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何かが道をやってくる

4.0 4.0 (レビュー3件)
著者: レイ・ブラッドベリ
カテゴリー: 小説、物語
定価: 777 円
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    「何かが道をやってくる」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
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    • 評価: 2.0

      『何かが道をやってくる』(レイ・ブラッドベリ) <創元SF文庫> 読了です。

      避雷針売りの下りはすごく良かったのですが、本編に入ってから、何だか全体が「弱い」感じがしました。
      それぞれの要素は存在感があるのですが、何だか弱い。
      どうも入り込めず終わってしまった感じです。
      初ブラッドベリでしたが、ちょっと私には合わなかったようです。

      でも、少年の親友っていいですね。
      >> 続きを読む

      2016/10/28 by

      何かが道をやってくる」のレビュー

    • ブラッドベリは少年を描くのがとても上手いですね!
      少年が主人公でSFではない「たんぽぽのお酒」などが好きな方もいますのでいつか機会があったら試してみて下さい。
      ブラッドベリは短篇の名手なので、短編集から入るほうが正解かもしれません。
      目に見える恐怖ではなく心の中にある闇を恐怖として捉え描く作家で、スティーブン・キングが影響を受けた作家の一人だそうです。
      彼のファンはストーリー性よりテーマ重視。独自の雰囲気に浸るのが楽しみ。
      SFの詩人というイメージでしようか。
      >> 続きを読む

      2016/10/29 by 月うさぎ

    • > 月うさぎさん

      コメントありがとうございます。
      他にも「短編をぜひ」というご意見を多数いただいており、『10月はたそがれの国』を読んでみたいと思っています。 >> 続きを読む

      2016/10/30 by IKUNO

    • 評価: 5.0

      「男の子って、なぜ窓を広く開けたがるんだろうね。」「血が熱いからさ」

      それは10月の終わり、ハロウィンの直前。
      真夜中にひっそり到着した不思議なカーニバル。
      13歳の少年、ウィル・ハロウェイとジム・ナイトシェイドの二人は、カーニバルの秘密を知った。

      レイ・ブラッドベリのこの幻想小説を、スティーヴン・キングは絶賛しているそうです。

      10月、ハロウィン、カーニバル、図書館、テニスシューズで駆る少年たち。
      ブラッドベリの大好きなアイテムに満ち満ちています。
      しかしここに描かれるのは決して安穏として平和な世界ではなく、
      光の裏に影があるように、人の心の奥を疼かせ脅かす物語なのです。

      読み進めるうちに、めくるめくイメージの渦に飲み込まれ、物語の世界に閉じ込められてしまうでしょう。

      比喩の多い文章は必ずしも読み易くはないかもしれません。
      想像力を総動員して、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、全ての感覚を研ぎ澄ませて味わう物語なのです。
      文字を追うだけではこの小説の良さは伝わらないでしょう。

      この恐怖はある意味普遍の恐怖であり、読み手の心理的な欲望や罪を暴く、危険なものです。
      ですから、ハリー・ポッターのヴォルデモートなんかよりも
      ずっとずっと怖いと感じるはず。

      カライアピーの音色の誘惑的な響きに、回る回転木馬の永劫の行進に、
      あなたは抗うことができるでしょうか?

      一度だけなら?

      でもその一度が、きっと全てなのです。

      一方、これはウィルとその父チャールズの物語でもあります。
      子どもは父を「発見」し父も息子を「発見」しあうのです。

      お父さん、こんなに大活躍してたんだっけ?
      というのが今回の再読で最も印象的だった「違い」でした。
      今ではウィルの父のお年頃に近い私ですが、それでも父の心よりもなぜかウィルの気分に近い気がしました。
      昔読んだ本は、幼友達のように、その頃の自分に引き戻してくれるのかもしれません。

      でもね。54歳をお年寄り扱いするのって、そりゃ~ないよ。と思ったりもしましたが。(^_^;)


      過去映画化されている作品ですが、またも映画化の予定があるそうです。
      現代技術を駆使した映像でこの作品が観られるなんて、とても楽しみ!
      ではあるのですが、
      他人の映像化したイメージが染み付く前にぜひ自らのイメージを駆使して描いてみましょう!
      心の内にあなただけの絵画を。


      【月うさぎのウンチク・コーナー】
      タイトルの『何かが道をやってくる』はシェイクスピアの「マクベス」の一節から取られたもの。

      By the pricking of my thumbs,
      Something wicked this way comes.

