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ベルリンは晴れているか (単行本)

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者: 深緑 野分
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    「ベルリンは晴れているか (単行本)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0

      前作の『戦場のコックたち』もミステリーとなってたけど
      私にはミステリーよりも戦争小説って感じが強かった。
      そしてこの作品もラストは
      ミステリーっぽい(少々強引なような気も…)けど
      やはり私には戦争小説
      市民の生活において戦争がどんなものかリアルに伝わる
      第二次大戦終戦前後の物語

      戦争を生き延びた17歳のドイツ人少女アウグステ。
      現在はアメリカ軍の兵員食堂で働いていたが
      戦時中に自分をかくまってくれた音楽家クリストフ・ローレンツが
      ヒ素入りアメリカ製歯磨き粉によって死亡
      その事でソ連のNKVD(内務人民委員部)のドブリギン大尉に尋問を受け
      話の流れで何故かクリストフの妻の甥であるエーリヒを
      泥棒で元俳優のカフカと一緒に探すことになる…
      エーリヒの元に辿り着くまでの濃い2日間と
      幕間(過去)で構成された物語

      幕間で語られる戦前・戦中・戦後の描写がリアル
      アウグステの誕生と成長、ナチスの誕生と敗戦。
      暗い時代に向かって行く様と国民が洗脳されていく過程。
      父がドイツ共産党員で物事を冷静にみてた分
      アウグステにも影響を与えたのがよく分かる
      だからこそあの状況下でも流されない自分を持てたんだと思うけど
      ある意味異質な存在だったので息苦しかっただろうなぁ
      思いやりのある家族だからこそ絆は強く
      正義の部分も強かったんだけど…
      あの状況では誰も国の流れには逆らえないし
      隙を見せたら最後
      普通に人が人を蹴落とし陥れる時代
      迫害されるのはユダヤ人だけではない…

      アウグステの過去
      カフカ(ジギ)の過去

      ジギからの手紙が希望(未来)を感じさせる
      アウグステとジギ
      そして濃い2日間で出会ったヴァルター、ハンスには
      その後幸せな人生を歩んでもらいたいと切に願う。



      そしてアウグステを操ろうとしたドブリギン大尉
      自分の立ち位置にかなり焦ってたらしいけど
      よくそんな事思い付いたよなぁ
      自分の計画に自信があったのか?
      ミステリーの部分ではかなり強引だな…と、
      ちょっとね…(-ω-;)ウーン

      クリストフもあっさり…だよな。


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      2019/04/14 by

      ベルリンは晴れているか (単行本)」のレビュー


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