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ねえ、委員長 (幻冬舎文庫)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 市川 拓司
定価: 626 円
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    「ねえ、委員長 (幻冬舎文庫)」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
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    • 評価: 4.0

      内容紹介-------------------------------------------------
      学級委員長のわたしは、貧血の時に助けてもらったことから、落ちこぼれの鹿山くんと親しくなる。読書が苦手だと言う彼に、わたしはある小説を薦め、それは彼の思わぬ才能を開花させるきっかけとなった。だが周囲の反対で、二人は会えなくなってしまい…。実らなかった初恋が時空を超えて今の自分に届く。表題作ほか二作を収めた傑作恋愛小説集。
      --------------------------------------------------------

      『いま、会いにゆきます』で有名な市川拓司の短編集。
      「Your song」
      「泥棒の娘」
      「ねぇ、委員長」
      の3編が収録されている。

      内容紹介は「ねぇ、委員長」のものだが、実は3編共似たような構成、ストーリーである。
      孤立した男の子あるいは女の子と、これまた周りとは少しずれている主人公の交流のお話。
      同じような表現が出てきたりして、少しもったいない。
      それぞれの良さを一つに集約できれば、もっといい作品になったかもしれないと思う。

      似たような作品なので、一番最初に読んだ「Your song」の印象が一番良かった。
      この作品は2人の世界に閉じこもるよりも、2人で世界に向かっていこうとする様を強く感じたからかもしれない。
      主人公は祐希のためを思って自分を殺そうとし、祐希は自分の境遇を受け入れてそれに立ち向かおうとしている。
      そんな2人はかっこよかった。

      はじめに「感じる力」という表現が出てくるが、3つの作品のどれをとっても、この言葉がキーワードになるように思う。
      主人公達はこの「感じる力」のある子どもたちだった。
      敏感で繊細で、思春期特有の青臭さを持ちつつも、真理に近づいているような。
      彼らの感じること、考えることは、とても納得しやすい言葉で入ってくる。

      実は市川さんはなんとなく読むのを避けていた作家さんだった。
      というのも、『いま、会いにゆきます』のような「泣ける!」とうたわれた作品に陳腐さを感じていたからだ。
      実際の私自身は、こういう作品にはまってしまうタイプなのだが、案の定市川さんの描く「感じる力」には惹かれてしまった。
      違う作品も読んでみようと思う。
      >> 続きを読む

      2015/06/28 by

      ねえ、委員長 (幻冬舎文庫)」のレビュー

    • >れーーさん

      読ませる力、というか、読みやすい文章ではありました。

      2015/06/29 by しでのん

    • >空耳よさん

      価値観の違いでもありますが、世間で騒がれるような評価の基準が自分とずれていることってよくありますよね。
      ただ、市川さんは私にあっているかもしれないので、『いま、会いにゆきます』を読んでみようかと・・・・・・。
      >> 続きを読む

      2015/06/29 by しでのん


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