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語りつぐ者

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: パトリシア・ライリー ギフ
定価: 1,728 円
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    「語りつぐ者」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      叔母の家で見た肖像画は、自分そっくりな少女だった。
      その少女を調べたら、200年以上前の独立戦争という壮絶な歴史を知った。
      二人の視点で進められる展開に、生きる強さと平和のありがたさを感じる。

      幼いときに、母を亡くし、父と暮らす少女・エリザベス。
      父の出張を期に、疎遠だった叔母と暮らすことになる。

      そこで出会った少女の肖像画。
      自分そっくりだった。
      彼女の名はズィー。
      200年以上前に生きていた自分の先祖だった。

      彼女は、独立戦争で両親を亡くし、自分自身もたいへんな経験をした
      と聞き、もっと知りたいと思うエリザベス。
      疎遠になっていた親戚で、元歴史教師のハリーに会いに行く。
      そして、二人で戦場跡を訪れる。

      エリザベスから、あふれ出る物語。
      そう、彼女は気づいた。
      自分は、語り部なのだということを。
      歴史事実を、もっと鮮やかに生き生きと伝えることが
      できると能力があるということを。

      並行して進む、ズィーの奮闘する姿に、息を呑む。
      支配する側と独立を望む側。
      その壮絶な闘い。
      現在のアメリカ合衆国は、かつて植民地立場から独立を勝ち取る
      壮絶な戦いのおかげで成立しているのだ。

      それは、我が国日本も同じ。
      富める者と貧しき者。
      権力者同士のしのぎあい。
      思想の行き違い。

      いつの時代も、どこの国でも、
      思想、宗教、権力、差別などでの紛争が行われてきた。
      今も、世界のどこかで、紛争がある。

      それを語りづいていく必要が、義務がある。
      二度繰り返さないために。
      平和な暮らしのために。
      人間は知恵ある動物なのだから。

      エリザベスは思う。
      「ズィーが、わたしの人生を変えてくれたんだ。」
      ひとつの絵が、彼女をめぐる親族を、ふたたび親密にさせた。
      歴史を学ぶ大切さを感じた。
      そんな彼女に、清清しい気分になれるのだ。

      第60回青少年読書感想文コンクール・中学校部門課題図書。
      >> 続きを読む

      2014/09/01 by

      語りつぐ者」のレビュー

    • >第60回青少年読書感想文コンクール・中学校部門課題図書。

      こういう本を読んで中学生はどんな感想文を書くのか気になります。私は全く本を読まない中学生でしたが、もっと早く本の面白さに気付きたかったなぁと常々思います。 >> 続きを読む

      2014/09/01 by chao

    • >それを語りづいていく必要が、義務がある。
      二度繰り返さないために。

      本当にその通りですね。
      まさに今読まれるべきものだと思います!
      >> 続きを読む

      2014/09/01 by マカロニ


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