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ちくま日本文学

4.0 4.0 (レビュー1件)
カテゴリー: 作品集
定価: 924 円
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    「ちくま日本文学」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
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    • 評価: 4.0

      真田十勇士の筆頭として名高い猿飛佐助を意外な角度から描く。

      忍術で大活躍のイメージが強い彼だが、爽快感を感じるまでには至らず、大活躍の一歩手前で寸止めされたような感覚。

      ※本書は短編集だが、「猿飛佐助」のみ読了。

      代表作「夫婦善哉」以来、そろそろ織田作之助作品を読みたくなって選択。

      「夫婦善哉」では、人間関係を豊かに描く作家さんのイメージが有ったのだが、本作品では、若干の恋模様的な一幕は織り込まれるものの、基本的には猿飛佐助のストイックかつユーモラスな姿だけを描いているので随分印象が変わった。

      面白かったのは名乗りを上げるシーン。

      「流れ星のように、天から降ったといおうか。
      きのこのように、地から湧いたといおうか。
      流れ星なら、尻尾もみえよう、きのこの類なら、匂いもしようが、尻尾も見えず、匂いもなしに、火遁、水遁、木遁、金遁さては土遁の合図もなしに、ふわりと現れ、ふわりと消える、白いくもよりなお身も軽い、白雲師匠の秘伝を受けて、受けて返すはへぼ弓、へぼ矢、返らぬかとかねて思えばあずさ弓、なき面に蜂のおかしさに、つい笑ってしまったが、笑えばえくぼがアバタにかくれる、信州にかくれもなきアバタ男、鷲塚の佐助とは、俺のことだ」

      佐助~長ぇよ!!とツッコまずにはいられない長口上である。

      ただ、読後に猿飛佐助のキャラがとても立っていることに気付かされた。
      やはり人間を活き活きと描くことに力量を発揮する作家なのかも知れない。

      ◆夫婦善哉 - 織田作之助
      http://www.dokusho-log.com/b/4101037019/
      >> 続きを読む

      2013/06/26 by

      ちくま日本文学」のレビュー

    • > 「流れ星のように、天から降ったといおうか。
      きのこのように、地から湧いたといおうか。
      流れ星なら、尻尾もみえよう、きのこの類なら、匂いもしようが、尻尾も見えず、匂いもなしに、火遁、水遁、木遁、金遁さては土遁の合図もなしに、ふわりと現れ、ふわりと消える、白いくもよりなお身も軽い、白雲師匠の秘伝を受けて、受けて返すはへぼ弓、へぼ矢、返らぬかとかねて思えばあずさ弓、なき面に蜂のおかしさに、つい笑ってしまったが、笑えばえくぼがアバタにかくれる、信州にかくれもなきアバタ男、鷲塚の佐助とは、俺のことだ」

      長っ笑
      これを毎回言えるのってすごいですね。
      >> 続きを読む

      2013/06/26 by とうにゅう

    • 中国の格闘おちゃらけB級映画で、「よーし、近道だ!」とばかりに「土遁の術」を使うシーンがあって、大笑いしたのを思いだしました。 >> 続きを読む

      2013/06/27 by iirei


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