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カササギたちの四季

3.8 3.8 (レビュー3件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 609 円
いいね! Tukiwami

    「カササギたちの四季」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
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    • 評価: 4.0

      リサイクルショップのカササギで働く2人の日常。
      推理をすることに目ざとい華沙々木と、それを肯定するため動く日暮。

      疑問に思う事柄に対し、華沙々木が推理を披露しようとすると、日暮がちょっと待てと時間を取らせて真実を構築するため準備を。
      華沙々木の推理が正しいとさせるのは、すべては菜美のため。

      真実=正しいとは限らない。
      そういうことを見せるドラマであり、あくまでも華沙々木と日暮にとっての真実である。

      冒頭に出てくる強欲なヤクザ和尚が意外と味を出しており、ラストの章には違う顔も見せてくるのが楽しい。
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      2020/03/25 by

      カササギたちの四季」のレビュー

    • 評価: 5.0

      この著者は重い雰囲気の話が多い印象だけどこれはキャッチーでコミカル。
      キャラも立ってるし読みやすい。
      こういうのの方が自分としては好き。続編期待しちゃう。

      四季に合わせて四つの短編。
      ミステリとしてはひねった構造になっているけど小難しい印象を与えないのがいい。
      著者お得意の豆知識も随所に散りばめられててストーリーに深みを与えてる感じ。
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      2019/11/29 by

      カササギたちの四季」のレビュー

    • 評価: 4.0


      道尾秀介が「月と蟹」で直木賞を受賞した後の第一作「カササギたちの四季」を読了。

      リサイクルショップ・カササギの副店長、日暮正生を主人公に据えて、店長の華沙々木丈助となぜか店に入り浸る中学生の南見菜美、手強い交渉相手の和尚をレギュラーに配した、全四篇からなる連作短篇集。

      各篇は、客先で発生したトラブルを店長が迷推理して、日暮正生が後でこっそりフォローするという展開になるんですね。
      菜美との縁は第三話で、和尚との一応の決着は最終話で、それぞれ語られる趣向だ。

      登場人物の終始ユーモラスなやり取りとは裏腹に、四篇ともテーマは「不安定な家族」であり、当事者同士がすれ違い、軋み、最後に救いが示唆されて終わる。

      上手いのは、探偵役の日暮正生が分をわきまえているところだ。
      彼は、良心や正義感の押し付けを一切せず、判断は当事者に委ねるんですね。
      他人が介入しても、真の問題解決は成し得ないことを、正生は知り尽くしているのだろう。

      この節度は、大変好ましくもあり、推理面の出来も見事で、正生による「正解」の強固な論理の構築はもちろん、華沙々木の間違った推理までフォローして心憎いばかりだ。

      四季折々の美しい情景描写も魅力的で、著者の新たな代表作になるかもしれないと思いますね。


      >> 続きを読む

      2019/01/08 by

      カササギたちの四季」のレビュー


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