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猫語の教科書

4.0 4.0 (レビュー4件)
カテゴリー: 家畜、畜産動物各論
定価: 609 円

ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。文字と記号がいりまじった、暗号のような文章。“£YE SUK@NT MUWOQ”相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読してもっと驚くはめになる。原稿はなんと、猫の手になる、全国の猫のためのマニュアルだった。「快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか」ひょっとしてうちの猫も?描き下ろしマンガ(大島弓子)も収録。

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    「猫語の教科書」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      【はい、次のところテストに出るからにゃ】
       タイトルだけを読むと、人が猫と楽しくお話ができるための教科書みたいな本じゃないかな?と思うことでしょう(「にゃー」というのは○○という意味ですみたいな)。
       でも違うんですね~。

       まず、この本は猫によって書かれたという設定なのです。
       猫がタイプライターを駆使して書き上げ、編集者の玄関先に完成した原稿をそっと置いていったと。
       でも、完全にはうまくタイプライターを打てないので、一見暗号のような文章に見えるのですが、それは猫の手でキーを押したため、ピンポイントには押し切れず、打ちたい文字の周辺の文字が打刻されてしまう場合もあるという結果、一見暗号のように見えてしまうけれど、読み方のコツさえ分かれば解読できるというもので、それを『翻訳』したのが本書という設定なのです。

       で、内容も、作者猫が他の猫に対して書いたものになっています。
       副題は『子猫、のら猫、捨て猫たちに覚えてほしいこと』となっています。
       具体的には、いかに人間の家で猫の自尊心を失わずに快適な生活を送るか?というものなのです。
       大体、第1章のタイトルからして『人間の家をのっとる方法』なんですから(笑)。

       人間は(特に男は)猫に比べれば賢くなく、矛盾に満ちたおかしな奴らで、猫に対して沢山の誤解を持っているけれど、うまく接してやれば猫の意のままに操ることなんて簡単だから、この教科書を読んで人間の家で快適な猫ライフを送るんだにゃというわけです。

      私は猫を飼ったことが無いのですが(犬はあります……猫から見れば犬は馬鹿な奴だそうです)、作者猫の言わんとするところは容易に分かりますし、もう読みながらにやにやしっぱなしでした。
       ましてや、実際に猫を飼われている方だったら、「あぁ、あの行動は猫からすればそういう深謀遠慮があってのことだったのか!」と思わず膝を打つことでしょう。

       自分専用の椅子を獲得するためにはどうすれば良いか、食事中に猫におすそわけをしてはいけないなどというルールを決めたご主人を籠絡して美味しい物をゲットする方法、魅惑の表情の作り方、上手な話し方などなど、実践的に役に立つ(猫にとってですよ)内容満載です。

       この本、猫に対して書かれているわけですが、本当のところは人間に対して書かれているんだと思うんです。
       無理解な人間に対して、猫側の言い分とでも言いましょうか。
       でもね、一見、猫の立場から勝手なことばかり書いているように見えながら、第14章『愛について』なんてじわっと来てしまいますよ。
       猫好きな方はもちろん、そうではない方も、本書を読めば猫にメロメロになってしまうことでしょう。
       
       なお、この『教科書』には愛くるしい猫のモノクロ写真が沢山添えられています。
       この写真の猫がまた可愛いんだわ。
      >> 続きを読む

      2019/06/07 by

      猫語の教科書」のレビュー

    • Mr.ボーンはちょっと悲しいですけどね。

      2019/06/08 by ef177

    • ああ…Mr.ボーン…
      オタクな会話をしてしまった。でも、楽しい。( ´艸`)

      2019/06/11 by 月うさぎ

    • 評価: 4.0

      猫による猫のための人間のしつけ方の本。

      猫と同居させていただいている人間であるわたしも、猫ちゃんのことを知るために是非とも読んでおきたいところ。

      猫目線の語りが愛らしく、猫は絶対こう見ているだろうなと納得させられる。

      自由きままに生きている猫からしたら、言いたいこともやりたいことも十分には出来ず、不満を抱えつつも自分を幸せに見せたい見栄はあり、体裁を気にしと本当におかしな生き物に見えていることだろう。

