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さざなみのよる

4.0 4.0 (レビュー5件)
著者: 木皿 泉
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    「さざなみのよる」 の読書レビュー (最新順)

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    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      読み始めてみて、どこかで聞いたことがあるような気がして、あれ?と調べてみたら、2017年の新春スペシャル「富士ファミリー」に出ていたメンバーでした。
      がんによって亡くなってしまったナスミを取り巻く人たちの話。

      一見不器用でハスッパのように思えるナスミだが、ここに出てくる人たちの中で一番一生懸命で、人生を謳歌しているな、と感じました。
      笑って起こって、飄々と生きているように見えるけれど、一番人間らしく生きているようにみえます。
      ナスミが亡くなった後、様々な人たちがナスミとの関りについて回想するのですが、昔は「なんだ、あれ」と思えるような出来事が、実はナスミの思いやりだったのだな、といろんな場面で気づくのです。

      ナスミは生きている間に、周りを取り巻く人たちに、色んな幸せの種を蒔いたのかな。
      それが、ナスミの死後に芽を出したのかな、と思いました。

      それぞれのエピソードが、最後に暖かい光で包まれるような、そんなお話が詰まっていました。
      >> 続きを読む

      2019/09/10 by

      さざなみのよる」のレビュー

    • 評価: 4.0

      いちふじ、にたか、さんナスミ

      人の死とは肉体がなくなる死と、もうひとつ、覚えているものがいなくなる死があるという。
      人の一生は長さだけで量るものでもないらしい。
      40代で死んでもどれだけの内容を生きたか。

      こういう話は坊さんに聞いたよいうな気もしますが、そういうことをまさに思って読み進めました。

      過去と未来、人との繋がり。さざ波なんですね。
      素敵ですね♪


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      小国ナスミ、享年43。その死は湖に落ちた雫の波紋のように家族や友人、知人へと広がり――命のまばゆさを描く感動と祝福の物語!
      >> 続きを読む

      2019/06/02 by

      さざなみのよる」のレビュー

    • 評価: 3.0

      ある女性、ナスミが40代という若さで亡くなった。
      各章ではその出来事を中心に様々な人物の主観で語られている。
      死を通して生きるという事、繋げていくという事。
      それぞれがナスミによって教えられたり、救われたりしていく。

      こういう構成好きだなー。同じシーンでも人によって考えてる事は違うし、そういうことだったのね、と飽きさせない工夫も面白い。

      ただ、14章ある本書。
      6章以降はなんか無理矢理感が多少あり、蛇足に感じた。

      ナスミが死んだ事によって、勝手に都合がいいように前向きになって、勝手に自己満足している。

      人は、他人の死によって得られることはもちろんたくさんある。
      でも、その他人はそのために死んだんじゃない。

      せっかく構成が面白かったのに感動を強制させられているような気分だった。

      小説じゃなくてもいい。
      >> 続きを読む

      2018/11/19 by

      さざなみのよる」のレビュー

    • ちょっと後半が残念な感じだったんですかね。
      たまにありますよね、これ、別に入れなくてもよかったんじゃない?と思う事。
      自分も蛇足だよなぁ、これが無ければ満点なんだけどなーとなんとも言えない読後感を味わうこと往々にあります。

      まあ、そういう時は次々!と思って記憶から追い出すようにしていますね。
      (とはいえある程度の時間と労力を注ぎ込んで読んでるからなかなかできないのが本音ですけどね笑)

      とりあえず次!です!
      次の出会いに期待です!
      (上からな感じがしたらすみません)

      ちなみに「旅屋おかえり」あの後ポチって今日届きました!
      暫く本棚で寝かせてから読み始めようと思っています!
      パラパラと捲って読んでみた感じですがかなり良さげで面白そうなにおいがプンプンしています(o^^o)♪
      >> 続きを読む

      2018/11/19 by 澄美空

    • 澄美空さん、いつもコメントありがとうございます!
      そうなんですよねー。それが流れで必要な感じならまだ納得できるのですが、それまでなかった設定や登場人物が出てくると萎えてしまいます(笑)
      でも最近は「そういうことが分かるようになってきた」と割り切っています(笑)

      おー!さっそく購入されたんですね!あの本は寝かせてもいいし、少しずつ読み進める感じでもいいかもです!ぜひ楽しんでください!
      >> 続きを読む

      2018/11/20 by 豚の確認

    • 評価: 5.0

      ひとりの女性が亡くなって、家族や縁のある人たちの様々な日常が描かれる。彼女を思い出すことは悲しいけれど、それだけじゃない。笑ったり、心が落ち着いたり、背中を押してくれたり。
      彼女は教えてくれた。この先どうなるかわからないからこそ、自分と向きあえたり、他人を想って祈ることもできる。幸せとはちょっと違った、でも、安らかな心の平安が、この物語の空気みたいに漂っている。
      自分も、大切な人がなくなったら、きっと涙を流すだろう。でも、たくさん思い出そう。楽しかったあれこれ、かけがえのない他愛のない会話。「さようなら」よりも「ありがとう」と言って送り出そう。 >> 続きを読む

      2018/07/11 by

      さざなみのよる」のレビュー

    • 大好きな木皿さんのこちらの本は図書館予約がびっしりでなかなか回ってきません。

      2019/02/17 by miko

    • >mikoさん

      こちらにも、コメントありがとうございます。図書館予約の順番待ち・・・何度も経験していますのでわかります。でも、待ち望んだだけの期待は裏切らない内容だと思います。 >> 続きを読む

      2019/02/17 by かんぞ~

    • 評価: 5.0

      2016年と2017年のお正月、
      富士山の麓にある小さなコンビニを舞台にした
      風変わりな大家族ドラマ「富士ファミリー」がNHKで放送された。
      ドラマの主人公は長女の鷹子。次女のナスミは死んでいて幽霊として登場した。
      本書の主人公は次女のナスミで、
      ドラマより何年か前、彼女が43歳で病死するところから始まる連作集。

      家族はもちろん、元彼、元同僚、少しだけ関わった人・・・
      同じ時間を共有した人々が、それぞれの想いでナスミの死を受け止める。
      自分の死期が近いことを受け入れたナスミは
      ぶっきらぼうながら、どこか達観していて清々しい。
      生きている人は、死んでいく人の最後の声は聞こえない。
      死んだ人は、家族が自分の為にしてくれてたことを多分知らないし、
      まさかあの人が涙してくれていた、なんてこともわからない。
      でも想いは、一方通行ではないと思える。
      人はどう生きてきたかで、誰かの心の片隅に生き続けるのだ。

      宿り、去って、やがてまたやって来るーーー。

      こんな話を暗さなく可笑しく描けるのがすごい。
      悲しいけど滑稽で、温かいから切ない。心に沁み入る一冊。
      >> 続きを読む

      2018/06/01 by

      さざなみのよる」のレビュー


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