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ななつのこ

3.8 3.8 (レビュー2件)
カテゴリー: 小説、物語
定価: 546 円

ファンレターとラブレターは、勢いで出すに限るのだ。――短大に通う十九歳の入江駒子は『ななつのこ』という本を衝動買いし、読了後すぐに作者へファンレターを書こうと思い立つ。先ごろ身辺を騒がせた〈スイカジュース事件〉をまじえて長い手紙を綴ったところ、思いがけなく「お手紙、楽しく拝読致しました」との返事が。さらには、件(くだん)の事件に対する、想像という名の“解決編”が添えられていた! 駒子が語る折節の出来事に打てば響くような絵解きを披露する作家佐伯綾乃、二人の文通めいたやりとりは次第に回を重ねて……。伸びやかな筆致で描かれた、第三回鮎川哲也賞受賞作。

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    「ななつのこ」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0


      今回読了した加納朋子の連作短編集「ななつのこ」は、第三回鮎川哲也賞を受賞した彼女のデビュー作です。

      短大生の入江駒子は、初めてファンレターなるものを書いた。宛先は、書店で偶然、手にした「ななつのこ」という連作短編集の作者である佐伯綾乃。

      駒子は、作品の感想から思い起こされた自分の身辺で起こった不思議な出来事を書き送ると、その謎に対する鮮やかな答えが返ってきて、不思議な文通が続けられる。そして、最後に明かされる綾乃の正体とは?-------。

      作品作の綾乃の「ななつのこ」を加納朋子の「ななつのこ」が包み込む、凝りに凝った構成と、作中で展開する謎の多さが、実にうまいと思う。かくも、この世界がこんなにも謎に満ち溢れているかということを改めて認識させられる。

      こうして、綾乃から駒子に寄せられる回答は、作中の「ななつのこ」で少年ハヤトが抱く謎を、鮮やかに解くあやめさんと似ていて、離れてはいるけど、近くから囁かれる声のようだ。

      すり替えられた絵画の謎、一枚だけ紛失していた写真が突然戻ってきたこと、保育園に現われた巨大恐竜。

      これらの謎は、一旦、現実的で理路整然とした答えが与えられますが、それをさらに幻想に変える目が、作家・加納朋子の豊かな小説世界を形作っていると思うのです。


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      2018/03/12 by

      ななつのこ」のレビュー

    • 評価: 4.0

      【あらすじ転記】
      ファンレターとラブレターは、勢いで出すに限るのだ。――短大に通う十九歳の入江駒子は『ななつのこ』という本を衝動買いし、読了後すぐに作者へファンレターを書こうと思い立つ。先ごろ身辺を騒がせた〈スイカジュース事件〉をまじえて長い手紙を綴ったところ、思いがけなく「お手紙、楽しく拝読致しました」との返事が。さらには、件(くだん)の事件に対する、想像という名の“解決編”が添えられていた! 駒子が語る折節の出来事に打てば響くような絵解きを披露する作家佐伯綾乃、二人の文通めいたやりとりは次第に回を重ねて……。伸びやかな筆致で描かれた、第三回鮎川哲也賞受賞作。


      あ…ありのまま 起こった事を話すぜ!
      「おれは 加納明子のささらさやを読んでいたら北方謙三の冬の眠りを読んでた」
      な… 何を言っているのか わからねーと思うが 
      おれも 何をされたのか わからなかった…
      頭がどうにかなりそうだった…
      ほんわかミステリーだと思ったら車が爆発炎上したり殺人の前科を持つ画家が山を走ってたりするんだ。
      催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ。
      もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…


      ブックオフで加納明子さんの本を5年前くらいに買いまして、悲しくて優しい物語と書いてあったので安心して読んでいたら物凄いハードボイルドな話でありました。殺人や暴力、性描写などがどうにもほんわかと結びつかず100P程を読んでいましたが、どうしても結びつかなくて表紙を剥がしたら中身は北方謙三先生でした。ありんこびっくり。ブックオフ頼むよちゃんと確認しておくれ。

      なんだか気が抜けてしまい5年くらい手を出しませんでしたがやっと1冊読んでみました。とってもほんわかしたミステリーで期待通りでした。
      駒子はおっちょこちょいで朗らかだけれども、子供の頃人に溶け込めなかった経験も有るので、一人ぼっちの子供を放っておけない優しさも持った女の子。
      目線がとても面白くて、普通だと見過ごしてしまうような謎が彼女の目線を通すと途端に不思議な光景に変わります。そんな不思議に対して鮮やかに謎解きをしてくれる作者。さて、この作者とはいったい誰なのでしょうか?

      謙三先生のせいで疎遠になってしまった加納朋子さん。これから時折読んでいこうと思います。
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      2015/07/18 by

      ななつのこ」のレビュー

    • で、肝心のささらさやが読めず、へそまでまげてしまったと、有るんですね珍しい。
      誰か北方さんのささらさやを読みかけて、どうしたかな?
      「ななつのこ」は、面白そうですね_φ(・_・ 加納朋子さんっと。

      私はDVDで、5枚2セットおいてあるのを1セット借りたのですが、12245となっていました。2を見たらまた2で、2と3をケースに入れ間違っていたのです。
      ホラ、ケースと中身が違うでしょう、残りはどうなってますか、と問答して怪訝そうな店員さんに変えてもらいました。読み取りはケースのバーコードなので、こういうこともあるんですね。

      >> 続きを読む

      2015/07/24 by 空耳よ

    • 空耳よさん
      ほのぼの好きならば必ずや好きな本です。なんとなくクローズドノートっぽさを感じました。後味も良かったのでドロドロ好きにはヌルすぎるかも知れませんがσ(^_^;)
      ちなみに北方謙三さんが結構面白かったので、しばらく北方謙三さんにはまるきっかけになりました。世の中なにが出会いになるかわからないものですね。
      しかしDVDで最初の方ダブりだといきなり腰折られていやですねΣ(・□・;)
      ぼくは貸し出し中のDVDを半年待ち続けたら万引きされて無くなっていたという結末になったことあります。毎週棚を見に行っても絶対無いのでそんなに人気なんかい!と思っていたらただの管理不行き届きだったんです。ぼくの半年を返せ!
      >> 続きを読む

      2015/07/25 by ありんこ


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