こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

大誘拐

天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)
4.6 4.6 (レビュー19件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 882 円
この書籍に関連するページ
2013年01月の課題図書
いいね! ybook chao tadahiko emi Minnie sunflower atsushi bakabonn kuuta

    「大誘拐」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      おもしろい!
      こんなに痛快な誘拐事件、ほかにないのでは!?
      刑務所から出たばかりの3人が企てた、紀州随一の大富豪、柳川とし子刀自の誘拐事件。
      身代金百億円という前代未聞の取引に発展した大騒動は、一連のショーのようで、爽快感がありました。

      誘拐なのに爽快って、なんだか不思議なかんじですが、ネガティブな感想が全く出てこないのです。
      刀自と虹の童子たちのやり取りにくすっと笑みがこぼれ、ほろりとさせられる。
      1978年発表と聞いてびっくりの、壮大なスケールのお話です。

      この作品の一番の魅力は、刀自のキャラクターが抜群なところです。
      なんて可愛らしい、パワフルなおばあちゃん。
      あまりに刀自が良すぎて、正直作者の他の作品が気にならない(^^;)

      「罪人のわが子の行方を言う親がおりまへんようになあ。・・・私、今ではなあ、あのものたちの母代わりみたいなもんですのや」
      最後までじーんとさせてくれました。
      >> 続きを読む

      2018/08/06 by

      大誘拐」のレビュー

    • chaoさん
      最近読書ログ過去の課題図書三昧していますw
      課題図書に選ばれるだけあって、どれもちょっと時間かかりながら読んでますが(^^ゞ
      この本、とてもよかったです!!
      読書ログの課題図書でなければ出会えなかったと思います。
      私もこんなミステリ、また読みたいな。
      >> 続きを読む

      2018/08/12 by あすか

    • chaoさん
      最近読書ログ過去の課題図書三昧していますw
      課題図書に選ばれるだけあって、どれもちょっと時間かかりながら読んでますが(^^ゞ
      この本、とてもよかったです!!
      読書ログの課題図書でなければ出会えなかったと思います。
      私もこんなミステリ、また読みたいな。
      >> 続きを読む

      2018/08/12 by あすか

    • 評価: 5.0

      確かにミステリーというよりは、ドタバタ喜劇という感じ。
      読み終わった後には、何か爽快感すらある。

      「こうすれば捕まってしまうのでは。。。」といった読者の心配も、人質であるおばあちゃんがしっかり計画済みで感心してしまう。

      100億という金額もさることながら、世界メディアを巻き込むスケールの大きさが気持ち良い!

      2013/03/29 by

      大誘拐」のレビュー

    • 気持ちいい作品ですよね!
      「あーおもしろかった!」って思える読書って楽しい♪

      2013/03/29 by アスラン

    • 犯人達が、おばあちゃんに振り回されて「キャイーン・・・」ってなってるとこがカワイくて好きですw >> 続きを読む

      2013/03/29 by makoto

    • 評価: 5.0

      1月の課題図書「大誘拐」を1月34日に読み終わりました~♪

      まだ読み終わる前から、我慢できなくて皆さんのレビューを読んでしまうと言う過ちを繰り返してしまいましたが、幸いにしてこの作品はみなさんとはツボが違ったみたいです。

      確かに、おばあちゃんに目がいきますけど、翻弄される楽しさみたいなものが虹の童子には有ります。

      自分たちが主役なはずなのに、あれれ!?ってw

      子分肌と言うか、ボス変わってんのに結局は指示に従っちゃいます的なw

      もし、この作品に登場できるなら、迷わず虹の童子の一員になりたいです♪

      こんなに大それたことをしたにも関わらず、やっぱり身の丈に有った分の報酬でいいや!って言うのも小市民っぽくて好印象ですねーw
      >> 続きを読む

      2013/02/03 by

      大誘拐」のレビュー

    • >子分肌

      ぴったりの言葉ですね!
      makotoさんのレビューはみなさんと一味違っておもしろいです。 >> 続きを読む

      2013/02/04 by アスラン

    • おめでとうございまーす☆

      やっぱりmakotoさん視点おもしろいです♪

      2013/02/04 by MissTerry

    • 評価: 5.0

      先月に引き続きギリギリ間に合いました、課題図書。
      昔から宿題も最後に慌ててやるタイプ。

      あまりミステリーを読まないのですが、
      とても面白いジャンルなんだなって感じました。

      「誘拐」という悪のイメージではなく、
      大富豪で人柄も頭脳も抜群の潔いおばあちゃんとその家族、
      そして主役であるはずの誘拐犯たちのちょっと間抜けな愛すべきキャラクター。

