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炎の塔

3.0 3.0 (レビュー3件)
著者: 五十嵐貴久
定価: 1,944 円
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    「炎の塔」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 評価なし

      一気に読める面白さ。
      パニック系のエンタメに飢えていたんでなおさらw
      子供を救うために犠牲になるおじいさんや
      あの先生・・・涙

      しかし、ああいった方法を取るとは!


      >> 続きを読む

      2016/03/18 by

      炎の塔」のレビュー

    • はい!読みたいと思います。
      先ずは予約を掛けるところからですが・・・。
      今、積ん読が結構あるのでそちらを読み終わってからになると思います。

      そうなんですね。
      一気に読み終わるということはそれだけ魅力があるのですね!
      ちょっと、いや、期待値が上がりますね(^^♪
      >> 続きを読む

      2016/03/18 by 澄美空

    • 煽り過ぎちゃったかな?w
      いやー期待どおりだといいんですけど。

      2016/03/18 by 降りる人

    • 評価: 3.0

      銀座のランドマーク「ファルコンタワー」。
      高さ450mを誇る日本一の超高層ビルが完成した。
      オープンの初日、タワーには震災を生き抜いた親子、重病を克服した夫婦、禁断の恋に落ちた教師と女子高生、離婚問題に直面する夫婦など、様々な事情を抱える人たちが訪れていた。
      そんな彼らに未曾有の大火災が襲いかかった。
      通称“ギンイチ”銀座第一消防署の若き女性消防士・神谷夏美は猛威を振るう炎の中、死を賭した任務に出動するが。
      完璧だったはずの防火設備はなぜ破綻したのか。
      最上階に取り残された人々の運命は。
      想像を絶する焔と人間の戦いを描く極上エンターテインメント。

      正しく“一気読み”という語が相応しい、とても面白いエンタテインメント小説でした。
      あとがきで著者自身が、アメリカ映画『タワーリング・インフェルノ』に影響を受けて書いた作品と述べられているように、あの手に汗握る設定・舞台を、1974年のマンハッタンから、現代の東京に移し、超高層ビル火災の恐怖を、現場に居合わせた数々の人々の視点から描写している力作です。

      読んでいる最中に実際に手のひら、足の裏、脇の下にじんわりと汗が(苦笑)感じられるほど、スリリングな展開が続きます。
      ただ、個人的な感想ですが、ストーリィの内容は『タワーリング・インフェルノ』を焼き直しただけのオリジナリティの無いものでした。
      優れたアクション映画、パニック映画がそうであるように、何度観てもそれなりに楽しむことができるというのは、逆を言えば一度観て、「面白かった」という感想以外何も残らないということです。
      本作も同様で、優れたエンタテインメントには違いないとは思いましたが、「面白い、ただそれだけ」という点が気に入らず、★を4つにできませんでした。

      各階で散発的に起きる火災、人の目に触れることなく壁の裏側で燻り続ける炎、消防士がドアを開けた瞬間のバックドラフト。
      最新の防火設備と建築技術で建設されたタワーに、「まさか火事など起こるはずがない」という予断が、人為的な災害に発展してゆく様がありありと活写され、読者を惹きつけて止みません。
      また、映画同様に崩落してゆく非常階段、建築コスト削減の為に本来の耐火能力を有していない資材が用いられていた建物内、それが故に想像以上の速度で広がっていく炎焔。
      次々と襲い掛かる困難やパニックが、本作の真骨頂と言えましょう。

      そして、問題としたいのは、物語の軸となる現場に居合わせた「人間たち」の書き方でした。
      超高層ビル火災という“事象”をなぞるのは、よいと思います。
      ただ、そこで奮闘する消防士たちや、利益最優先の守銭奴のようなビル所有者、一般市民にも関わらず自己犠牲の精神で多数を助けようとする男性、つとめて冷静になろうとするのですがどうしようもなく怯え続けるホールの人々、パニックに襲われエレベーターに殺到する群衆、眼前の大火災に声を嗄らして指揮する救助本部の人間たち。
      どれも『タワーリング・インフェルノ』で見かけたような人たち。
      映画を意識して、同じテーマを採って、まではよしとしても、だとすれば著者の独自性の発揮の場は、用意された舞台上で右往左往する人間たちひとりひとりの個性と事情であるはずで、そこまでもととなる作品になぞらえてしまっては、あまりにもおんぶにだっこです。

      それだからか、久しく五十嵐さんの著作を読んでいなかったので著者本来の力量なのか、人間の書き込みが全体的に浅いのが、非常に気になり、残念に感じました。
      超高層ビル火災という未曽有の大惨事の当事者にしては、あまりにもありきたりな言動に終始する登場人物たち。
      読者は、そんな意外性の無い登場人物たちに安心して(?)物語に没入することができるとも思いましたが、やはり物足りない。
      そこで起こる事象は同じだとしても、そこで生きる人間たちの行動や感情、火災に巻き込まれるまでの人生、火災に巻き込まれてからはじめて表に現われるその人間の本質、といったところは映画の焼き直しであっていいはずはないと思います。
      そこにこそ、不朽の名作へのオマージュという看板は外せないにしても、著者ならではのオリジナリティの関与する余地があり、その余地を縦横無尽に使い尽くしてこそ、プロの作家さんといえるのではないでしょうか。

