こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

5.0 5.0 (レビュー4件)
著者: ユヴァル・ノア・ハラリ
定価: 2,052 円
いいね! kumpe

    「サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 5.0

      人類文明の進化を三大革命の視点で語っていて非常に面白い。
      三大革命とは認知革命、農業革命、科学革命。それぞれに今まで考えたこともないような視点と解釈が加えられていて驚かされる。
      以下、備忘録。
      200万年かけて脳を発達させてきた人類、初期の人類は食べ残しの骨から骨髄を取り出すために石器を発展させた、火で調理するようになり効率的に栄養を取り込み脳の発達に寄与した、サピエンスとネアンデルタール人やデニソワ人などの他種は交雑した説とサピエンスが排除した説があるが交雑説が有力、卓越した言語能力がサピエンスを覇者にした。
      ・言語の柔軟性、言語能力が噂話をする為に発達したとする説もある(集団としての生物の特性)、誰が信頼出来るかが集団を強くする、虚構を語れる(神格化)事により集団で大きな取組みが出来るようになる、噂話で結びつけることが出来る150人という限界値、その限界値を虚構が結びつける。プジョー伝説、家族経営から始まったプジョー集団的虚構、サピエンスは二重の現実を生きている、想像上の現実がより大きくなっていった。子供を持たないエリート層のしゅつげん、
      ・遺伝子の変化に伴わずに振る舞いを短期で変えられる特性、交易は信頼抜きには成り立たない(虚構ぬきでは)、集団を結びつける神話という接着剤、サピエンスは狩猟採集民の期間が圧倒的、1万5000年前からの犬との関係、狩猟採集後の人類の脳は縮小した(役割分担が進んだ為?)、農耕社会や工業社会よりも狩猟採集社会の方が多様な食物をとり健康で伝染病にかかりづらい環境にあった、オーストラリア大陸の大型動物9割以上の絶滅はサピエンスによるもの、オーストラリアにサピエンスが到達した時には焼畑の技術を持っていた?サピエンス渡来は生物学的破壊が必ず起こり巨大生物な絶滅が必ず起こる、
      ・一万年前に起った農業革命、農業革命は史上最大の詐欺、小麦や稲に人類が騙された、小麦による人類の家畜化、単位面積当たりの食料は増やせた人口急増をもたらしたが雑食性のサピエンスの健康水準は落ちた、農耕民が作り出した余剰食料と運送手段
      ・普遍的原理をうたった神話の2つの事例バビロニアのハムラビ法典とアメリカの独立宣言、想像上の秩序は信じなくなると失われるので努力を要する、大規模な社会に必要な数理的情報、シュメール人が発明した脳に収められない数理的情報の書記、穢れと階級、男女差別の論理的な原因は分からないとしている
      ・人口の本能ネットワークを文化という、中世のキリスト教た騎士道の矛盾、自由と平等の矛盾は認知的不協和と呼ばれ最も活性化するゾーン
      ・「私たち」と「彼ら」の概念、人類普遍的秩序としての貨幣、帝国、宗教。ローマ人や大英帝国は負ける事に慣れていた、帝国の功罪、今日の文明のほとんどは帝国の遺産、帝国を選ぶ人は増加の一途を辿っている。
      >> 続きを読む

      2018/01/03 by

      サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」のレビュー

    • 評価: 5.0

      ずっと興味があったが読めずにいた本。ちょっとページを開いてみると思いがけず字が大きくてページ数が少ないことに気付いて読み始めた。

      我々ホモサピエンスは三つの革命を起こして、地球上に君臨するようになった。「認知革命」、「農業革命」、「科学革命」。とりわけ認知革命によって、人類は空想の産物を生み出して違う部族のホモサピエンスとも共存できるようになってきた。

      知的好奇心を満たしてくれる良書。下巻に続く。

      2017/11/23 by

      サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」のレビュー

    • 評価: 5.0

      【ビジネス書大賞2017 大賞受賞 】
      【ビジネス書グランプリ2017 リベラルアーツ部門 第1位】


      すべての人類(学生は必読!、幸福を考える社会人はぜひ)に読んでもらいたい本。読書が苦手なら、訳者のあとがき(要約されてる)だけでも、読んでみてほしい。

      >読書の醍醐味の一つは、自分の先入観や固定観念、常識を覆され、視野が拡がり、新しい目で物事を眺められるようになること、いわゆる「目から鱗が落ちる」体験をすることだろう。(訳者あとがきより)

