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みなまた海のこえ

5.0 5.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,890 円
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    「みなまた海のこえ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      石牟礼道子さんが文章を書いている絵本。

      かつて、あらゆるいのちが仲良くつながって幸せだった水俣の海や山や村。
      生まれてくる子どもは、みんな喜ばれ、みんなでそのいのちが生まれてきたことをよろこんで、これから幸せな人生を送るだろうとみんなで思っていた。

      しかし、最初にチッソの工場が来た時に、山からキツネたちが巣を爆破されて追い出されて天草に逃れていき、

      徐々に、海や湧水に毒がたまり、魚や生きものたちも、そして生まれてきた子どもまでが、毒にやられて苦しみながら死んでいく。

      彼らの無念の声と、かつてこの地がどれほど豊かで幸せな地であったかを、絵も文章も入魂の筆で描いていた。

      多くの人に一度手にとって読んで欲しい。

      また、水俣病の淵源は、決して昭和の三十年代ではなく、もっと昔から、戦前の、工場が進出した時からに始まる、ということをキツネの物語を通じて描いているところに、考えさせられた。
      自然が狂いだすのは、本当にひどい状況が目に見えるようになってからだけでなく、ささいなところから始まっているのだと思う。
      その時に、その変化や声に耳を傾けることができていたら。

      声なき悲しみや無念の声を代弁する石牟礼さんの言葉は、本当に貴重なものだと思う。
      >> 続きを読む

      2013/04/30 by

      みなまた海のこえ」のレビュー

    • 人間への影響は当然知っていましたが、うかつにも動物への影響は考慮から外れていました。

      これも人間のエゴですね。反省します。。。
      >> 続きを読む

      2013/04/30 by カカオ

    • <iceさん

      おっしゃるとおりで、私も絵本があらゆる重いテーマに真っ向から挑んでいることには、いつも驚きます。
      子どもにも、そして大人にも、読んで欲しい一冊でした。


      <makotoさん

      同感です。
      なんとも悲しい気持ちになる絵ですよね。。


      <sunflowerさん

      本当に、まだつい最近の出来事なんですよね。
      被害者の方も現在進行形で苦しみや悲しみを抱えて生きておられるわけですし、患者認定の範囲の問題も、今も現在進行形の問題なんですよね。。


      <空太さん

      琵琶湖の汚染も、かつて深刻な問題だったそうですよね。
      その後国の政治家としては随分批判もあったようですが、武村さんや嘉田さんは知事としては一生懸命この問題に取り組まれたようですよね。
      日本のあちこちの美しい自然を、なんとか回復して取り戻していきたいですよね。


      <カカオさん

      動物も人間も同じ世界にともに生きているので、どちらかに被害がくれば、両方ともに被害をこうむるのだと、あらためてこの頃考えさせられます。
      >> 続きを読む

      2013/05/02 by atsushi


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