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屍者の帝国 (河出文庫)

3.6 3.6 (レビュー6件)
著者: 円城 塔伊藤 計劃
定価: 842 円
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    「屍者の帝国 (河出文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      正直に言えば、本に書いてあった内容を理解したとは言い難い。難しい。読書後に本についての解説をしているサイトを探し、納得をした感じ。(感想とは関係ないけれど、こういう物語の詳細を詳しく描ける人って単純に「スゴイ」と思います)。作品の設定は読んでいて「おおっ!」と感心するぐらい良い。詳しく調べてみるとアニメ映画化されているようなので、映像で見て再度読むと自分には分かりやすいのかな。機会があれば円城塔さんの作品も手にしたいと思います。感想はこんなところです。

      2017/07/31 by

      屍者の帝国 (河出文庫)」のレビュー

    • 評価: 4.0

      伊藤計劃作品として読むには確かに違和感を覚える作品。けれど彼の作品独特の魅力はどこかありつつ違う作風で楽しめる一作。
      屍者とは何なのかその意思とは、とそのまま突き詰めて読んでいくのも楽しいけれど他の伊藤計劃作品二作と合わせて読んでいって意思について考えてみるのも楽しそうだと感じた。

      2015/11/07 by

      屍者の帝国 (河出文庫)」のレビュー

    • 伊藤計劃さんの作品は未読ですが、いろいろな方々のレビューを拝見する度に気になってしまいます。 >> 続きを読む

      2015/11/09 by ice

    • 独特な世界観で、リアルでは起こりえないSFを描いているはずなのに目の前で起こっているような生々しさも感じられて面白いです。 >> 続きを読む

      2015/11/11 by 露地裏

    • 評価: 4.0

      『虐殺器官』と比べて読むのに時間がかかる。情勢が複雑でいろいろな立場の人が入れ代わり立ち代わり登場するので、誰がどんな役割を持っているかが分かりにくい。それを助長するのが感嘆符の欠如で、セリフが疑問系なのか判別しづらい。ただ、それも前半に限った話で、一通り登場人物が出終えてクライマックスに向かうと構図がすっきりしてくる。屍者の真実(かもしれないもの)の発想もおもしろく、最終的には典型的な冒険活劇モノとして気持ちの良い結びになっている。気力があるなら読む価値はあり。

      2015/10/29 by

      屍者の帝国 (河出文庫)」のレビュー

    • 評価: 5.0

       あらすじ
       死者の肉体を復活させ使役する屍者技術が普及した19世紀末。屍者は労働力として生活に欠かせない存在となっていた。医学生ワトソンは大英帝国の諜報員としてアフガニスタンへと赴く。屍者の国を作ろうとする人物の噂、各地の屍者暴走事件、動きの滑らかな新型の屍者、各国の陰謀が渦巻く中、様々な糸は最初の屍者ザ・ワンへとつながっていく……。


       一番の魅力は、なんといってもフィクション・ノンフィクション入り乱れた19世紀の人物たちが登場することです。主人公がワトソンくん、ヘルシング教授が出てきたかと思えば、カラマーゾフ兄弟やフランケンシュタイン博士までも! そしてググってみてびっくり。レット・バトラーは『風と共に去りぬ』から、グラント元大統領やバーナビー大尉、日本の将校や藩士の人々は実在の人物でした。これはもう、物語が好きなら心浮き立ちまくる展開ですね。

       さらに、それらの登場人物については、その背景にある物語まで上手く組み合わされています。(大村益次郎の額が広いことまでも……)
       彼らを知っていればいるほど物語は厚みを増して絡まり合い、わくわくは大きくなっていくのです。

       しかしそうして恍惚に浸るのもつかの間。本書はこう言うのです。
      「もっともらしいお話が当座の時間稼ぎとして働き、他の可能性を封じ込めておく機能を果たす(p.254)」
       人は理解できる物語があれば真相などどうでもよくて、自分自身でさえもその物語に従って生きているというのですね。う〜む。

       例えば、記憶は思い出すたびに脚色されて分かりやすい物語になっていくし、他人の心境なんて想像するしかないわけで……。ノンフィクションだとしても、それはもはや物語にすぎないのかもしれません。同様に、意識が認識している現実でさえも物語だといえるのかもね……と、魂や意識について論じられるたびに、ぐらぐらと心が揺さぶられるのでした。

       それにしても、聖書の話とか進化論とか、ロボット三原則へのオマージュとか、手広くネタが詰め込まれています。英国諜報機関のボスが「M」なのはやっぱりあれだろうか、ラスボスが掲げていた説はもしかして『地球の長い午後』かな、と勘ぐり始めると止まりません。

