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山女日記

4.0 4.0 (レビュー9件)
著者: 湊 かなえ
定価: 1,512 円
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    「山女日記」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      めんどくさい「山ガール」の実態

      湊かなえさんのミステリは女性視点で世界観が狭い印象でした。
      女性視点でのモノローグや思考回路を読んでて「めんどくせ」と思うこともしばしばで、男性読者としては 興味深く読める側面もあったり(;´Д`)
      このところステリ色一辺倒でないものも書いてらっしゃるわけだけど、本作はまさにそういう「誰も死なない」路線の作品である。
      先日読んだ、「八月の六日間 」と比較してしまう。

      めんどくせ!

      (amazon解説)
      このまま結婚していいのだろうかーーその答えを出すため、「妙高山」で初めての登山をする百貨店勤めの律子。一緒に登る同僚の由美は仲人である部長と不倫中だ。由美の言動が何もかも気に入らない律子は、つい彼女に厳しく当たってしまう。/医者の妻である姉から「利尻山」に誘われた希美。翻訳家の仕事がうまくいかず、親の脛をかじる希美は、雨の登山中、ずっと姉から見下されているという思いが拭えない。/「トンガリロ」トレッキングツアーに参加した帽子デザイナーの柚月。前にきたときは、吉田くんとの自由旅行だった。彼と結婚するつもりだったのに、どうして、今、私は一人なんだろうか……。
      真面目に、正直に、懸命に生きてきた。私の人生はこんなはずではなかったのに……。誰にも言えない「思い」を抱え、一歩一歩、山を登る女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。女性の心理を丁寧に描き込み、共感と感動を呼ぶ連作長篇。
      >> 続きを読む

      2018/09/02 by

      山女日記」のレビュー

    • 評価: 4.0

      いろいろな思いで山に登る山ガールの話。
      短編集。
      嫌ミスではない湊さんの作品。
      山登りもいいなぁ。。。と、思った。

      当時のブログより

      2016/11
      BSでドラマ化
      工藤夕貴
      黄川田将也
      南野陽子
      温水洋一
      上原多香子
      >> 続きを読む

      2016/08/16 by

      山女日記」のレビュー

    • 評価: 評価なし

      こういう物の湊さんもいいですね!
      読み終わってからトンガリロを検索しました〜
      これはいいとこだわー
      牧野さんが好きだわw

      2016/04/14 by

      山女日記」のレビュー

    • 一瞬「でんでら」みたいな感じ!?と思いましたが湊かなえさんの作品でちょっとホッとしました(笑)

      ほんと一瞬背中が粟立ちました(^_^;))

      牧野さん・・・・気になりますね~( ̄ー ̄)ニヤリ
      >> 続きを読む

      2016/04/14 by 澄美空

    • 澄美空さん
      「デンデラ」!www
      いや〜これはあっち系ではないですよw
      人生を見つめ直す女性の物語を山に絡めて書いてるお話です^^;
      いろいろな女性でてきますが牧野さんがいいですね!w
      >> 続きを読む

      2016/04/14 by 降りる人

    • 評価: 3.0

      私は、ランニング・登山。それと、街中であれたっぷり歩くことも大好きだ。
      だから、こんな「山」を題材にした、いい作品に出会えると、とても幸せ。
      主人公はみな「女」。
      山ガールなんて言葉が出来てだいぶたつけれど、ここに出てくるのは初心者だけでなく、学生時代は登山部等で体と鍛えたが、就職と同時に山と縁遠くなり…って「女」も多く登場する。だから、無謀な登山ではないし、ブランクがあるからこそ慎重に山に向き合っているのが伝わって、山好きとしては好印象。
      しばらく山から遠ざかっていた女たちが、再び山に気持ちが向いたのは、それぞれ胸に黒いものを抱えているから。
      山に身を置くことは、それだけで何とも言えない幸福感を伴う。
      それを知っているからこそ、より深く追体験が出来た気がする。
      >> 続きを読む

      2016/01/26 by

      山女日記」のレビュー

    • みずからの経験と書物の内容とがうまい具合に溶けあったいいレヴューですね。登山のような、苦しみを伴うものを趣味にしている人はまぶしいです。読書にしてもそうですが、苦難のなかに喜びを見いだしたいものです。 >> 続きを読む

      2016/01/27 by 素頓狂

    • 評価: 4.0

      僕は完全にインドア派なので、登山の面白さが理解不能なのです。
      それでも、根強い登山ファンがいることや、昨今の“山ガール”人気などをみていると、きっと登山にはインドアの僕には想像もできない魅力があるのだろうな、と思っていました。

