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昭和の犬

Perspective kid
3.3 3.3 (レビュー2件)
著者: 姫野 カオルコ
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,680 円
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第150回 直木三十五賞
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    「昭和の犬」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      姫野カオルコさんと言えばジャージでの会見の印象しかなく、予備知識なしの状態で読みました。どことなくクセの強さを感じますが、そこまで読みにくいというほどではなく物語自体はむしろ淡々と語られています。

      私は物語の殆どを占める昭和という時代をあまり知りません。人々は普通に暮らしていても、何となく戦後の翳りが残る昭和という時代。リアルタイムでの経験がないがために、この作品や姫野さんという作家の表現力の魅力を完全には感じ取れなかったと思われます。
      ただ、動物を飼う事に対する考え方、飼い主の責任やステイタス…犬を飼うスタイルの変化が時代の移ろいを反映しているように思えました。

      主人公のように、翳の部分を感じながらも「恵まれていた」と思うことが出来たなら素晴らしいことだと思います。それが昭和であっても平成であっても。
      >> 続きを読む

      2015/08/12 by

      昭和の犬」のレビュー

    • 評価: 4.0

      幸せだった。たとえ、翳りある時期もあった昭和でも。
      人生のそばにいつも犬や猫がいた。

      太平洋戦争後の混沌とした世界の中暮らす3人。
      少女・イクの友達は、犬や猫だった。

      割れたように怒鳴り散らす父親。
      奇妙に笑う母親。
      変質な両親の中で、淡々と暮らすイク。

      離れたい一心で、両親から逃げるように、滋賀から東京へ出る。
      安さを求めて、始めた貸間暮らし。
      そこで見たいろんな家族。

      昭和の流行のように、犬もまた、ペットとしての流行があった。
      おもちゃや宝飾品のように、飼われていくが、飼い方をしらない人々。

      犬は社会的な動物。
      父権を機軸に生活している。
      たちどころに、飼い主やまつわる人々をポジショングしている。

      そんな性質をわきまえず、溺愛したり、放置している、
      飼い主への警告にも思える。

      自分から離れたのに、親の介護に奔走する生活。
      恋とは無縁だった生活。
      そして、自分自身も、病気に蝕まれる。

      それでも、イクは顔なじみになった老人の犬に語りかける。
      『今日まで、私の人生は恵まれていました。』と。
      そのとき起きた奇跡。
      初めて笑う犬の顔を見られた。

      読後、じんわりと、人生を淡々と受け入れて生きていくイクに、温かさを感じる。
      「笑う犬の顔」。
      それは、受け入れるイクに、神様くれたご褒美に思える。
      2013年下期直木賞受賞作品。
      >> 続きを読む

      2014/09/01 by

      昭和の犬」のレビュー

    • ペットを飼ったことがないので、この本を読んで温かい気持ちになりたいです(^^)

      2014/09/01 by マカロニ


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