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正岡子規 (ちくま日本文学全集)

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者: 正岡 子規
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    「正岡子規 (ちくま日本文学全集)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      ちくま日本文学全集037 正岡子規。

      正岡子規は脊椎カリエスのため、35歳で亡くなる最後の4、5年は、まったくの寝たきり状態でした。
      それはなんとなく知ってましたが、どれほどひどい状態であったのか、そういうほとんど体を動かせない中で、いかにたゆまず諦めず文学者としての活動を行っていたかということについては、「墨汁一滴」や「病状六尺」を読んではじめて知りました。

      ただ、文語文はやっぱりなじみが薄いし、俳句もあまり興味ないので、「歌よみに与うる書」や「古池の句の弁」に込められた熱は分かるものの、あまりピンときませんでした。

      文章を読むのにせっかちなせいか、俳句や短歌をゆっくり味わうなんてことができないんで、作者が全力を傾注した文学の革新についての関心がさっぱりわきません。

      苦痛に満ちた日々の途切れ途切れの呟きといえる彼の作品に求める方が無理なのかもしれませんが、諧謔の要素、笑いの気配がまったく伝わってこないのはつらい。
      正直言って、読むのがしんどかったです。
      かといって、暗く陰惨な苦労話が語られているというわけでは、ちっともないのですけどね。
      どうも私とは縁遠い人のようです。

      でも、ベースボールの歌はよかったな。

      打ち揚ぐるボールは高く雲に入りて又落ち来る人の手の中に
      今やかの三つのベースに人満ちてそゞろに胸のうち騒ぐかな
      (p435)

      それにしても解説は最悪です。
      この天野祐吉という人が何者かしりませんが、1度目はそうでもなかったけれども、2度目読んだらなんだか気持ち悪くなった。
      寺田寅彦の解説を書いていた藤森照信という人もひどかったけど、それに匹敵する不快な文章。

      う~ん、なんでなのかなと考えたみたところ、藤森氏の場合は、寺田寅彦の解説を書いているにもかかわらず、当の作者への愛情が感じられなかったからだと思う。

      今回のも、やっぱり作者よりも自分が目立とうとする姿勢とか、ワン・ヒントで最後まで押し通そうという厚かましさとか田舎臭さとかがが鼻につくからだろうな。

      正岡子規の凝縮された文章と短い人生をたどったあとで、こんなスカスカ文を読まされてはかないません。
      解説者がどうこうというより、こういう人を選んできた編集者が悪いんでしょうけが。

      次は大佛次郎。
      誰だろうこの人。名前だけは知ってますが…。
      たしかオサラギと読むんでしたっけ。
      >> 続きを読む

      2017/11/12 by

      正岡子規 (ちくま日本文学全集)」のレビュー


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