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橋本治と内田樹

カテゴリー: 評論、エッセイ、随筆
定価: 1,890 円

文学歴史芸能に、教育問題、身体論。はたまた米中の行方まで。抱腹絶倒、痛快無比。当代きっての柔軟な知性が語りつくす、世界と日本の現在過去未来。不毛で窮屈な論争をほぐして「よきもの」にかえる大人の智慧がここに凝縮。読むと希望がわいてくる対談集、待望の文庫化。

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      筑摩書房 (2011/07)

      著者: 橋本治 , 内田樹

      • 評価: 4.0

        今や売れっ子の内田樹さんが橋本治さんと対談。

        内田樹さんは、年は三つほどしか変わらないのに、橋本治さんを先輩として、
        それも、終始憧れにも似た尊敬の念でされる。
        その言葉の端々に、対談を通して同じ時間が過ごせるという喜びに満ちている。

        お二人の対談、含蓄に満ちているいると言えばそうも聞こえるが、
        同じ仕組の人が寄って語る話は、何とも不思議な展開をする。
        二対一、私自身は、仲間はずれにならぬよう、ついていくのが精一杯。

        例えば・・・・

        橋本・・・・・養老孟司先生の「頭がいいっていうんじゃなくて、頭が丈夫っていうんだ」という言葉を受けて、

        内田・・・・・橋本さんの「私の身体は頭がいい」もいいですが「頭が丈夫」もいいですね。

        橋本・・・・・俺あんまり脳で考えてないような気がするんですよ。・・・・・・・
        ・・・・全身ゾウリムシみたいで、体全部で考えらえれた方が楽だなぁ、と。

        内田・・・・・頭で考えると頭にだけ負荷が集中していやじゃないですか。
        それよりは、体全部で分担しようと。頭が疲れてきたら手で考えるとか、
        手が疲れてきたら腰で考えるとか。

        橋本・・・・・「南蛮源氏物語」のときって、万年筆が考えて書いている。
        ええ、万年筆が・・・湧出るように自然と書けるといういうことですな。

        ハナシは続き、村上春樹は「僕と読者と、もう一人いる」と「それは、うなぎ」
        「うなぎさん、これこれこうなっているんだけど、どうしたらいい?」と訊くと、
        こうしろああしろ、いいとかだめとか言うんだとか・・・。

        作家というのは、思考回路が常に、第三者的に物事考えるようになっているんですな。

        解説にかえては、女義太夫三味線の鶴澤寛也さんが・・・・・
        二人とも、女義太夫に強く関心を持たれ、純粋に音楽として「道行」が面白いと、
        そんな視点の違いに、鶴澤さんもびっくり・・・。

        仮名手本忠臣蔵八段目には「道行旅路の嫁入」で、でてくるらしい。
        浄瑠璃、おもしろいと思いはじめた私・・・・なぜか、身近に感じたお二人でおましたで・・。
        >> 続きを読む

        2013/07/20 by

        橋本治と内田樹」のレビュー

      • >・・・・全身ゾウリムシみたいで、体全部で考えらえれた方が楽だなぁ、と。

        これ、スゴイっすね(笑)
        全身ゾウリムシ…
        >> 続きを読む

        2013/07/20 by ただひこ

      • > 頭で考えると頭にだけ負荷が集中していやじゃないですか。
        それよりは、体全部で分担しようと。頭が疲れてきたら手で考えるとか、
        手が疲れてきたら腰で考えるとか。

        こういう発想自体、頭だけで考えていない感じがしますね。
        柔軟だよなぁ...
        >> 続きを読む

        2013/07/21 by ice


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