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ナオミとカナコ

4.3 4.3 (レビュー11件)
著者: 奥田 英朗
定価: 1,836 円
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    「ナオミとカナコ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      好きな映画である「テルマ&ルイーズ」だと思った。
      完全犯罪の思いつきなどはトリック的に面白いよね。
      二人の女性に共感して犯罪を応援してしまうような作りは古くはアメリカンニューシネマの魅力を含んでいますが、日本での感覚がスケール感に乏しいのでそこまで突き抜けていません(^_^;)
      そして決定的な要素としての「自由への渇望」が足らない。逃避行(?)も海外旅行でも行くような若い女性の漠然とした感じまでしか感じないからかな。
      しかしながら十分にハラハラして楽しめました。
      佳作と思います。

      (Amazon解説)
      二人は運命を共にし、男を一人殺すことにした。
      「わたしたちは親友で、共犯者」

      復讐か、サバイバルか、自己実現か——。前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。
      望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。夫の酷い暴力に耐える専業主婦の加奈子。三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に追いつめられた二人が下した究極の選択……。「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」
      すべては、泥沼の日常を抜け出して、人生を取り戻すため。わたしたちは、絶対に捕まらない——。ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の〈共犯者〉になる。比類なき“奥田ワールド"全開! 待望の犯罪サスペンス長篇!!
      >> 続きを読む

      2018/09/12 by

      ナオミとカナコ」のレビュー

    • 「テルマ&ルイーズ」観たことないです。がぜん興味がわきました。
      この作品の魅力はひとえに奥田英朗の筆力によるものだと思います。
      バカな!って怒りたくなったりハラハラしたり、でも突き放せない
      そんな読者との距離感を絶妙にコントロールして描いているんですね~。
      すごいです。
      >> 続きを読む

      2018/09/20 by 月うさぎ

    • コメントありがとうございますヽ(*´∀`)ノ
      テルマ&ルイーズはブレイク前のブラッドピットがチョイ役ででてますw
      犯罪者側に感情移入させるところと、そりゃダメだろと思わせる感じ、たしかにコントロールされてる感じwww
      >> 続きを読む

      2018/09/21 by motti

    • 評価: 3.0

      久々の長編。だんな様のDVに心も身体もボロボロになってる親友加奈子のために完全犯罪計画をする直美。殺めたあとでも悔やんだりせず爽快感さえ感じてるふたりに違和感。DVは結婚してみないと分からない。もしかDV状態に陥ったら逃げる方法を考えておいた方がいいかも。奥田さんは前向きに戦う人を描くことが多いのに今回は殺めて逃げる。最後はサスペンスドラマをみてるようなハラハラドキドキが楽しめた。

      2018/05/17 by

      ナオミとカナコ」のレビュー

    • この小説、ハラハラしますよね。危うい二人を引き留めたくなる。
      人物や行為に共感できなくても読んでいるうちに他人事ではなくなってしまう。
      奥田さんってやっぱ筆力相当あるんだ…と思った印象深い1冊です。
      >> 続きを読む

      2018/05/17 by 月うさぎ

    • 奥田さん好きです。極限状態からどう逃れるかですがこの作品は完全犯罪を目論んで結局ボロが出て親友と逃走劇。珍しい展開でしたけど楽しめました。 >> 続きを読む

      2018/05/17 by miko

    • 評価: 5.0

      ナオミとカナコの犯罪にすっかり巻き込まれてしまました。 終盤にかけ、物語が疾走する感じで読み終わった時にはヘロヘロです。
      面白かったです。

      2015/09/26 by

      ナオミとカナコ」のレビュー

    • 〉読み終わった時にはヘロヘロです。面白かったです。
      その感じわかります。他人事ではない感覚に陥りますよね。 >> 続きを読む

      2015/09/26 by 月うさぎ

    • 月うさぎさん

      ナオミとカナコの二人は主人公だからしょうがないとは言え、犯罪者に肩入れしてしまうのが怖いと言うか・・。 >> 続きを読む

      2015/09/26 by 甘口カレー

    • 評価: 5.0

      奥田さんの作品は伊良部シリーズしか読んだことがなかったので、他の作品はどんなものだろう、と図書館で気まぐれに借りた一冊。まさかのクライムノベル。
      クライムノベルは生きた心地がしないので自分から手に取ることはないのですが、今回は事故です。

      前半、ナオミの章では犯罪計画の杜撰さが目立つため、そんなにうまくいくわけないでしょう…感情移入せず第三者の立場で読める、とタカをくくっていました。
      しかしカナコの章になると一転して、2人と運命を共にしているような気持ちで読み進めざるを得なくなりました。彼女達の計画遂行は事実であり、間違いなく罪なのに、どうにかして正当化できないか?バレずに済ませられないか?うまく逃げられないか…とハラハラし通し。うまく言えないのですが、いつ引き込まれたのかもわからないくらいにいつの間にかページを繰る手を止められなくなっていました。

      面白かった、という言葉は合わない作品。読むの楽しくないです、辛かった。でもやめられない。いろんな意味で罪深い作品です。特に後半は読んでいる間中、胃を掴まれているような感じでした。読み終わっても胃が痛いのですけど、なんとなく美味しい中華が食べたい気もします。
      >> 続きを読む

      2015/09/21 by

      ナオミとカナコ」のレビュー

    • >なんとなく美味しい中華が食べたい気もします。
      朱美さんおすすめの美味しい中華の店。行ってみたいですね。
      ハラハラし、罪深いのですが、どこか明るさや人間らしさも失われずにいて。
      これは作者が上手い以外の何者でもないなと思いました。
      >> 続きを読む

