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すごい畑のすごい土

無農薬・無肥料・自然栽培の生態学
4.0 4.0 (レビュー2件)
カテゴリー: 作物栽培、作物学
定価: 819 円
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    「すごい畑のすごい土」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      自分で、畑をそれなりにやり始めて数年。
      一般的なイメージでいう農薬は使わないことにしている。
      竹とかから作られた酢などを使う場合はある。
      化成肥料も少し使っているので、有機ではないわけだ。
      それでも、草対策は草刈機や鎌、トラクターでやって、除草剤は使っていない。

      で、本を図書館で目にして読んでみたが、リンゴの木村さん関連のことが多いものだったので、少し、残念。
      ではあるが、微生物や小動物などのことは、そうだろうなと思う。

      土を起こしていて、ミミズがいたりすると嬉しくなる。
      ミミズもいない土は・・・ぞっとする。
      >> 続きを読む

      2015/07/23 by

      すごい畑のすごい土」のレビュー

    • 評価: 5.0

      【不可能を可能にした自然栽培の驚異のメカニズム。

      農薬使用を前提に品種改良された日本のリンゴを、農薬も肥料も使わずに作る方法を見つけた農家・木村秋則。彼の畑には、通常の1・5倍から2倍の微生物が生息するため土は肥え、伸び放題の草に住み着く多種多様な昆虫類が害虫の大量発生を抑えている。また、リンゴ自体の免疫機能が高く、病気に対する耐性も強い。木村の畑を研究する学者が、「奇跡のリンゴ」を生み出した「自然栽培」の驚異のメカニズムを分かりやすく解説。

      「奇跡のリンゴ」をつくった、奇跡の畑の秘密。
      ●「奇跡のリンゴ」を導いた自然栽培とは?
      ●肥料が充分与えられた作物は病気にかかりやすいとは本当か?
      ●農薬を使わなくても、害虫や病気の被害を受けないのはなぜか?
      ●植物のコミュニケーション能力とは?
      ●植物免疫とは?                       】


      この本は、自然栽培について、科学的に検証し、その価値をわかりやすく解説してくれている。
      慣行農法しか知らない人が読めば、目から鱗のすばらしい本だと思う。
      自然栽培は人間の生き方、社会のあり方にも通づるものであると思います


      >化学肥料を大量に与えて作物の生育を促しながら、農薬により作物以外の生物を排除することが「緑の革命」の基本的考えです。

      >遺伝子組み換え技術のほとんどは、雑草防除と害虫防除を目的としたものです。

      >自然に任せて何もしなければ、リンゴが出来るわけではありません。それは「放置」です。有機栽培で何年続けてもリンゴはできず、「放置栽培」でもできません。

      >「リンゴを実らせるのはリンゴの木です。主人公は人間ではなくリンゴの木です。人間はそのお手伝いをしているだけです」(木村さん)

      >(自然栽培は)傍観するのではなく監督としてゲームに参加します。・・・・監督の役割は、敵の動きを抑える味方のプレイヤーを元気にすることです。
      >自然栽培とは生物の力を利用する農業

      >自然栽培で利用する「生物の力」は少なくとも3種類あります。
      1番目は、肥料の代わりに地力を高める「植物ー土壌フィードバック」、
      2番目の力は殺虫剤の代わりに害虫を防除する「生物間相互作用ネットワーク」、
      3番目は殺菌剤の代わりに病気を抑える「植物免疫」

      >多様な環境の重要性・・・・・適者生存ではなく適材適所をつくるのが競争の役割です。
      人間社会での競争による格差は、競争が原因というより多様な環境条件が欠如しているところに問題があるのではないでしょうか。社会に多様な価値、多様な職業があるならば、競争は、勝者と敗者の間の格差をつくるプロセスから、自分の得意分野を明らかにし個人のアイデンティティを確立するプロセスになるかもしれません。
      しかし、近年の技術革新は、社会を多様性の高い環境から均一な環境に変化させてきました。機械化の進展は、職人芸を誰でもができる単純労働に変えてきました。
      ・・・近年のグローバル化は、さらに世界レベルでの環境の均一化を促進するかもしれません。

      >競争をなくすことではなく、人間社会の環境や価値を多様にし、それぞれが得意分野を見つけて共存できるように注意を払うべきなのかもしれません。

      >慣行栽培は生物多様性を排除し、自然栽培は生物多様性を利用します。

      >慣行栽培がトップダウン型システムの特徴をもつのに対して、自然栽培はボトムアップで分散型システムの特徴をもちます。

      >マニュアルに従っていればよかった慣行栽培に比べ、自然栽培は生産者の判断、能力が格段に重要になります。

      >「緑の革命」がもたらした農業のグローバル化・・・・「緑の革命」がもたらしたものは農業の工業化です。工業化により農業の地域性が失われ、世界的な均質化が進行しました。
      技術に差がなければ、競争力は経営規模に左右されます。(大規模のアメリカやオーストラリア等には太刀打ちできない)

      >競争排除を避けるには、ニッチを変えればよい・・・・自然栽培が「緑の革命」と異なるニッチをつくり出すなら、二つの農業システムは競争を避けて共存できるかもしれません。

      >自然栽培には少なくとも二つの有利性があります。
      生産コストを抑えることができる
      労働時間を節約できる
      農産物の安心安全
      自然栽培でつくられた食品は、腐りにくい

      >弱点は収量が低いこと



      農業についての話が主ですが、
      自然栽培は、農業で食べていくわけではない私にも、いいことだらけです。
      特に家庭菜園にはすごく合っていると思う。年を取って体力がなくなってからも十分できるし、お金もかからない。
      沢山つくろうと考えなければ(家で食べるくらい)、楽しくおだやかにできるし、ボケ防止にもなる。

      人間(人間社会)に通ずるところがいっぱいあります。
      農業をする人だけでなく、全ての人に読んでもらいたい、いい本だと思いました。
      >> 続きを読む

      2013/09/11 by

      すごい畑のすごい土」のレビュー

    • >弱点は収量が低いこと

      ここに尽きるのかなぁと思いました。

      大量生産によるコストダウンという資本主義的な思考を目指す限り、自然農法とは逆の打ち手を取らざるを得ないと言うことでしょうね。

      「高くても良い物を」と考える人と、「何でもいいから安いものを」と考える人で、消費者がキレイに二分できれば簡単なんですけどね...
      >> 続きを読む

      2013/09/11 by ice

    • たぶんボクも有機栽培じゃないかなぁって思いましたw

      2013/09/11 by makoto


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