      幻冬舎さんの『GINGER L.』誌の2012年から2013年に亘って連載されていた連作短編を纏めたものです。
      作品ごとに主人公や登場人物は違いますが、いずれもそれぞれの人生の一ページを、「登山」に絡めた物語。
      ミステリではないので、人は死にませんし、謎もときません。
      登山に魅せられて、人生の岐路にさしかかった女性たちが登山を通じて、その先を懸命に探り当ててゆくといった姿を描写した物語です。
      “連作”というのは前作の脇役だった女性が、次作の主人公という具合に人間関係が途切れず繋がっていくという趣向からです。

      ちなみにタイトルの「山女(やまおんな)日記」とは、山好きの女性が集まるサイトの名称とのこと(「さんじょにっき」だとずっと思っていました)。
      ここで、登山の必須グッズや、新製品の情報交換、登山体験記などをチェックして週末の登山を楽しみに待つというのが、昨今の山ガールの流行という設定です。

      各話のタイトルは作中に登場人物たちが登山を試みる山の名です。

      妙高山
      火打山
      槍ヶ岳
      利尻山
      白馬岳
      金時山
      そして、ニュージーランドのトンガリロ

      結婚だったり、友情だったり、恋愛だったり、自分自身の生き方だったり。
      彼女らはそれぞれに思い悩みつつ、一歩一歩、山を登ります。
      周囲と自分との距離感や、人生についての考え方といった、ひとりの人間としての立ち方というのを、女性は、とても真面目に、真剣に考えます。
      登山を通じて、自らの内側の声に耳を傾ける者、ともに登ってゆくそのうしろ姿に幻滅を覚える者。
      そういった女性特有の重厚な心理の移ろいを、平易でなめらかな文章で描きます。
      さすがと思わせる構成の巧みさ、心象風景の描写は、ベストセラー作家ならでは、ベテランの風格さえ漂います。
      少し依怙贔屓気味かな…と、いちど冷静になってみましたが、やはり水準以上の作品です。

      湊さんはハッピーエンドがお好きです。
      “イヤミスの女王”なんて称号が与えられていますが、反して、その作品のほとんどが幸せな結末だったり、明日への希望を感じさせる結末です。
      そこまで書く?というくらい深く女性の内面をえぐりますから、読んでいて不快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
      なんだか女性全般の恥部を露骨に晒されている様な気になるかも。
      男性の僕は、うわ~メンドくさいな、と思う場面は多々ありましたが、女性にしてみれば当然の感情なのでしょう。
      そういう負の部分を隠さずに、敢えて晒すように小説にしてくださるのが、湊さんを好きな理由です。
      本作を読んでみて、はっきり認識しました。

      本作中で、ご自身の原作で映画化された『北のカナリアたち』や、近著『リバース』を、何気なく織り交ぜて宣伝をしているあたり、やっぱりプロだな~、と変に感心してしまいました。
      >> 続きを読む

      2015/12/17 by

      山女日記」のレビュー

    • >月うさぎさん
      いつも、コメントありがとうございます。
      湊さんはイメージがついちゃってますね、イヤミス作家さんっていう。
      デビュー作の『告白』が、その色が強くって、ましてベストセラーになって、彼女の代表作といってよいすばらしくおもしろい作品なので、それでですよね。
      あとは、結構、普通の作家さんと思いますよ、個人的には。
      イヤミスといえば、むしろ消えてしまった沼田まほかるさんが断然でしょう。

      >登ったら降りなくちゃならないじゃない。せっかく苦労して登ってさ~。

      これは、普通じゃないですか(笑)?僕もおんなじです。
      歩くのも好きですが、目的がないと駄目なタイプで、とりあえず散歩ってのが苦手です。
      学生の頃、長距離をやっていました。
      コツコツと毎日長い距離をただ走るだけだったんですが、走るときって思考が走ること(ペースや自分の体調だったり、路面の状況だったり)に集中していて、いろいろと脳内が忙しいんですね。
      “歩く”のは、そんなに考えることがないので、暇を持て余して、歩きながら読書になっちゃいます。
      通勤中に夢中で本を読みながら横断歩道を渡っているオジさんとして、近所で有名です。
      >> 続きを読む

      2015/12/19 by 課長代理

    • >ゆうゆうさん
      いつも、コメントありがとうございます。
      湊かなえさんは様々なタイプの女性の内面を、すごく上手に文章にされますよね。
      ひとりひとり人生は十人十色ということを、改めて実感させてくれる作家さんでもあります。
      この手の作家さんの手にかかると、ごく普通の方に半生を取材しても、ある程度の起伏に富んだ物語にしたててくれそう。
      そう考えると、彼女の創作のネタはまだまだ無限にありますね~。
      新作『ユートピア』も楽しみです。
      とりあえず、あと3作ほどで全読みになるので、既刊をやっつけちゃいます。
      >> 続きを読む

      2015/12/19 by 課長代理

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