      2015/09/23 by 月うさぎ

    • 月うさぎさん
      コメントありがとうございます。
      伊良部シリーズで奥田さんの面白さは知っているつもりでいましたが、全く毛色の違う作品でもこんなに面白く書けるとは…とただただ驚きでした。
      本当、上手いとしか言えないですね。他の作品も読みたくなってしまいます。
      >> 続きを読む

      2015/09/24 by pechaca

    • 評価: 5.0

      「危険」な小説です。クライム・ノベルですが、だからというわけではありません。
      この小説は読者を従犯者にしてしまうのです。
      読書していてこんなにドキドキしたのは久々です。(酒飲んでたせいかもしれないけど~)

      【ストーリー】
      大学の同級生で親友の直美と加奈子は30歳を直前に人生の岐路に立っていた。
      独身で恋人無しのナオミ、専業主婦のカナコ。
      性格の違いは人生の違いとなって、お互いにそれぞれの道で生きていくはずだったのに。
      加奈子が夫から酷いDVを受けており、命の危険に怯えるむごい状況にあることを知り、
      彼女を見殺しにできないと真剣に思いつめる直美。
      子供時代に父の母へのDVが日常に行われていたことでトラウマになっていたのだ。
      仕事をきっかけに知り合った華僑の女社長に影響を受け、加奈子の夫を排除する方法はないものかと考え始めると、
      そこに天啓のように道が見えてきて…。

      なんとも引き込まれるストーリー展開です。
      一見、非現実的なようですが、心理描写と性格づけが巧みなため
      彼女たち二人に心が寄り添ってしまいます。
      こういうストーリーのハラハラは、なんとか危ない道に堕ちないようにという危機意識からの感情であることが普通ですが、
      ミッションの無事遂行を見守りたくなるのが人情に思われてくるのです。
      がんばれ、がんばれ。と。

      犯罪小説なのに、でもどこかユーモアがあり明るさのある描き方は
      この小説の場合プラスに働いていると思いました。
      読み進めるのが苦痛でなく、楽しいからです。
      でも、シロウトが危険な橋を渡って無事に済むわけがないと私の理性は叫んでいるから、
      この二人の行く末がとても心配で本をおくことがとても困難でした。
      結果、寝不足です。…ハメられたな(*´д`*)

      通常、重大な罪を犯した者がそれを逃れるのを目の当たりにしたら
      道徳心の強い人は誰でも許せない気持ちになるでしょう。
      最期に犯人が罰を受けることでカタルシスを得るものです。
      本来、ミステリーはそういう構造を求めて楽しむのですが、
      当然これはミステリーではないのです。

      私の心の中にも、直美と加奈子はいます。

      奥田英朗ってほ~~~んとに女性の心の中を描くのがうまい。
      そこらの女性作家よりも間違いなく、ずば抜けて上手いです。
      だから、男性作家の小説ですが、男性が読んでもピンとこないかもね。と思いました。
      なんで、直美がそんなにも加奈子にムキになる?
      なぜ、一気に殺すまで考えが飛ぶ?
      それ、理解できないでしょうね。男には。
      女性は「腕力」において、男に虐げられる存在だからですよ。
      最近は妻のDVも多いらしいですが、私にいわせれば男がバカです。
      女性に暴力を振るってはいけないと耐える男…。ありえない。
      暴力を振るうのではなくて阻止することはできるし、しなければいけません。
      けれど女性にはそれさえもできないケースが多々あります。
      殺さなければ殺される。
      真の暴力とはそこまで相手を追い詰めるものなのですよ。
      そう。これは戦争で生き抜くのと同じことなのです。

      物語を現実に照らして考えるならば、残念なのは、問題を直美と加奈子が二人だけで片付けようとしてしまったことです。
      外へのSOSの努力を何もせずに極論へ飛びつく。
      けれど、現実の犯罪というものは、本当にそういう突飛な発想と妄念にとりつかれた状態から行われるものだと思います。
      そこに理性の入る余地があるなら、そもそも犯罪計画の段階で我に返るか気が済むかするでしょう。
      殺意を抱くこと、犯罪の計画を立てること。
      それは犯罪ではないのです。

      そして、私の夫は「私の夫」としてだけ世に存在しているのではないという当たり前の事実を
      誰かの息子であり兄であり友人であり同僚である「彼」を
      自分の所有物として考えてはいけないのです。
      そういう意味で、加奈子には罪があります。
      それははからずも、妻を奴隷状態におき所有欲を満足させていた夫の達郎と
      結局は同罪だったということです。

      内容的には偉い小説でもなんでもありませんが。
      このドキドキを演出できるエンタメ作家として、そして女性を完璧に描ける男として
      奥田英朗がすごいということと、
      もしかして私は彼の感性に近いのかもという予感によって、
      評価は☆5とさせていただきます。あしからず。
      >> 続きを読む

      2015/09/09 by

      ナオミとカナコ」のレビュー

    • 「ガール」共感するところがとても多そうです!
      また、元気になれそうというのが今の自分にぴったりな予感。
      この本は絶対読みます(*´∀`*)
      >> 続きを読む

      2015/09/12 by あすか

    • あすかさん
      「ガール」の感想、楽しみにお待ちしています。
      男性から見た都合の良い女、勘違いの理想化などがなく長所も短所もあります。
      この作品は、男性よりも女性読者の評価が断然高いところも特徴ですね。
      彼、ほんとに男ですよね?って感じ。
      >> 続きを読む

      2015/09/12 by 月うさぎ

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