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土漠の花

4.0 4.0 (レビュー8件)
著者: 月村 了衛
定価: 1,728 円
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第12回 本屋大賞 / 5位
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    「土漠の花」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      アクション映画のノベライス版的な軽さ。
      でも「戦わないはずの日本の自衛隊が戦う」という展開は大きな問題を孕む。
      折しも憲法改正の項目のことを思うと嫌な想像をすることができる。

      問題作といえば問題作のようになるんだけど...こういう観点からいう真意とはズレている気も(;´Д`)

      (amazon解説)
      ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。その野営地に、氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込んだとき、壮絶な撤退戦の幕があがった。圧倒的な数的不利。武器も、土地鑑もない。通信手段も皆無。自然の猛威も牙を剥く。最悪の状況のなか、仲間内での疑心暗鬼まで湧き起こる。なぜここまで激しく攻撃されるのか?なぜ救援が来ないのか?自衛官は人を殺せるのか?最注目の作家が、日本の眼前に迫りくる危機を活写しつつ謳いあげる壮大な人間讃歌。男たちの絆と献身を描く超弩級エンターテインメント!
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      2018/09/29 by

      土漠の花」のレビュー

    • 評価: 4.0

      自衛隊がソマリアの国境付近でヘリが墜落し救助にあたっていた。そこに女性が助けを求めて来た。そこから、一気にドンパチが始まる。機関銃、拳銃、武器、自衛隊に詳しいとそれなりに面白いと思うが、そんなことお構いなしに手に汗握り面白い。どこかハードボイルドに通じる気がする。男の友情も描かれていて、胸に熱い物がこみ上げて来る。

      2017/10/20 by

      土漠の花」のレビュー

    • 評価: 3.0

      男たちは、命を賭けて女を守った。
      なぜここまで激しく攻撃されるのか?
      なぜ救援が来ないのか?
      自衛官は人を殺せるのか?

      ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。
      その野営地に、氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込んだとき、壮絶な撤退戦の幕があがった。
      圧倒的な数的不利。
      武器も、土地鑑もない。
      通信手段も皆無。
      自然の猛威も牙を向く。
      最悪の状況のなか、ついには仲間内での疑心暗鬼まで湧き起こる。

      幻冬舎さんの「パピルス」誌へ2014年2月から同年8月に亘って連載されていたものを纏めたものです。

      ソマリア海域で頻発する海賊被害に、国際協力と治安維持、邦人保護の観点から、日本も自衛隊をアフリカ紛争地帯へ派遣しました。
      現地は、アフリカの民族対立からなる紛争の他にも、中東から流れる武器、そしてイスラム原理主義者たちテロリストも跋扈し、常に緊張状態が強いられる極限の戦場でした。
      折から入る国際有志連合の連絡ヘリ遭難の一報。
      本来であればアメリカ海兵隊のTRAP(タクティカル・リカバリー・オブ・エアクラフト・アンド・パーソナル)が出動すべきところ、米軍は全軍を挙げてイスラム武装勢力掃討作戦の最中。
      急遽、出動要請を受けたのは、友軍である日本の陸上自衛隊第一空挺団でした。
      拠点外での活動は異例としながらも、現地本部は事案の緊急性から選抜隊員による任務遂行を決定します。
      隊長吉松三尉率いる総勢12名の警衛隊の精鋭たちが、戦乱の続く東アフリカの土漠のなかへ踏み出してゆきます。
      無残に墜落したヘリを発見、乗員の死亡を確認したのち、彼らは遺体の収容を明日に決定、野営の準備に取り掛かっていました。
      そこへ、転がり込んできた若い現地の少女たち。
      聞けば、住んでいた村が襲われ、民族浄化の名のもと、大量虐殺を逃げてきたとのこと。
      事情を聴き、保護を決定する吉松三尉でしたが、警衛隊内部でも意見が分かれるところではありました。
      彼女らを保護した場合、最悪、戦闘を余儀なくされるかもしれない。
      最悪の予感は現実のものとして警衛隊を襲い、非日常的な"殺し合い"が始まり、ある者は果敢に戦い、ある者は困惑のまま虐殺され、ある者は神に祈ります。
      生き残った警衛隊員と、保護された少女の、国際活動拠点ジブチへの絶望の逃避行が始まります。

      映画「ブラック・ホーク・ダウン」に代表されるような局地的アメリカ戦争映画を、アメリカ軍ではなく日本の自衛隊員を主人公に据えてノベライズしたような作品です。
      現在のアフリカの窮乏や惨状、イスラム過激派の影響力、そして自衛隊内部の闇など、よく調べられており、現実感たっぷりに読むことができました。
      エンタメ小説としては及第点と思います。

