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寄る年波には平泳ぎ

4.5 4.5 (レビュー1件)
著者: 群 よう子
カテゴリー: 評論、エッセイ、随筆
定価: 1,365 円
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    「寄る年波には平泳ぎ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      「かもめ食堂」の群ようこさんによる、何気ない日常エッセイ。自称“おばちゃん”こと群さんが、日々出会う人々や出来事をコミカルに、そしてちょっとシニカルにツッコミを入れていく様が何とも痛快で気持ちよく、とても楽しい本です。カフェで読みながら笑いをこらえるのに必死で、隣のお姉さんはさぞ不審に思ったことでしょう。

      群さんの日常には様々な人が現れますが、これがまた面白い。自己中オバサン3連発、小学校受験の面接のための洋服に50万をつぎ込むママ、スマホの使い方に頭を悩ますお友だち。直接は気が引けて言えない「本音ツッコミ」が、言えなかった後悔の分、3割増し?で活字になって踊ります。読んでいてなんか既視感があると思ったら、実家に帰った時の母親の世間話によく似ているのでした。この世代の方々の、年数に刻まれた苦労や努力に裏打ちされたツッコミセンスには舌を巻きます。

      以前ある女優が「アンチ・エイジング」という風潮に疑問を呈して、多くの同世代の方の共感を得たことが話題になりました。本書のタイトルにも感じることですが、いつまでも重ねる年齢に抵抗するよりも、年齢に見合った力の抜けた自然体でいるほうが清々しい印象を受けます。それは、「正しいおばちゃんとして淡々と過ごしていこう」という筆者の決意にも表れています。

      最初から最後まで愉快な本ですが、部分的に例えば若い人が頭を使わないようになった、等の決め付け感がちょっと微妙ではありました。それも含めてありのままの気持ちを綴っているところが魅力なのかもしれません。

      とにかく笑いたい方、最近世の中どーなのよ、と思うことが多くなってきた方には是非。群さんが話し相手になってくれますよー。
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      2017/02/16 by

      寄る年波には平泳ぎ」のレビュー


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