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どんがらがん

3.0 3.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 998 円
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    「どんがらがん」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      ミステリ・SF・ファンタジー作家アヴラム・デイヴィッドソンの短編集。
      本格ミステリ作家・殊能将之が編集している。
      本作では16作もの短編が収められている。
      ただし、解説で殊能が述べている通り、おそろしく読みにくい文章で、しかもそれが翻訳されているため、翻訳作品を読み慣れていない人にとっては辛い作品かもしれない。
      印象的な短編のみピックアップしていくが、集中のベストは疑いなく「物は証言できない」である。
      黒人差別を扱っているが、本格ミステリとして屈指の出来栄えである(本作は、EQMM短編小説コンテスト第一席受賞作)。
      解説で述べられている通り、デイヴィッドソンの「弱者への共感」が伺える作品である(ちなみに殊能はweb日記で障害者差別ネタを展開したことがあるが、あれはNGである)。
      「さあ、みんなで眠ろう」の「囚人たちにあてがう割り当てが、雌1匹に囚人ふたり以上になったら、もう貨物室は大荒れですよ」というセリフには失笑した。
      「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」は、この短編集の中で一番わかりやすい作品かもしれない。
      「眺めのいい静かな部屋」の「そうですの、わたしいつも言ってるんですのよ、鶏の腿肉ほど美味しいものはないって。背中はゴツゴツしてるし、胸肉はこってりしすぎて、足は白いのがいっぱいついているし、手羽だとーまあ何もついてないけど、腿はー腿がちょうどいいって、わたしいつも言ってるんですの」というセリフは、料理が好きな人なら首がもげそうなほど頷けるものであろう。
      ちなみに、デイヴィッドソンはエラリー・クイーン「第八の日」「三角形の第四辺」を代筆したそうである。
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      2019/10/31 by

      どんがらがん」のレビュー


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