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夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 今村翔吾
いいね! Tukiwami

    「夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      熱いです!火消なだけに。(笑)
      燃え盛る江戸の町、果敢に挑むは火消集団
      焔の熱さもそうですが、火消たちが熱いこと!
      う~ん。これはハードボイルドなのかもしれない。
      渋いという方向ではないけれど「やせ我慢の男たち」という美学ですかね。

      「火喰い鳥」に続くシリーズ第2作です。

      新庄藩戸沢家は国元が飢饉により貧窮し、借金に苦しんでおり、
      火消にあてる財源もわずかしか取れません。
      火消道具も古び、半纏もつぎはぎだらけ、寸足らずというぼろで不揃いのものでした。
      江戸の町人たちは粋をよしとします。
      火事場がひとつの「見世物」だった江戸の町では、見てくれがかっこ悪い彼らを「ぼろ鳶」と呼んで嘲笑います。
      一方、加賀藩の火消は財政も豊かで粋の極致として人気の的でした。
      人員、能力ともに最高の火消集団として江戸町民から尊敬されてました。

      しかし「一人も死なせない」という決死の覚悟で消火に挑む姿を目にするうちに、やがて蔑称が愛称へと変わっていくのです。

      江戸の町における放火は現代ではテロに相当します。
      江戸を崩壊に導くべく、火消をターゲットにした陰謀が仕組まれました。
      家族を人質にとり消火活動を阻止するという卑劣な手段に翻弄される火消したち。
      火消が動かない中、江戸を火の海から救い、悪に立ち向かって真相を解明することはできるのでしょうか?


      この小説には命の選択という問題が描かれています。
      「優先して救うべき命」というものがあるのか?
      一作目にもこのテーマは描かれていましたがよりはっきりしてきましたね。
      命を数で選別してきた大音、決して一人も死なせないと無理を承知で豪語する松永
      親としての愛情、火消の矜持
      人間として心引き裂かれる決断もせざるを得ない窮地

      ね。ハードボイルドでしょう?

      また、私のお気に入りの鳥越新之助が前作以上に見せ場をつくってくれます。

      いや~~。私って剣豪キャラが好きなんですね。
      (ルパン3世でも五右衛門が好きだったし~。ONE PIECEも最初に好きだったのはゾロだったし~。必殺仕事人の中村主水も藤田まことが好きじゃなかったのにも関わらずかっこよく思えましたから!
      あ、でも剣心は「狙い過ぎ」があまりに鼻につきますからNG)

      平蔵さんが栄転で京都に行ってしまって寂しい…。
      でも今回は田沼意次が好好爺に扮して姿を見せてくれます。
      個人的にそこはツボだったりします。(^^)
      >> 続きを読む

      2019/01/12 by

      夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)」のレビュー

    • さすがchaoさん! 長いつきあい。私のこと読み切ってます!
      普段の私のチョイスじゃないでしょ。
      この作家さんは実は、表紙の絵を描かれている日本画家の北村さんの熱い応援トークで知ったんです。
      (表紙絵にご注目ください。第1巻の方がいいかな)

      今村さんはダンサーでもある異色の作家さんです。
      ドロップアウトした子どもたちを更生させる目的でダンスを教えるという活動を続けていて、
      人は優しさによって生まれ変われる。人生は躓くこともあるけれど何度でも生き直せる。偏見もいつかは解くことができる。
      その実体験を元に、この小説を想起したのだそうです。
      現代小説ではなく時代小説にした大胆。
      しかもちゃんとした知識をベースにした本格時代小説。
      本作を書いた時点で、作家はまだ33歳ですよ!

      何もかも脱帽するじゃないですか。
      という訳で私も応援することにしました(*^▽^*)

      PS.あ。佐藤健は好きです。結構テキトーな私(笑)
      >> 続きを読む

      2019/01/12 by 月うさぎ

    • 以前言われてた、火消しの本ですね!
      レビュー読んでますます珍しいチョイスと思いましたが、表紙絵からの出会いだったのですね。
      そして、思っていた以上に熱~~いお話のようで!
      仕事人たちの話、好きです(*^_^*)
      佐藤健も好きです☆人気ですね♪
      >> 続きを読む

      2019/01/13 by あすか


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