるし、鏡の国では現実世界の常識が通じない事が多々あります。

        そんな不条理な世界に住むキャラクターたちも個性豊かでへんてこりん。マザーグースでおなじみのハンプティダンプティ、落馬してばかりの白騎士、ひたすら走り続ける赤の女王など。この作品の一番面白いところはアリスとへんてこなキャラとの会話だと思います。

        「ほんの七歳半になったところです、ちょうど。」
        「『ほんとのところ』なんて言わなくてものいいのよ。」クイーンはおっしゃいました。
        「そんなこと言わなくても信じてさしあげるわ。さあ、今度はあなたが信じてくださる番よ。わたしはね、ちょうど百一歳と五ヶ月と一日なの。」」
        「そんなの信じられません!」とアリス。
        「えっ、できないの?」クイーンは、あわれむような声でおっしゃいました。「もう一度やってごらんなさい。はい、深呼吸して、目を閉じて。」

        ……こんな感じで斜め上へ話が飛ぶし、ツッコミどころ満載なんですがそれがとっても楽しいんですね。訳者さんの努力の甲斐あって、きちんと韻を踏んでいるので言葉遊びも楽しめます(原文にどれほど忠実なのかはわかりませんが)。イラストも可愛らしく数も多いので、普段あまり本を読まない人にも読みやすくなっていると思います。

        ところで少し疑問に思ったのですが、私はチェスといったら白と黒というイメージを持っているのですが、なぜこの作品のキャラクターは白と赤なんでしょうね。モノトーンにしちゃうと大人っぽくなってしまうとか、色彩感に乏しくなるとかそんな事情があったんでしょうか……
         
        >> 続きを読む

        2016/03/09 by

        新訳かがみの国のアリス」のレビュー

      岩波書店 (2000/11)

      著者: 脇明子 , ルイス・キャロル

      • 評価: 3.0

        幼い日のアリスに捧げられたファンタジー。
        トランプの世界⇒チェスの世界

        金色の 夕映えのなか
        どこまでも たゆたいゆかん
        人の世は 夢にあらずや?

        ビクトリア朝時代の1871年に出版された「鏡の国のアリス」は、「不思議の国のアリス」の続編です。

        チェスのゲームに(一応は)のっとってチェス盤の上を舞台にお話しが進んでいきます。
        今回のアリスにはポーンから女王に昇格するという目的と流れがあります。

        さかさまの国では文字も鏡字なら時間の流れも時々双方向。
        のどが渇いたと言えば乾いたビスケットを食べさせられたり。
        ナンセンス度は相変わらず。
        ドタバタ、はちゃめちゃ度は控えめかと思います。


        テニエルの挿絵がさらに美しくなっていて、アリスが大人っぽく、超美少女に進化しています。
        ルイス・キャロルが挿絵に細かく注文をつけるので、仕事の依頼はこれを最後にしてくれとギブアップしたとか。
        二人の意思疎通のもとで作られた作品であるため絵の効果は「不思議の国」以上の出来ばえです。

        鏡の国に入っていくシーンの表現やハンプティ・ダンプティの姿などは
        きっと多くの方面に影響を与えたのではないでしょうか。


        ハンプティ・ダンプティ、ジャバウォッキー(ジャバウォック)、ユニコーンといった個性的なキャラクターが登場。
        おしゃべりする花や、双子のティードルディーとディードルダムが登場するのも「鏡の国」のほうです。

        ディズニー映画では不思議の国と鏡の国のキャラクターをまぜこぜにしていますので、
        あれを元にイメージすると混乱しますのでご注意ください。


        『ジャバウォックの詩』を代表とした、ナンセンスな詩や歌詞がふんだんに出てくるのも特徴。
        自作の詩の他にマザーグースも引用されています。

        あいかわらずのダジャレや造語(カバン語)がいっぱいで翻訳は困難を極めます。
        翻訳者の数だけ別々の日本語訳、別のアリスがあるっていうことです。
        ほんのさわりだけご紹介。


        Twas brillig, and the slithy toves
        Did gyre and gimble in the wabe;
        All mimsy were the borogoves,
        And the mome raths outgrabe.

        ジャバーウォッキー
        そはゆうやきどき ゆるしなきトーヴども
        にもひろに ガイリし キリリしたりき
        ひたぶるにうすじめきは ボロゴーヴども
        えはなれしラース あまたさうしゃめりき
                     (脇 明子訳 本作)

        ジャバウォッキー
        ときしもぶりにく、しねばいトーヴが、
        くるくるじゃいれば、もながをきりれば、
        すっぺらじめな、ポロドンキン、
        ちからのピギミイふんだべく。
                     (生野幸吉訳)
        子供の頃に読みなれた生野訳!
        (やっぱ、「ちからのピギミイふんだべく」!これがめちゃくちゃ印象に残っています
         でも、どこをどうしたらこんな訳になるのやら?)


        夕めし時 ぬるんのトーブは
        ぐるんと 穴を開き
        ボロゴーブは嘆き
        ラースは喚き
                     (佐藤恵子訳)
        *映画/DVD『アリス・イン・ワンダーランド』日本語吹き替え版より

        参考 http://www.hp-alice.com/lcj/l_translation.html


        アリスの物語はイメージの訓練になります。
        ただし、この作品が面白いかどうかは人によりけりで、
        読む価値はありますが、私は小説として前作よりも面白いとは思いません。

        しかし「セイウチと大工」のシーンやクイーン・アリスのパーティーのシーンなどは印象深く面白いですし、
        クリスティやクイーンやその他多くの作家に使用されているモチーフとして知っていて決して損はない。

        そう思います。
        >> 続きを読む

        2012/11/28 by

        鏡の国のアリス」のレビュー

      • 日本で実写映画化されたら、ハンプティダンプティは板東英二かchibadebuで役の取り合い必至だと思うんだな。 >> 続きを読む

        2012/11/29 by chibadebu

      • chibadebuさんへ
        chibadebuさんのハンプティダンプティのほうが、100%かわいいから、
        そっちが見たいなあ。(^^)
        >> 続きを読む

        2012/11/29 by 月うさぎ


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