      読んでいてほほえましくもあり、
      裏に隠されたメッセージもあり、
      非常に興味深い本でした。

      これからも毎月課題図書だけは読もうって決めました。
      >> 続きを読む

      2013/01/31 by

      大誘拐」のレビュー

    • >makotoさん

      大物ですね!!w

      >Aslanさん

      ありがとうございます。
      がんばります。

      >tadahikoさん

      よかったです、仲間がいて♪

      >Tsukiusagiさん

      「老人と海」ですね。
      読んだことないので頑張って読んでみます。
      でも難しそう・・・
      >> 続きを読む

      2013/01/31 by wave

    • > 読んでいてほほえましくもあり、
      > 裏に隠されたメッセージもあり、

      まさしくそんな感じでしたね。

      ミステリなのかなぁ?とか思いましたけど、べつにカテゴライズしなくたって面白いものは面白いで良いのかなぁと今は思っています。
      >> 続きを読む

      2013/02/01 by ice

    • 評価: 3.0

      最初刀自がおばあちゃんの名前だと思ってました。

      面白かった!!スーパーおばあちゃんが自分を誘拐した誘拐犯達のブレーンになってしまったり、ストーリーが面白い。最後はだいたい想像したところに落ち着いたので、さらに良かった!

      ただ、最後の刀自の理由がちょっといただけないっと思い☆は3となりました。

      #課題図書間に合って良かった >> 続きを読む

      2013/01/30 by

      大誘拐」のレビュー

    • ただ元気なだけのお婆ちゃんならなら成れるかもと思いますけど、頭脳明晰で可愛さも残しつつというところが難しいですね… >> 続きを読む

      2013/01/30 by emi

    • 結局、日本いや世界中がお婆ちゃんに翻弄されたって言うのは爽快ですね♪

      2013/01/30 by ice

    もっとみる

    関連したレビュー

      双葉社 (1996/05)

      著者: 天藤真

      • 評価: 5.0


        ミステリのジャンルの一つである、ユーモア・ミステリは、最後までほのぼのとしたまま終わる作品と、ユーモアの裏に"毒"を隠した作品に大別できるのではないかと思っています。

        天藤真のユーモア・ミステリは、私が今まで読んできた「陽気な容疑者たち」や「死角に消えた殺人者」などの彼の作品から推測すると、ほぼすべてが何らかの"毒"を持っていると思う。

        この「大誘拐」も例外ではなく、非常に残酷で冷酷な"悪"を登場させているんですね。
        この"悪"が出てくる誘拐小説というと、すぐに誘拐犯を思い浮かべてしまうかもしれません。

        確かに、現実の誘拐事件は、非常に陰惨な結末を迎えることも多いので、誘拐犯=悪人、警察=善人という図式で考えてしまいがちです。

        ところが、この「大誘拐」は、このような思い込みを逆手に取り、誘拐を純粋なゲームに仕立てていると思うんですね。

        なにしろ、誘拐を始めた三人組はもちろん、被害者から誘拐の主犯に躍り出るおばあちゃん、警察やおばあちゃんの家族も含め、誰も悪人が出てこないんですね。

        人質が絶対に安全なことが分っているので、犯人と警察がフェアな条件で繰り広げる、知力を尽くした攻防戦を、純粋に楽しむことができるし、これ以上の興奮はないだろうと思う。

        しかも、おばあちゃんが、警察を出し抜くために考案する奇抜なアイディアも抜群に面白い。
        この計画を真正面から描くだけでも十分なのに、構成にも実に巧い仕掛けが施されているんですね。

        おばあちゃんは、三人組を手足のように使って、計画を実行する。
        三人は、それぞれが担当するパートしか知らされていないので、全体像がどのようになるのか分からない。

        これは、読み手側も同じなので、三人組の行動が一つに繋がり、意外な様相を見せ始める場面では、謎解きを読むような驚きがあるんですね。

        片時もユーモアを忘れることなく語られていた物語が一変するのは、事件がすべて終わってからなんですね。
        この誘拐事件には、二つの謎が残されている。

        一つは、なぜ、おばあちゃんが誘拐事件の首謀者になったのか?
        もう一つは、身代金を百億円にした理由だ。

        これらは、ユーモアを演出するためのエピソードなのかと思っていたら、実は理由があったのだ-------。

        おばあちゃんが、すべての真相を語った時、おばあちゃんが戦っていた"悪"の存在が明らかになる。
        この作品の全篇をユーモアで覆っていたのは、おばあちゃんの"悪"に対する告発を際立たせるためだったのだ。

        それだけに、この場面に込められた哀しみには、計り知れないものがある。

        この驚天動地の結末があるからこそ、この作品は優れた誘拐ミステリであると同時に、優れた小説として、いつまでも記憶に残るものになると思う。

        とにかく、この作品は、著者の天藤真の特徴であるユーモアが、最も冴えた作品であり、誘拐されたおばあちゃんが、逆に誘拐犯人を操って事態を思わぬ方向に導くというアイディアが光っているんですね。

        加えて、ここが重要なんですが、おばあちゃんの口を借りて語られる国家への思いは、笑って済ませられない重みを孕んでいて、著者がただユーモラスなだけの作家ではないことを示していると思うんですね。

        >> 続きを読む

        2018/08/12 by

        大誘拐」のレビュー


    最近この本を本棚に追加した会員

    44人が本棚に追加しています。

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    ダイユウカイ
    だいゆうかい

    大誘拐 - 天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫) | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本