       この『屍者の帝国』は実質円城塔さんの作品だという話を耳にしたため、伊藤計劃大好きな私としてはなんとなく避けていました。しかしこの度、彼の三作がアニメ化するというではありませんか! これは読まずにはいられませんでした。

       確かに、本作は伊藤計劃の作品だとは言い切れません。……しかし円城塔作品とも言えません。私にとって、これは「伊藤計劃×円城塔」という新しい作家による作品なのでした。

      「一人だと早く行ける。一緒だと遠くへ行ける」というどこかの部族の諺があります。本作には「伊藤計劃っぽい円城塔」みたいなぎこちなさはありました。しかし「伊藤計劃のテーマを円城塔が掘り下げたら……」という新境地でもありました。もし別々だったら、たどり着けなかった作品だと思うのです。

       私のなかで本作と共に「今年のベスト」レースを争っている『火星の人』も映画化されてるみたいです。SF映画が非常に熱い今日この頃です。
      >> 続きを読む

      2015/09/08 by

      屍者の帝国 (河出文庫)」のレビュー

    •  ぼくは伊藤計劃の「虐殺器官」よりも円城塔の「self reference engine」の方が好きですが、どちらも日本人離れした才能の持ち主だと思います。伊藤計劃の夭逝が惜しまれます。

      「あんた、生命とはなんだと思う」
       笑い飛ばされるかと思ったが、振り返ったバーナビ−は不思議そうな顔で淡々と告げた。
      「性交渉によって感染する致死性の病」

       意識とは人間が進化の過程で感染したある種の菌株の働きなのだというアイデアは、きっとミトコンドリアあたりからの発想だと思いますが、伊藤計劃のプランに含まれていたものか、あるいは円城塔が発展させたものか。そんなことを考えながら読んでいると、ほんとに興味は尽きませんね。
      >> 続きを読む

      2015/09/12 by 弁護士K

    • >弁護士Kさん
      未読ですが、伊藤計劃さんも「ディファレンスエンジン」関連で「The Indifference Engine」がありますね。そういった部分で似ているともいえますが、やっぱり作品の個性はかけ離れていたり……面白いです。

      >「性交渉によって感染する致死性の病」
      ここは私も強く記憶に残っています。
      どこかで使ったら引かれてしまうでしょうか……笑

      >意識とは人間が進化の過程で感染したある種の菌株の働きなのだというアイデア
      ここは私的には、「地球の長い午後」でキノコが人間の頭に同化して意識が発達するのを思い起こさせます。
      ミトコンドリアをテーマにした作品はロマンがあって、ちょっと怖かったりして、かなり好きです。興味は尽きません。
      >> 続きを読む

      2015/09/13 by あさ・くら

    • 評価: 3.0

      屍者の復活技術が確立された19世紀、医学生ワトソンは最初の屍者ザ・ワンを探すために行動を起こす。

      伊藤計劃最後の作品(と言っても、プロローグとプロットのみだが)ということで、期待して読んだ。

      プロローグはこれから先のストーリーがどうなるかと思わせるものだった。
      SFなのに19世紀が舞台という、意表を突いた過去設定なこと、聖書の記述が多々見られること、メアリ・シェリー作フランケンシュタインが物語に深く関わっていることなど、興味も惹きつけられるものだった。

      それなのに、とにかく読みにくい。わかりにくい。
      文章が回りくどいのか、何が言いたいのか一読でわからないことが多く、読むのに物凄く時間がかかった。
      読み進まないので、珍しく他の本と併読する程に進まない。

      やっと読み終えると、面白かったとかつまらなかった以前に、疲れた。

      それにしても、伊藤計劃と合作するつもりでいたわけもなく、計劃死後、引き継いでくれと依頼されて書くことは、大変な苦労だろうことは想像に難くない。
      余りにも頭のいいかたの文章だから、わたしの理解が及ばなくてすみませんという感じ。

      いつか再読してみたい。
      >> 続きを読む

      2015/05/03 by

      屍者の帝国 (河出文庫)」のレビュー

    • 自分も最初読んだ時「なんだこれ!?」と思わず言ってしまいました笑
      けど、凄い筆力と創作力には脱帽です。
      「ハーモニー」久々に読んでみようかな♪
      >> 続きを読む

      2015/05/04 by 澄美空

    • 澄美空さん

      わかります。
      「屍者の帝国」を読みながらも、はあ?わからんとかブツブツ言っていました。
      でも読みたくなる魅力がありますね。
      >> 続きを読む

      2015/05/04 by jhm

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