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血の色の記憶 (創元推理文庫)

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 岸田 るり子
定価: 1,080 円
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    「血の色の記憶 (創元推理文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      久しぶりの岸田るり子さん。
      本屋さんで見つけて、わーいるり子さんだと手に取ると、ナニコレ漫画なのという表紙。最近こういう漫画みたいな表紙が増えてきたけれど、わたしは購買意欲がとんでもなく減退する。やめていただきたい。
      散々悩み、るり子さんじゃなければ書棚に戻したけれど購入。

      色覚障害のある賢い美少年菊巳が事件に巻き込まれる。
      失踪した妻子の行方を探す男性から依頼を受ける探偵麻理美と健一。

      こういう設定で始まる物語。早い段階で麻理美たちの探す妻子とは、菊巳と母親ということはわかる。
      異なる場所で異なる人物によって繰り広げられる物語が、最後に繋がるというのはよくある形であるが、どう繋がるのかが推理のしどころ驚きどころのひとつとなることからすると、本作にはそれは全くない。
      また、結論から言うと意外な犯人も衝撃のラストもない。この作品にあるものは、沢山あるパズルのピースのような手掛かりを、ひとつひとつ嵌めていくと出来上がる絵のようなもの。
      推理やミステリーといった点から見ると比較的地味な作品だとは思う。

      フランスで暮らしたことのある作者だけに、フランス語についても物語で関わったりするところは岸田るり子さんらしいと言える。
      ランボーの詩が出てくるが、フランス語がわかるともっと違って感じられるのかもしれない。

      ステンドグラスのトリックがあるが、そこが少しよくわからない。ステンドグラスをそんなにマジマジと見たことがなかった。
      今度教会に行ったとき、へばりついて見てみようと思う。

      伏線の回収もきちんとされており、あちこちに出した品物をひとつ残らずしまってくれるようにすっきり片付いて終わる。

      色覚障害があり母親との関係もうまくいかず登校拒否になっている菊巳の気持ちの描写なども上手く書かれてていた。
      ただ、そもそも母親がもっと菊巳と向き合い話し合っていたら良かったのにと思う。そう出来ない理由が特にないように感じた。
      母親が菊巳と向き合い良好な関係を築けていたら物語自体が成立しなくなるので、そこは大目に見るところかもしれない。

      麻理美と健一のコンビは気に入ったので、また別の作品にも登場することを期待する。
      ところどころ笑いもあり面白く読めた。
      >> 続きを読む

      2015/12/15 by

      血の色の記憶 (創元推理文庫)」のレビュー

    • 月うさぎさん
      コメントありがとうございます。

      小説に漫画めいた表紙は不要かなと思います。漫画家さんであっても多分イヤです。
      萩尾望都のダニセンセイと読んでしまいました。ビックリしました。なんつータイトルだと思ったら読み間違えていました。
      >> 続きを読む

      2015/12/15 by jhm

    • 課長代理さん
      コメントありがとうございます。

      漫画を見るけれど本は読まない層を呼び込みたいのだろうと思いますが、漫画ファンにおもねる感じが嫌です。
      ある程度表紙でライトノベルとかと区別しているので、混乱させないで欲しいです。
      漫画表紙は安い感じがします。関係ないけれど、町おこしとかでアニメキャラとかをやたら並べているのも安っぽくて二度と行きたくなくなります。
      >> 続きを読む

      2015/12/15 by jhm


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