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三遊亭円朝の遺言

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者:
カテゴリー: 大衆演芸
定価: 3,570 円
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    「三遊亭円朝の遺言」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      落語三遊派宗家と名乗る、藤浦敦の作「三遊亭円朝の遺言」という本。
      著者の父が、円朝一門総勢200名の丸抱えで面倒を見ていたようで、円朝の死後、
      その名跡である“円朝”も宗家であずかり、藤浦家は名実ともに、宗家と円朝名跡継承者、
      とを兼ねたとある。・・・・まあ、昔のタニマチは想像を絶っしますな。


      東京の落語であり、それも30年ほど前から15年間、月一で連載された文章なので、その当時に
      ついていけない違和感がある。例えば、小朝さんが注目され始めた時であり、1985年1月には、
      期待できる若手として、小さん門下に柳家さん喬という人がいると、誉めながら、注文もつけている。
      その当時のことは解らないので、惜しむらくはということが、実際おこっていたのか、確かめようがない。

      でも、そのなかで、「東京へ移った大阪落語」と詳しく書いてあるので、紹介する。
      明治から大正にかけて、百席ぐらいが移し植えられた。
      それなりの名人が移しており、単に凡人では成しえない。大阪と東京の土地柄の相違。言葉遣いの違い。
      大阪人の生活のニュアンス。人情、風俗、習慣、言葉をことごとく熟知して成り立つ。

      その、天才的仕事をした人をあげると、

      「鳥屋坊主(万金丹)」「床(寝床)」を移したのが馬楽。
      「宿替え(粗忽の引越)」「二階ぞめき」「にらみ返し」「提灯屋」「ちしゃ医者」「高津の富(宿屋の富)」
      「碁どろ」「時うどん(時そば)」「めか馬」「宿屋仇(宿屋の仇討)」「青菜」で三代目小さん。・・凄い数。
      「壺算(瓶算)」「へっつい幽霊」が二代目円馬。
      「菊江の仏壇」「三枚起請」「が初代円右。
      「浮世床」「浮世根問」が小せん。
      「初天神」「愛宕山」「子ほめ」「猫忠」「後家ごろし」が三代目円馬。芸風は文楽に伝承。
      「二番煎じ」「電話の散財(電話室)」は、五代目円生。
      「三十石」は、名人円喬。
      「浄瑠璃息子(義太夫息子)」「親子茶屋(夜桜)」が先々代の桂文冶。

      なんと、多くの噺が、移植されたことか・・・・逆に移されたのは「酢豆腐(ちりとてちん)」ぐらいで
      (作者は、移せるほどの実力者が大阪にはいなかった、言っているが)やはり、大阪人は心広いですな。
      >> 続きを読む

      2013/06/08 by

      三遊亭円朝の遺言」のレビュー

    • > なんと、多くの噺が、移植されたことか・・・・逆に移されたのは「酢豆腐(ちりとてちん)」ぐらいで

      事情がわかりませんが、単純に数だけを比較すると、やっぱり大阪の方が笑いという点では勝っているのかも知れないですね。
      >> 続きを読む

      2013/06/09 by ice

    • >三遊亭円朝の遺言

      なんだか知りませんが「三億円事件の遺言」に空目しました・・・w

      2013/06/09 by makoto


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