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「キレ」の思考 「コク」の思考

5.0 5.0 (レビュー1件)
著者: 村山 昇
定価: 1,620 円
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    「「キレ」の思考 「コク」の思考」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 5.0

      著者は、「キレの思考」を人の能力が学術で強く表れる論理的な逐次思考。「コクの思考」を人格の豊かさが芸術で強く表れる曖昧な統合思考と定義していると私は思いました。

      また、本質を求める時の曖昧さに耐えることや、フレームワークや型に明確さや明瞭さ、具体性を求めることで、合理性と能率性の違い(=エッセンスを得ることと楽することの違い)を感じられなくなることが問題だと感じている様です。

      さらに、枠を打ち破り本質に迫っていくところの発想は、とても主観的でアクの強い、破天荒でつじつまの合わない甘さだらけでも抽象度が高い、周囲が理解に苦しむものであるに違いないといっています。既成概念に囚われない発想というのはそういうイメージかも知れませんね。
      論理が足りていなくても、偏りがあろうが不格好だろうが、問題を打ち破るにはまず主観の「強さ」が必要で、その主観の強さでもって曖昧の藪のなかを分け入っていく逞しさ、それこそが今の現場に求められている力だと書かれていました。

      客観的な思考は型の数稽古として土台や基本の練習には適しているけど、個体差を培って自分独自の強みを養うには向かないということなんでしょうか。

      そして、その曖昧に分け入って本質を捉える力を磨く演習が、曖昧さを友とする考えの練習と曖昧なことを定義化する演習などとして、いくつかのっていました。
      >> 続きを読む

      2019/01/19 by

      「キレ」の思考 「コク」の思考」のレビュー

    • あっ、なるほど。自分の視点が違っていました。
      客観か主観かで考えると納得です。なかなか頭が固くなっていたのかもしれません。
      機会があれば読んでみたいと思います。
      >> 続きを読む

      2019/01/20 by 豚の確認

    • 豚の確認さん、コメントありがとうございました。

      以下に著者が書いているこの本のコンセプトを追記しておきます。

      『そこで私は今回、次の3つの軸で思考というものをとらえようと試みる。

        〈1〉思考の上下軸───「抽象的/具象的」
        〈2〉思考の左右軸───「論理的/イメージ的」
        〈3〉思考の前後軸───「主観的/客観的」

       つまり思考には、
      ○物事を抽象化して本質をつかみにいくか、それとも、具象化に寄っていって個別の実態を見ようとするかといった「上下方向」があり、
      ○論理的に分解し組み立てて理解するか、それとも、直観的なイメージで把握するかといった「左右方向」があり、
      ○主観的・意志的に考えを前面に押し出していくか、それとも、一歩引いて、客観的・説明的に物事を見つめるかといった「前後方向」の3方向があると思えるからだ。

      ◆「思考の3軸」がつくる球状空間
       この3軸で形成される空間を球体に見立てたのが「思考球域〈Thought Sphere〉」である。

      英語で造語表記をするなら「Thought Sphere」(ソート・スフィア)となるだろうか。
       「Sphere」とは、球形のもの、作用や活動が及ぶ範囲、天空を意味する単語である。私が抱く思考の概念イメージは、まさにこの「Sphere」がぴったりだと感じている。作用・活動の領域が球状に広がり、しかも外縁部には定かな境界線がなく、その先はもっと大きな空間につながっているというまさに天空的なものを想像するからである。

      ◆「キレ」の思考・「コク」の思考
       さらにここで私は、対照的な2つの思考に特別な名づけをしたい。一つは、「具象×論理×客観」領域を基地とする思考を『キレの思考』と名づける。これは、典型的にはサイエンスの人びとが行っているものと考えればわかりやすいだろう。そしてもう一つは、「抽象×イメージ×主観」領域を基地とする思考を『コクの思考』と名づける。これは、典型的にはアートの人びとが行っているものである。

      「大きな問い」を発し、「大きな答え」をつかむためには、「キレ」と「コク」の領域を大きく往復することが欠かせない。』

      としています。

      また、私とは別の他の方が書いた良くまとまっているページがありましたので以下にアドレスをはっておきます。


      https://www.insightnow.jp/article/7417
      >> 続きを読む

      2019/01/20 by 月岩水


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