      軽くサラッと読めてしまったのは、この本の前に取り掛かっていた長浦京さんの小説の影響かもしれません。
      完成度を比較してしまうと、著者の力量の差を嫌が応にも実感することとなり、違うジャンルの小説を間に挟めばよかったと、少し後悔してしまいました。

      アフリカの部族間の戦闘、ジェノサイドというものはなくなりませんね。
      作中でも少女が言っているように「昔は部族間にもめごとがあっても
      長老たちが話し合い、ヤギや食料の交換などで平和裏にことが済んだ。でも今は違う。他国から大量の火器、銃器が流入し、男たちは武装を覚えた。石油から得られる莫大な利権に味をしめた。そして憎悪だけが残った」、これはその通りなのでしょう。
      本作は、日本に生まれた幸運を思いたくなる、アフリカの悲惨な現状を知る第一歩としても有益なものなのかもしれません。
      どうしても日本人には他人事にしか思えないですからね。
      命の価値が軽い。
      アフリカだけでなく紛争の火種は世界各国にあります。
      肌の色や国籍などは関係なく、命の重さは等しくあるべきと思います。
      そうは言いつつも、障害を持たれる方々を身勝手な理由で何人も刺し殺すような輩を前に同じことが思えるか、と自問自答してみると返答に苦しみますが。
      >> 続きを読む

      2016/08/05 by

      土漠の花」のレビュー

    • 評価: 4.0

      ソマリアで墜落ヘリの救助活動にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。彼らの元に民族抗争から逃れてきた族長の娘、アスキラが来たことで、突如として戦闘に巻き込まれる。

      先の展開が気になり、時間があれば本当に一気読みしたかった。ほぼ全編戦闘シーンだが、それでも読みたくなる。
      圧倒的に武器や数が不利の中で、通信手段や土地勘もなく、アフリカの過酷な自然とも闘いながら壮絶な撤退戦を繰り広げていく。誰もが自身の過去と向き合いながら、絶望的な状況の中で仲間を助けるため、次々と自らの身を犠牲にしていく隊員たち。それでも事後処理の中で、彼らの死は隠蔽されてしまう。遺族にすら真実が伝えられない理不尽さに、普通なら相手を抑え込むような事を言ってすっきりするはずなのにとも思うが、この作品ではそれがあまりない。何もかも飲み込んで耐えるしかなく、竹トンボの少年やアスキラが導こうとするアフリカの未来に全てを託す姿によりリアリティーがあった。
      >> 続きを読む

      2016/02/28 by

      土漠の花」のレビュー

    • 表紙にひかれ何時か読んでみようかな!

      2016/03/17 by rock-man

    • 評価: 5.0

      すごーくおもしろ-い!!!

      ソマリアの内戦に軍事介入した米軍の後方支援として派遣された陸上自衛隊第一空挺団の精鋭十二人
      墜落した米軍ヘリの救助に向かった彼らに助けを求めた少数民族の女性
      これにより、彼らは、ソマリアの民族紛争に巻き込まれる
      生きるか死ぬかの戦いを前に自衛隊に属する彼らの運命はいかに!!!!
      てなお話

      アフリカ諸国が直面している現実と自衛隊の海外派遣問題を基に創られたエンターテイメント作品
      この作品がいいなーと思ったところは世界や日本情勢の問題を土台にしながらもこれを深く突っ込んだ内容ではなく、人に焦点を当てた物語に仕上がっているところ
      アフリカ各地で頻繁に起こる内戦やイスラム過激派の進行、日本国における自衛隊の位置づけなどの問題を押し付けがましく説明するのではなくて、この問題に対しては、読者の主観に託されている感じがします
      話の主
      人間としての価値観
      これをエンターテイメントとして熱く語った作品なのです

      敵の包囲から小さなほころびを見つけ、犠牲を伴いながらも突破していく様は、とてもスリリング
      仲間たちの確執や信頼関係の変化も見どころで彼らの勇気と人情に拍手です

      ハリウッドの冒険活劇映画の大作を観たような満足感がありましたよ~

      噂にたがわぬ作品でした(^_^)/
      >> 続きを読む

      2015/07/02 by

      土漠の花」のレビュー

    • 自衛隊とか出てくる話は今は特にタイムリーですよね。
      ただのエンタメとして読めば面白そうだし、それ以外でも色々考えちゃいそうです。 >> 続きを読む

      2015/07/02 by ただひこ

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