      本文中にこの引用もされていました。

      大久保さんの翻訳によると
      「あたしの親指をおっ立てれば、邪悪がこっちへやってくる」
      >> 続きを読む

      2014/10/22 by

      何かが道をやってくる」のレビュー

    • 「レイ・ブラッドベリ」でググると「TV/映画」のところに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と表示されたのでクリックすると「The Wonderful Ice Cream Suit」なる映画に辿りつきます。

      確かに、Screenwriterは「Ray Bradbury」となっていますが、邦題が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ってこと?と、迷宮を旅しております...
      >> 続きを読む

      2014/10/23 by ice

    • iceさん
      え~?「バック・トゥ・ザ・フューチャー」??それは誤訳だと思いますよ!

      問題の映画「The Wonderful Ice Cream Suit」ですが、
      The story's life and inspiration comes from Ray Bradbury's 1958 Saturday Evening Post short story, "The Magic White Suit."
      とありました。

      この作品は異色作家短篇集5『メランコリイの妙薬』に収録されています。

      「すばらしき白服」The Wonderful Ice Cream Suit(The Magic White Suit)
       
      マルティネスは、お金のない仲間同士で一着の白服を共有することになった。
      体型も身長も 体重も同じ6人の男たちで、上等な服を順番に服を着ようというのだった。
      順番が回ってきたマルティネスは、 気にかけていた女性のもとへ…。
      というドタバタコメディ。らしいです。
      これ、全然記憶にないよ~(^_^;)
      >> 続きを読む

      2014/10/23 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

      2012/06/05、レイ・ブラッドベリ氏、死去。享年91歳。
      ・・・というニュースを聞いたので、急遽、追悼の意味も込めて、ブラッドベリの作品を読むことに。


      ある年の万聖節前夜(ハロウィン)、13歳だったジムとウィルの2人が体験した異様な世界。

      真夜中に街にやってきたカーニバルの一座。一見、普通のカーニバルのように見えるが、何かが違う。
      特に「故障中」という貼り紙のある「鏡の迷路」と「メリーゴーランド」

      それを裏付けるように「鏡の迷路」では、2人が通う学校のフォレー先生が中で「何か」を見て、半パニックに陥る。

      そして、ついに2人は見てしまう。
      カーニバルの一員、クガー氏が逆に回るメリーゴーランドに乗ると、みるみる若返り、ついに少年の姿になるところを。

      旅のカーニバル一座、というのは「楽しい」というイメージがある反面、一般人にしてみれば「どこの誰とも知れない不気味な存在」でもあるのだろうか。

      ふと思い出したのは、スティーヴン・キングの「IT」

      主人公達と対立するIT(「彼」でもなく「彼女」でもなく「アレ」としか呼べないもの)は決まった姿は持っておらず、相手が心の底で怖れるものに姿を変える事ができる。
      ただ、多くの場合、ある決まった姿で現れる。

      その姿とは「ピエロ」

      しかも、ITは、ある町に一定の間隔でやってくるが、本作品のカーニバル一座も(周期は分からないが)かつて何度か町にやってきている。
      「IT」では、その町は「狩場」だからでは、とほのめかされる。
      本作品では、なぜ何度もやってくるかという理由は明かされないが、もしかしたら・・・と思えてくる。

      さらに両作品とも主人公達は(結果的に)相手の持つ能力を逆手にとる事で「敵」に勝利するが、その後で、主人公にとってかけがえのない人物を取り戻すための「儀式」を行う点まで共通している。
      キングのブラッドベリへのオマージュなのか、単なる偶然の一致なのか。
      >> 続きを読む

      2012/06/23 by

      何かが道をやってくる」のレビュー

    • >カーニバルの一員、クガー氏が逆に回るメリーゴーランドに乗ると、みるみる若返り、ついに少年の姿になるところを。

      あれ?っと思って引っ張り出してみたのですが、これは長編ですね?
      ハヤカワからでている「黒いカーニバル」という短編集に載っている
      「黒い観覧車」はこれと同じアイディアの短篇なんです。
      クーガー氏は同じ名前、二人の少年の名前は違います。
      両方持っているので読み直します。では、また。
      >> 続きを読む

      2012/06/26 by 月うさぎ

    • >yutakaさん
      「誰か」でなく「何か」がやってくる、というところがミソかもしれません。

      >Tsukiusagiさん
      読んだ後になってから「黒いカーニバル」を知りましたが、内容までは知りませんでした。
      同じ著者で似たようなモチーフで「?」となりましたが、そうなのですね。
      短編版を読む楽しみもできました。
      >> 続きを読む

      2012/06/28 by Tucker


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