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ニコマコス倫理学(上) (光文社古典新訳文庫)

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: アリストテレス
定価: 1,382 円
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    「ニコマコス倫理学(上) (光文社古典新訳文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

       哲学、倫理学の歴史における大著ゆえ、読まなければならないと思っていたのだが、一度、岩波文庫版で挑戦したものの、哲学書の邦訳特有の厳かな文体にあてられ、上巻と途中で中断していた(プラトンの『国家』を読んだ直後だったというのもある)。しかしながら、今回ふと大学図書館にあったこの光文社古典新訳文庫版を手に取り読んでみると、驚いた。非常に読み易かったのである。今まで、光文社古典新訳文庫はその値段ゆえに手を出しにくかったが、その値段に見合うほどの内容の明快さだった。新訳というものには常に批判がつきものだが、ギリシャ哲学を専門とする二人の著者によるものなので、ある程度信頼性はあるのではないだろうか。
       肝心の中身だが、前々から思っていたのだが、現代思想に比べて、古代ギリシャ哲学の諸作品の方が、断然論旨が明快に思える。それは、人類全体に通じる普遍性のある内容について扱っているからだろうか。たとえば、善だとか愛だとか、正義と言った我々が有史以前から追い求めてきたそれらを明確に定義し、追及する姿勢は、アリストテレスが万学の祖と呼ばれる所以を伺わせた。細かい内容については、この本の後半についている解説に詳しい。これらの解説も非常に良い要約になっており、この解説と注釈だけでも出版の価値はあったと思う。
       最近は哲学書を歴史を辿って読み進めているが、つぎはショーペンハウアーあたりだろうか…。
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      2017/11/23 by

      ニコマコス倫理学(上) (光文社古典新訳文庫)」のレビュー


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