      香箱座りしながら時々チラ見する我が愛猫も、愚かな同居人であるわたしを哀れんでいるのかもしれない。

      《ボクがいてやらないとアイツは何も満足に出来ないから手がかかるけれど仕方ないにゃ。》

      スザンヌ・サースの可愛らしい猫ちゃん写真も満載で、猫好き垂涎の一冊。

      この本を読んで勉強したからか、我が愛猫の好きな缶詰の銘柄がようやく判明し、愛猫にも満足していただけた。

      《これこれこれだにゃ。
      缶詰ひとつ見つけるのにどれだけ時間がかかるんだにゃ。
      本当にダメだにゃ。》

      良かったです。
      使えない人間で申し訳ないことでございます。
      >> 続きを読む

      2016/05/13 by

      猫語の教科書」のレビュー

    • 評価: 評価なし

      犬派か猫派かと問われたら、終始一貫、断然犬派の私ですが、犬派だった弟がひょんなことから子猫を飼い始めてからというもの、彼の家や実家に遊びに来ていたそのコと接するうち、なんだか「気になるアイツ」になってしまいました。弟が旅行の折には実家に預けられるのですが、いそいそとその姿を見に行ってしまったり・・・。

      そんな心境の時に、坂崎千春さんの「片想いさん」の本に、本作「猫語の教科書」が紹介されていて、思わず手に取ってしまいました。ある日作者のポール・ギャリコの元に、編集者を通して、記号混じりのタイプ文字が羅列している原稿が届けられます。暗号文のようなそれは解読不能と思われましたが、なぜか彼はすらすらと読めてしまいます。中身はなんと、猫が綴った指南書。後世に続く猫たちに向けて、「猫がいかに人間を手なずけ、人間の家を乗っ取るか」のノウハウが書かれているのでした。

      恐らく、猫派の皆様にしてみれば「何をいまさら・・・」と思われるであろう、猫派必読書と言って差し支えない本書には、人間たちを籠絡せんと、彼女たち(原稿の筆者は雌猫という設定)猫が元来備えている魅力を存分に発揮しつつ、あらゆる手練手管を弄している様子が描かれています。子猫の頃から哀れを誘って家に入り込み、食事を分け与えなかったり、室内で飼わないことに良心の呵責を感じさせるように誘導する仕草、どうしてもほしいものを手にするために使うとっておきの鳴き声…誇り高い彼女たちの、計算ずくの鮮やかな手口に、世の猫好きさんたちが、あっけなく陥落するのもさもありなん、と納得します。

      気まぐれで自由奔放とされる猫の習性さえも、飼い主にとっては抗いがたい魅力そのもので、「わがままで困っちゃうんだよ」とヤニ下がる飼い主の様子は、百戦錬磨の女性の手玉に取られた男性さながらで・・・。しかし、かくいう私もまんまとその策にハマりつつあるクチです。だって、しなやかな身のこなし、愛らしい仕草を始め、猫が魅力的なことは事実ですから。弟の猫と散々遊んだ日は、なんだかバツの悪い思いをしながら帰宅して、いつもにも増して飼い犬を構ってしまうのは、まるで浮気男のようではありませんか・・・。

      尚、巻末の解説が大島弓子さんなのが、さすがです。出版社の方も、わかってらっしゃる。
      >> 続きを読む

      2015/12/16 by

      猫語の教科書」のレビュー

    • 完璧なレビューですね。気持ちがスゴく伝わってきます。犬も猫も人間のよきコンパニオンです。でも魅力って別の部分です。大島さん!それも完璧!! >> 続きを読む

      2015/12/17 by 月うさぎ

    • コメント頂きありがとうございます!
      犬を飼ってからというもの、読む本も観る映画も、動物が登場するものにはやたらと弱くなってしまいました。角田光代さんも「今日も一日きみを見てた」でメロメロっぷりを披露されていますが、あの感じ、良くわかります。 >> 続きを読む

      2015/12/22 by nomarie

    • 評価: 4.0

      猫の鳴き声を聞き分けるような内容かと思いきや、帯に「猫が書いた、猫のための本」とある通り、猫による猫のための「快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか」というマニュアルだという設定です。

      猫ちゃん達の目線から見る人間の分析が、的確でシニカルで。。。
      きまぐれで、どこか斜に構えているイメージがある猫ちゃん達からだからこそ、素直に人間として反省させていただこう。という気になります☆

      どうやって人間をたらしこむかというところでは、こんな風にされたら愛しちゃう♡と素直に思いましたけど、
      猫ちゃん達がこんな風に文章にして回覧していたら、ドン引きだろうなぁと可笑しくなっちゃいました。

      猫ちゃんと一緒に暮らしたいなー☆とは思うのですが、まずお部屋でペットが飼えません。
      そして、一人暮らしでペットを飼っていると、恋人ができないと言うプレッシャーも大きいんです(笑)
      >> 続きを読む

      2012/10/13 by

      猫語の教科書」のレビュー

    • sayakaさん面白い本たくさん読んでますね♪
      いつもこんな本あるんだ!!って思っております。
      この本も面白そう…♪
      >> 続きを読む

      2012/10/14 by sunflower

    • 猫が人をたらしこむって表現が可笑しかったです♪

      2012/10/14 by emi


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