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わたしのとくべつな場所

5.0 5.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 漫画、挿絵、童画
定価: 1,575 円
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    「わたしのとくべつな場所」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      とても素晴らしい絵本だった。

      あとがきに書かれているが、著者の少女時代の思い出を元にしているらしい。


      1950年代の南部のアメリカ。

      主人公の少女のパトリシアは、「あの場所」に行きたいと思う。
      そこは、とびっきりのお気に入りの場所。

      おばあちゃんが、「どんなことがあっても、胸をはって歩くんだよ」と言って送り出してくれる。

      それで、バスに乗っていくが、バスには「黒人指定席」(COLORED SECTION)にパトリシアは乗らなくてはならない。

      前半分の白人席はがらがらにあいているのに、そこには座ってはならない。

      バスを降りて、公園の中を歩いて行き、噴水の近くのベンチに座ろうとすると、そこには「白人専用」(FOR WHITES ONLY)と書かれている。

      街のレストランには、「白人のお客さま以外お断り」(WHITES ONLY)と書かれている。

      誰か有名人が来たらしく、人混みに巻き込まれてホテルのロビーに入ってしまうと、「肌の黒い人間は立ち入り禁止だぞ!」とものすごい剣幕で叱られて追い出される。

      映画館の前を通ると、黒人は正面ドアからは入れず、裏口から入って黒人席にすわるように言われる。

      途中、慰めてくれる黒人の知り合いや、白人の知り合いもいるのだけれど、南北戦争の後に百年近くたちながら、唖然とする現状に、読みながらパトリシアならずともこちらが心が折れそうになる。

      しかし、ついに、「あの場所」つまり図書館の前に立つ。

      おばあさんは、そこを「自由への入り口」と呼んでいた。

      図書館の入り口には、「誰でも自由に入れることができます。」(ALL ARE WELCOME)という文字があるのを、パトリシアははっきりと見つめる。

      という物語。

      南部の図書館はかつては白人専用だったが、1950年代に、ナッシュビル公共図書館運営委員会は、人種に関係なく使えることを議決した。
      そのことがあとがきで書かれる。

      深い印象が残る、とても良い絵本だった。
      >> 続きを読む

      2013/03/17 by

      わたしのとくべつな場所」のレビュー

    • 他人を貶めることで相対的に幸福感を得るような考え方は良くないですね。

      頑張っている人、ヤル気を持っている人にこそ、いろいろ経験する権利を渡してあげるべきだと思います。 >> 続きを読む

      2013/03/18 by ice

    • <iceさん

      本当にそのとおりですね。

      しばしば、人間の歴史は悲しいことに、一部の人を虐げることで、不満を転嫁するようなところがありますよね。
      >> 続きを読む

      2013/03/18 by atsushi


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