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毒入りチョコレート事件

3.8 3.8 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 840 円

ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」の面面は、迷宮入り寸前の難事件に挑むことになった。被害者は、毒がしこまれた、新製品という触れ込みのチョコレートを試食した夫妻。夫は一命を取り留めたが、夫人は死亡する。だが、チョコレートは夫妻ではなく他人へ送られたものだった。事件の真相や如何に?会員たちは独自に調査を重ね、各自の推理を披露していく―。

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    「毒入りチョコレート事件」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

       いわゆるアンチミステリの古典。この種の小説の先駆けと言われており、事前知識がなければ今見ても、その結末に驚かれるだろう。内容の面白さと、ミステリ史における重要性という二重の意味で傑作と言えよう。
       特に興味深いのは、一応の主人公であるロジャー・シェリンガムが、一般的な推理小説の探偵たちと違い「間違える」という点である。この作品は当時(1920~1930)の予定調和的な推理小説群に対する皮肉として書かれたと評されることがあり、登場人物たちは良い意味で人間らしい。完璧人間は出てこないのだ。その点が、この小説を一物語として面白くしているもののように思える。
       最後に余談だが「日常の謎」を題材にした米澤穂信の『氷菓』シリーズのアニメにおいて、ヒロインがアルコール入りのチョコレートを食べるシーンがあるが、そこで食べられたチョコレートの個数が7つであったのは、本作のオマージュであろう。
      >> 続きを読む

      2017/10/19 by

      毒入りチョコレート事件」のレビュー

    • シェリンガムって名前は聞いたことあります。が、小説を読んだことはないです。
      アンチミステリって何だろう?
      (どうも日本の「アンチミステリ」は方向が違いすぎな感じ…)
      >チョコレートの個数が7つであったのは、本作のオマージュであろう。
      そういうトリビア的な余談って大好きです。これもミステリの一部ですね。
      >> 続きを読む

      2017/10/20 by 月うさぎ

    • >月うさぎさん
       自分は、アンチミステリというのは「推理小説でありながら、推理小説であることを拒否する」小説と覚えています。『毒入りチョコレート事件』のように、小説内で典型的な「推理小説チック」な展開を非難したり、探偵役が誤りを犯すものが分類されます。日本では、中井英夫の『虚無への供物』が有名でかつ面白いので、お時間あれば読んでみてください。 >> 続きを読む

      2017/10/20 by shinshi

    • 評価: 3.0

      僕も大したミステリ読みではありませんが、確かにこれは斬新。初めて経験する感覚でした。
      名探偵全盛時代の作品でありながら、明確な主役が不在のまま進む展開には驚きを禁じ得ませんでしたが、読み終えてみると、仮説と反証の丁寧な繰り返しは謎解きにかかる模範的思考実験の流れのよう。
      あたかもこの一冊が名探偵の脳内を覗いたものかと錯覚するような作品でした。
      分かり辛い内容で一見さんお断りな雰囲気が難かな。
      読解力が足りない僕は「このネタの伏線ってあったっけ?」と逆転ネタが悉く後出しで加えたものに見えてしまって残念。
      読必須か。 >> 続きを読む

      2014/03/14 by

      毒入りチョコレート事件」のレビュー

    • > 仮説と反証の丁寧な繰り返しは謎解きにかかる模範的思考実験の流れのよう。

      モノ凄い興味持っちゃいました♪ >> 続きを読む

      2014/03/15 by ice

    • 毒入りなのにチョコレートだと、甘い雰囲気になるから不思議です。

      言葉の持つ不思議ですね。 >> 続きを読む

      2014/03/15 by MissTerry


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