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バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

4.6 4.6 (レビュー7件)
著者: 前野ウルド浩太郎
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    「バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      ファーブル昆虫記とバッタに魅せられた著者が、アフリカのモーリタニアにてサバクトビバッタを研究した際のエッセイ。

      話題になった本だが、まずタイトルと装丁が面白い。

      内容は、著者と昆虫の関わり、昆虫学者になるためには、モーリタニアの生活、相棒ティジャニのこと、無収入生活のこと、バッタ研究のことなど盛りだくさん。

      盛りだくさんだが、最初から最後まで面白い。
      その理由の1つに、彼のユーモア溢れる文才が挙げられると思う。
      所々笑わせてくれるし、そもそも彼のキャラクターも面白い。

      まぁ面白さは文章で伝えにくいのでぜひ手に取ってもらいたい。

      また、砂漠に住む昆虫たちも興味深い。
      特にサバクトビバッタは今まさに世界で問題になっている昆虫だ。

      なぜ問題か簡単に説明すると、サバクトビバッタは超巨大な群れを成し、驚くべきスピードで植物を喰い尽くしてしまう。それは人間の貧困問題や環境に大打撃を与えてしまうほど破壊性を持っているのだ。

      そんなバッタを愛してやまない著者。
      彼の願望はなんと、「バッタに食べられること」
      グロい話ではなく、過去にサバクトビバッタの群れに遭遇した女性の服が緑色だったそうなのだが、その服が全て食べられてしまったという話があり、それに憧れたのだった。

      (なので本書の背表紙には著者が緑タイツを纏ってバッタの群れの中、恍惚の表情を浮かべながら両手を広げて立っている写真が載せられている)

      バッタの話も面白いが、彼の相棒ティジャニも面白い。彼が著者を騙して多めの給料で契約したことや、彼が離婚してすぐ再婚した話など…まぁ直接バッタには関係ないけど面白い。

      ここまで面白いを連呼してるけど、彼のバッタに対する探求心というのは素直に尊敬できる。

      安全な道を選ぶこともできた彼が、無収入になるかもしれないが好きなことに没頭できる道を選んでいき、それに共感する仲間がどんどん増えていく経過を見ると、誰にでもできることではないと実感する。

      ビジネス雑誌の金字塔「プレジデント」で連載を持ったのも納得ができる。
      本書はビジネス本としても有能だと思う。


      昆虫が好きな人もそうでない人もぜひ読んで頂きたい本。


      うちの五歳になる息子が絶賛昆虫大好きキャンペーン中なので、これが数年後も続くようならぜひ読ませたい。

      まぁ、著者曰く、本書の意義のひとつが、読者の子どもが「アフリカにバッタを研究しに行きたい!」と言わないようにするためらしいけど(笑)
      >> 続きを読む

      2020/07/07 by

      バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)」のレビュー

    • 評価: 5.0

      バッタの事のみならず、モーリタニアの国や人々の様子が生き生きと描かれていてとても面白かった。
      それとポスドクの辛さや現状もよく分かった。
      基本、図書館で借りて気に入ったらアマゾンのマーケットプレイスで中古買ってたけど少しでも著者の印税の足しになりたいから新刊買おう。

      2019/09/10 by

      バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)」のレビュー

    • 評価: 4.0

      「その者緑の衣を纏いて砂の大地に降り立つべし…」

      キャッチーなタイトルとイカれた姿。
      どうせヘンテコ本だろうと読み始めましたが、これが結構面白い。気がつけば一気読み。

      毎日出版文化賞特別賞受賞作品
      昆虫ブームに乗った1冊ではなく、若い研究者の成長を描いたビジネス書です。

      ファーブル昆虫記に憧れ、昆虫学者を目指した一人の若者。
      博士課程までとったものの日本では昆虫研究者の就職先など殆なく、ポスドクとして先の見えない将来に不安を覚える日々。このままでは先がないと一念発起し食糧飢饉問題を引き起こすサバクトビバッタの研究のためにモーリタニアの地に単身乗り込む。

      異文化・過酷な環境での苦闘から、研究費が打ち切られ無収入の日々。苦境に陥った時、気がつけば温かい支援をしてくれる人々との掛け替えのないつながりが生まれている。それが前野氏を一回りも二回りも成長させていくことが本著から教えられる。

      フザけたタイトルも格好も読み終えたあとには、アフリカの食糧危機、サバクトビバッタに対してしっかりと関心を持ってしまっており、著者の思う壺。拍手。
      >> 続きを読む

      2018/11/20 by

      バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)」のレビュー

    • iceさん

      節々にあのアニメネタが出てきます。
      やっぱり昆虫学者にとって思い入れのある作品なのかもしれません >> 続きを読む

      2018/11/20 by ybook

    • 聞いたことあるけどなんだっけ~
      こういうのすごくじれったいです。
      今はネットで検索できて大変ありがたいです。
      ナウシカかε-(´∀`*)ホッ
      >> 続きを読む

      2018/11/21 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

      面白かった。アフリカで活躍したいという、私もかつて抱いた夢を叶えた博士の話。でも本人は、その時その場を頑張ってるだけなんだろうな。講演も聞いてみたいわ。

      2018/05/17 by

      バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)」のレビュー

    • 評価: 5.0

      面白いだろうな、絶対面白いだろうなをタイトルや表紙から察していましたが予想以上、むしろ予想を裏切る様な面白さも持っていました。
      想定していたのはギャク線の強いエッセイ、それはもちろん保証されています。でもそれだけじゃない、それだけじゃない!これは一人の熱い熱い(ちょっと熱すぎるくらいの)研究者の奮闘の記録だと感じました。日本に住んでいるとバッタが害だとなかなか思いませんでしたが、まさかこんなことにという衝撃画像。日本における研究者の厳しさの奮闘記の一面と、バッタに体を食べられたいという少々愛の強い研究者の面白すぎる日常とのバランスが絶妙です。さらに研究の着眼点をどこから見つけ出すのかなども書かれているので卒論中の身としてはとても参考になりました。おなか抱えて笑えるのに胸が熱くなるぜひまたこういった本を読みたいです。 >> 続きを読む

      2018/05/12 by

      バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)」のレビュー

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