      上下巻ありますが、けっこう読みやすいと思います。多分、「目から鱗」だと思います。赤鉛筆で線を引きながら読むとさらに読みやすい。引きまくりです。

      ワタシたちは人間(サピエンス)です。なので、地球に住むサピエンスって何者?て分かった方がいい。歴史から学ぶことは大事だと思う。

      伝説や神話、神々、宗教はもちろん、企業や法制度、国家や国民、さらには人権や自由までもが「虚構」である(妄想、想像ということも)。しかし、虚構にもとづいて、つまり架空の事象について考え、信用し、遠く離れた多数の見知らぬ者同士が互いに協力し、柔軟に物事に対処する能力、その人類特有の能力が、歴史をつくり、人類を発展させた。そして未来を作っていくのです。(”ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される”←ブッダの真理の言葉)

      幸福についてはお釈迦様の教え(初期仏教)を学んでるととても理解しやすい。ちなみに、仏教(お釈迦様の教えそのもの。大乗仏教とか宗派仏教とは違いがある)は”神”等には関心が無い(一神教でも多神教でもない。自然法則、真理を学ぶのが仏教)なので、”宗教(信仰)”ではないと思ってますが、一応宗教に分類されます。けれど、この本でも、他の宗教とは区別されて(一線を画して)るようです。仏教(信仰ではないお釈迦様の教え)を学ぶものにとって、著者の歴史の見方は肯けることが多いです。

      歴史は善い悪いではなく、ありのままにニュートラルに見ること。そのためにも広い視野をもつことが、大事なことなんですね。

      人間社会を冷静に見てみると、落胆や諦めのため息が出ることが多いかも知れませんが、もちろん希望(期待ではなく)もあります。だって、未来は決まっていないのですから。明るい未来は、私たちの”想像力”(心)にかかっているのです。

      とにかく、これは現代の、とくに視野の狭くなりがちな人間にとって必読書。

      人類の幸福をめざすなら、読んでおくと残りの人生にきっと役に立つと思います。
      私たちは何を頼りに、どう生きればいいのか、生きるヒントが歴史の中に見えてくると思います。

      ”私たちは何を望みたいのか?”

      >7万年前、ホモ・サピエンスはまだ、アフリカの片隅で生きていくのに精一杯の、取るに足りない動物だった。ところがその後の年月に、全地球の主となり、生態系を脅かすに至った。今日、ホモ・サピエンスは、神になる寸前で、永遠の若さばかりか、創造と破壊の神聖な能力さえも手に入れかけている。

      >不幸にも、サピエンスによる地球支配はこれまで、私たちが誇れるようなものをほとんど生み出していない。私たちは環境を征服し、食物の生産量を増やし、都市を築き、帝国を打ち立て、広大なネットワークを作り上げた。だが、世の中の苦しみの量を減らしただろうか?

      >・・・人間には数々の驚くべきことができるものの、私たちは自分の目的が不確かなままで、相変わらず不満に見える。・・・人類は今までになく無責任になっているようだから、なおさら良くない。物理の法則しか連れ合いがなく、・・・その結果、私たちは仲間の動物たちや周囲の生態系を悲惨な目に遭わせ、自分自身の快適さや楽しみ以外はほとんど追い求めないが、それでもけっして満足できずにいる。

      >自分が何を望んでいるかもわからない、不満で無責任な神々ほど危険なものがあるだろうか?(あとがきより)



      めっちゃ、中身が濃い!(上下合わせて星6つ!)
      >> 続きを読む

      2017/10/01 by

      サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」のレビュー

    • 評価: 5.0

      サピエンスがどう進化してきたか。
      そのことについて社会学からのアプローチで書かれている。よく言われる、ホモ・サピエンスは二足歩行になったことで両手を使えるようになり、脳が大きくなった。だが、他のサピエンスは違ったのか?むしろ、脳の大きさでいうと、他のサピエンスにはより脳の大きなサピエンスがいたらしい。
      なら、なぜホモ・サピエンスがここまで発展したか?それは共通の認識を広げることができたからである。私達が現在縛られている法律や習慣、国家までもが実体はなく、圧倒的多数が信頼しているからそれはあるのである
      以上のようなことを読ませられ、驚いた。確かに、国家も皆が信頼しているからあるだけで、国境線すら実際の地球上にはない。
      人類とは、そして私とはなんなのかそれを考えてしまった。下の方もきになる。
      >> 続きを読む

      2017/06/25 by

      サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」のレビュー

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福 | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本