こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

炎と茨の王女 (創元推理文庫)

3.0 3.0 (レビュー1件)
著者: レイ・カーソン
定価: 1,404 円
いいね!

    「炎と茨の王女 (創元推理文庫)」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 3.0

      【王女のビルドゥングス・ロマンス】
       レビュアーさんの評判が高いので図書館から借りてきて読んでみました(いやぁ、なかなか順番が回って来ませんでした。人気があるのですね)。
       確かに評判通り面白い作品でしたし、何よりも読みやすく、どんどんページをめくってしまう物語でした。

       主人公は16歳になるオロバジェ国の第二王女のエリサです。
       彼女は、第一王女(姉ですね)に先駆けて、大国であるホヤ・ド・アレナ国の王に嫁ぐことになりました。
       しっかり者で美貌の姉ではなく、何故、食べることが大好きで、美人でもなく、ぽっちゃり体型の私が王妃に選ばれたのか、エリサは全く分かりません。
       きっと王様というのは大層醜い男なのではないかとも想像してみたりもします。

       婚礼話は慌ただしく進み、エリサを迎えにやってきた王は、何と、大変美しく優しい男性ではありませんか。
       ただ、再婚だということで、前妻との間にもうけた子供がいるということですが。
       とは言え、こんな美貌の王様が私を娶ってくれるとは……。
       信じられないような気持ちのまま、嫁ぎ先の王国に向かうエリサでした。

       ところで、エリサの臍には生まれつき宝石が埋め込まれていました。
       その宝石はゴッド・ストーンと呼ばれる物で、4世代に一人だけ、宝石を身に帯びた者が生まれるそうなのです。
       宝石を身に帯びた者は神に選ばれし者と言われています。
       ですが、だからといって何か特殊な力を持っているというわけでもなく、エリサは、一体何故私が神に選ばれなければならないのかについても全く理解できずにいました。

       さて、ホヤ・ド・アレナ王国に向かうエリサ達一行ですが、その道中、ペルディートと呼ばれるならず者集団に襲撃されてしまいます。
       馬車を焼かれ、侍女を失い、ぼろぼろになって王国にたどり着いたのですが、王は何故かエリサのことを妻とは紹介せず、「大事な客」としか言わないのです。
       何故、私と結婚したことを隠すの?

       その後、物語は、魔力を使う者を擁するインビエルノという部族との、ゴッド・ストーンを巡る戦争へと発展していき、その過程で、最初は食べることが大好きでぽっちゃりした娘だったエリサが、国を背負って立つ立派な王女へと成長していく過程が描かれます。
       エリサは、この戦いに巻き込まれる過程で、大変過酷な砂漠の旅を強いられることになるのですが、その辺りの描写も物語を盛り上げていきます。
       一つのビルドゥングス・ロマンスと言えるのではないでしょうか。

       どうやらこのシリーズ、大変人気を博したようで、続編も書かれているようです。
       確かに、面白い作品であると保障しましょう。
       図書館にはリクエストを出していますので、続編も順番が回ってきたら読んでみたいと思います。
      >> 続きを読む

      2019/11/09 by

      炎と茨の王女 (創元推理文庫)」のレビュー


    最近この本を本棚に追加した会員

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    炎と茨の王女 (創元推理文庫) | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    最近チェックした本