      意外性が欲しかったです。
      とても面白い小説だっただけに、読んでいる間じゅう、ずっとそれを思っていました。
      >> 続きを読む

      2015/12/14 by

      炎の塔」のレビュー

    • >どれも『タワーリング・インフェルノ』で見かけたような人たち。
      >意外性の無い登場人物たちに安心して(?)物語に没入することができる
      あの映画を最初に見た時はインパクト大きかったです。
      「ダイ・ハード」を見た時に、ちらっと焼き直し?って思ったのですが、主人公と悪役のキャラクター設定が秀逸で、見事にオリジナリティを発揮していましたね。
      ベースの物語がある場合、後発の作家はさらに面白くできるはずで、でなければ作品にしてはいけないんじゃないかしらね。
      パニック映画もミステリーもある意味定型を免れません。
      だからこそ人間描写が重要なのです。
      一般的なとか、綺麗ごとではなくて、生き生きとした個性的人間の存在が必要。
      なんだかその部分が伝わってきませんね。
      >> 続きを読む

      2015/12/14 by 月うさぎ

    • >月うさぎさん
      いつも、コメントありがとうございます。
      たしかに「ダイ・ハード」や、「リーサル・ウェポン」といったシリーズ化されたアクション映画には土台となる作品があるのでしょうが、それぞれオリジナリティたっぷりのキャラクターが作られていて、大ヒットも肯けましたよね。
      たかがエンタメとはいえ、人間を描けていなければ、やっぱり“二番煎じ”の謗りは免れませんよね。
      アマゾンのレビューでも同じようなことを感想で述べられている方が多数いました。
      僕とおんなじようにエンタメばっかし読んでる本読みも、日本にもたくさんいるな~、と変なところで感心しました。
      本作は、まったくといっていいほど「タワーリング・インフェルノ」の完コピ。
      何十年かぶりに観たくなって、ツタヤで予約を入れてしまいました。
      >> 続きを読む

      2015/12/15 by 課長代理

    • 評価: 評価なし

      台風18号の大雨による鬼怒川決壊のニュースが入る直前に読み終えた本です。

      映画「タワーリングインフェルノ」にインスパイアされた、と筆者ご自身があとがきで書かれているように、高さ450mと日本一の超高層タワービル完成日に火災が発生し、炎の魔物に覆い尽くされたビルの最上階に取り残された多くの客を救うために、消防隊員のヒロイン始め消防庁、警察、自衛隊らが決死の覚悟で消火・救助活動にあたるというストーリーです。

      物語の軸となるヒロインの人物設定始め、五十嵐さんのオリジナリティが加味されたストーリーで、決して映画の踏襲で終わっていない作品だと思いますが、その中でも印象に残った2点は、恐らく、東日本大震災を目の当たりにした日本人の一人である五十嵐さんだからこその描写であり、五十嵐さんが作品に込めたかった強い願いだったのではないかと感じました。

      1点目は、タワービル関係者の多くが、防火設備に関して「絶対安全」という根拠のない自信を持っており、未然に防げるはずの段階でも「まさかそんなことが」と疑うばかりだったこと。彼らのその態度は明らかにデフォルメされていて、読者の私たちは「こんなに危機管理が薄いなんて有り得ない」とさえ思ってしまうのですが、それは客観的に読んでいるからこそ。敢えてのデフォルメには「貴方は本当に彼らと違う?」という皮肉が込められているようで、実際私たちの危機管理の希薄さは、もしかしたらこんなものなのかもしれないと思わせる設定でした。

      2点目は、東日本大震災を経験した親子が、動物的ともいえるカンに従って誰の手も借りず自ら逃げ延びる様子が描かれていること、そしてヒロインに向けて「優秀な消防隊員こそ臆病だ」というフレーズを用いる場面があることです。私はこれを、「我が身と大切な人たちを守るためには、臆病なほどに危険に敏感であって良いし、危機を感知した自分の信念に従って行動すべき」というメッセージと捉えました。

      私たちはこれまで安寧の日々に慣れ過ぎて、動植物たちが敏感に身の危険を察知するような危険センサーを、いつしか失ってしまったようです。私は運命論者ではありませんし、災害に意味があるなんて思いたくもありませんが、今回の惨い災害に強いて何か意味を見出すとすれば、私たちにもう一度「自己防衛」の意識を思い起こさせるきっかけが与えられたのだと思うしかありません。今こそ、私たちが本来備えていた危機を察知する本能を呼び覚ますときなのでしょう。そして、私たちが生み出したきた知恵や技術を最大限に活かした「備え」こそが、自然の脅威に対して人間が対抗出来るであろう「唯一且つ最大の防御」なのだと思います。
      >> 続きを読む

      2015/09/12 by

      炎の塔」のレビュー


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