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盤上の夜 (創元SF文庫)

4.5 4.5 (レビュー2件)
著者: 宮内 悠介
定価: 886 円
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    「盤上の夜 (創元SF文庫)」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      囲碁・将棋・チェス・麻雀等の盤上遊戯を題材とした短編集。
      異色の作品であると思う。
      扱うゲームも多岐にわたるが、登場人物もを四肢を失った女流棋士、AI、現代のシャーマン、古代王国の王子等多彩である。
      人間の思考実験装置であるゲームを極めた人々の垣間見る世界は、神話的な世界と言ってもいいかもしれない。

      2017/12/28 by

      盤上の夜 (創元SF文庫)」のレビュー

    • 評価: 5.0

       直木賞候補、日本SF大賞受賞作。なぜ人は盤上遊戯に取り憑かれるのか、それを極めた先に人は何を見るのか。

       本作は一人のジャーナリストを語り手に描かれる6つの短編から成ります。

       盤上遊戯に取り憑かれた経験はありませんが、それらを取り上げた作品はいつも強い印象を残していきます。
       阿佐田哲也さんの『麻雀放浪記』は文字通り徹夜して読み、ルールがわからないのに『ヒカルの碁』にわくわくし、『アカギ』にざわざわしました。
      たかがゲーム。そう言ってしまうこともできます。しかし、確かに存在する熱病のような魅力は古来から人を捉えてきたのです。

       さらにワクワクするのは、実在の人物が登場することです。私はリアルがフィクションに勝るとは思いませんが、時に事実は小説より奇なり、ノンフィクションの持つ説得力は確かにあります。

       特に「人間の王」に登場するチェッカーの伝説的プレイヤー、マリオン・ティンズリーは、本作のテーマを体現している人物だと思います。彼は何に魅せられたのか、強さの先に何を見たのか。物思いに浸るばかりです。

       読んでいると次第に不思議な感覚が湧き上がってきます。まるで無限とも思える展開を予測していくように、怪異と統計の間をさまよっていくように、本作のテーマの答えが見極められそうでわからないのです。盤上遊戯では、唯一正解の一手というものがあるかもしれません。でも、ないかもしれないし、多くの場合は次の展開によってベターはあってもベストはありません。本作に投げ掛けられる問に対しても、決してベストはなく、自分なりのベターを見つけることが正解なのでしょう。

       SF大賞にはもちろん相応しく、それ以上に底の見えない作品です。ただSF的な要素はかなり薄めです。しかし「SFは起こりそうもない事を起こりそうにかいたものだ」という文句を引用するならば、本作は素晴らしいSFだと言えます。人はゲームの高みに人知を超えた存在を見出さずにはいられないのですから。
      >> 続きを読む

      2015/03/08 by

      盤上の夜 (創元SF文庫)」のレビュー

    • >iceさん
      麻雀は一度はハマってしまいますね!

      本作を読んで、囲碁のフリーゲームに挑戦しましたが、レベル1に勝てませんでした笑 >> 続きを読む

      2015/03/09 by あさ・くら

    • そうなんですね!”チャトランガ”もうなんか・・やばいです(笑)カッコイイ!!です

      >能力者めいた登場人物や、ぶっ飛んだ展開が入りつつ、思索的だったりもします。ほんとワクワクです!

      この一文だけでワクワクが止まらないです!!ちょっと某通販サイトに行って調べてこよう!です!!
      >> 続きを読む

      2015/03/09 by 澄美空


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