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M M 9

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 1,680 円
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    「M M 9」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0


      巨大怪獣はいかに存在するのか? この問いかけに対して、斬新な理論を提示した本格怪獣SF小説が、今回読了した山本弘の「MM9」。

      昔から怪獣がごく当たり前の存在で、台風や地震と同じく自然災害の一種として扱われている世界が、この物語の舞台だ。

      MMとは、モンスター・マグニチュードの略で、地震のように怪獣の規模を表わす単位だ。
      そんな世界の日本で「怪獣災害」に立ち向かうのは、気象庁の一セクションである気象庁特異生物対策部、通称「気特対」であった。

      彼らの前に現われるのは、海の怪獣、巨大妖女、飛行怪獣。
      そしてついに、未曾有のMM9の規模を持つ大怪獣が人類を襲うのだった-------。

      特撮やアニメの中に科学的な間違いを見つけた場合、矛盾点をあげつらったり、バカバカしいと否定したりするのではなく、どうしたら、その設定が成立するのか筋の通った理屈をひねり出すのが、SFファンの楽しみ方だと思うんですね。

      だが、そんなSFファンにとっても、なかなか手強い相手が怪獣で、巨大怪獣という存在自体どう考えても物理的に無理があるだけに、怪獣を題材にしたSF小説は、これまで数えるほどしかなかったと思う。

      それほどの難題である怪獣小説に挑み、見事にクリアしてみせたのが、この作品なんですね。

      特撮への熱いオマージュを捧げながらも「多重人間原理」なる架空理論を導入して、その手があったかと、思わず膝を打ちたくなるほど鮮やかな解決を見せてくれている。

      文句なしの本格怪獣SF小説の傑作だと思う。

      >> 続きを読む

      2018/08/09 by

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