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名探偵に薔薇を

3.6 3.6 (レビュー4件)
著者:
カテゴリー: 小説、物語
定価: 798 円

創作童話『メルヘン小人地獄』をなぞるように発生した事件を名探偵が推理。

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    「名探偵に薔薇を」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 3.0


      何者かによって新聞社や雑誌の編集部に届けられた怪奇な童話「メルヘン小人地獄」は、恐るべき連続殺人の序章にすぎなかった。

      そこには、毒薬の材料として惨殺された小人たちの復讐譚が綴られていたが、やがて、その内容をなぞるかのような惨劇が勃発したのだ。

      絶対に検出不可能な最強の毒薬「小人地獄」をめぐる事件の因果の糸を解きほぐすべく、名探偵・瀬川みゆきが乗り出した-------。

      この城平京の「名探偵に薔薇を」は、「メルヘン小人地獄」「毒杯パズル」という二つの中篇が繋がって長篇の体裁を成すという、特異な構成になっているんですね。

      「メルヘン小人地獄」だけを単独で読んでも、出来栄えはなかなかいいのだが、「毒杯パズル」を続けて読むことで著者の意図が浮かび上がる仕掛けになっていると思う。

      赤ん坊の屍体を原料として精製された完璧な毒薬という、非現実的な設定に辟易としてしまいますが、解決の論理は堅牢そのもので、パズラーとしてのミステリの醍醐味を堪能させてくれる。

      のみならず、瀬川みゆきという名探偵が抱えている苦悩の描写が、事件の謎と乖離することなく融合している点も、とてもよかったと思いますね。

      >> 続きを読む

      2018/08/14 by

      名探偵に薔薇を」のレビュー

    • 評価: 4.0

      2部に分かれたミステリ作品。
      最初にメルヘン小人地獄という童謡を読ませる。
      この中で起きる3人への復讐劇。それが現代へと場所を変え起き、藤田家は名探偵に解決を依頼する。

      この1部で事件は解決するのだが、これ自体は小粒なのは否めない。
      だが2部を見ると、1部自体は単なる前フリにしか過ぎないことが分かる。

      2部は藤田家で毒を飲んで死んでしまった人間。
      必然家族の中に犯人がいるしかないという状況下で探偵の推理が。

      もちろん犯人は誰かという視点で進むのだが、それは真相によって名探偵自身の苦悩へと鮮やかに切り替わる。
      >> 続きを読む

      2018/08/05 by

      名探偵に薔薇を」のレビュー

    • 評価: 4.0

      お勧め度:☆7個(満点10個)。とりあえず、積ん読本になっていた小説でした。でも、設定といい、構成といい、良くできているなあと思います。解説にもあったように、第2部の方が先にできていたんですね。
      内容的には、第1部が前振りで2部が本編とういう形は面白いと思った。それに、1部の毒々しさに対して2部での名探偵「瀬川」の苦悩の対比が面白い。真実を追究すれば必ず、不幸が生じる探偵ミステリーにとって、これほど真に問題意識を持たせる小説はないと思う。ラストの二転三転は面白かったが、彼女の苦悩の方が勝っていた気がした。 >> 続きを読む

      2017/06/10 by

      名探偵に薔薇を」のレビュー

    • 評価: 3.0

      あまり推理小説感はないかなー。本格的な推理物を期待して読む人にはあまりお勧めしないかも。でも、前の人が書いてる通り、二転、三転するストーリーは面白いし、短編ぽくて読みやすいものではあります。

      2015/10/02 by

      名探偵に薔薇を」のレビュー

    • > 著者: 城平京

      平城京かと思いました。
      きっと、もじったんでしょうね。 >> 続きを読む

      2015/10/02 by ice


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