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障害者が輝く組織

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 高嶋 健夫
定価: 1,728 円
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    「障害者が輝く組織」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

       本書は単なる机上論ではなく、実際に障害者を雇用している会社を取材して、その現状をしっかりと把握している。

       一読した後の全体的な感想は、企業が障害者の雇用に配慮している、というよりも障害を持っている人たち自身が健常者以上に努力して、成果を出そうと頑張っているということ。

       だったら、その障害者が凄いわけであって、企業は凄くないのでは? と思うかもしれないけれど、そういう面も無きにしも非ず。

       ただ、障害を持っている人でも頑張ろうという気にさせる、ちょっとカッコつけて言えば仕事に対するモチベーションを高めさせる組織というのはなかなか無いものである。

       大概の組織は、組織に従順な人材を作ろうとし、実際にそう教育している。やる気とか関係なしに、余計なことを考えず上の命令を忠実に実行する人を欲しがる(例えば自衛隊とか警察はそうだ)。

       障害者が上手く活躍できる組織は、決して障害者を特別扱いなどしていない。他の社員と同じように扱い、一緒に働いている。

       人間の良い部分を引きだし、悪い部分を補うのが組織である、というのはあのドラッガーの言葉だが、人も資源も豊富にある大企業こそが、障害者を雇用するには適していると筆者は思う。

       ただ、現在の所大企業は障害者雇用には消極的だ。大企業にはサラリーマン的な経営者が多く、早く結果(利益)を出そうとしているため、長期的な見方で雇用ができないから、というのも一つの要因らしい。他にも色々と偏見があるだろう。

       障害者だって、日常生活で不便があるだけで普通に働ける人は多くいる。本書では、むしろ障害のあることを活かして、障害者向けのサービスの提案や開発をしている人もいる。これこそ適材適所である。

       人を人と思わず、ただのお金儲けの手段としてしか見ない組織には、障害者雇用は難しいかもしれない。けれど、そういう組織で人は働こうと思うだろうか?

       社会全体から見れば、障害者を雇用の対象からはじき出して、税金で面倒を見るよりも、こうして社会の一員として受け入れたほうが、絶対に利益になるだろう。

       障害者にも色々な人がいるので、「あんな風に頑張れねえよ」と思っちゃう人もいるかもしれないけど、一生懸命に生きるってことは、素敵なことではないだろうか。ほんの少しでもいいから、勇気と努力を持って前に進んで欲しい。これは組織や障害者だけでなく、社会全体に言えることだ。
      >> 続きを読む

      2014/09/19 by

      障害者が輝く組織」のレビュー

    • 各々の人が力を発揮できる場所を見つけられるといいなぁと思います。

      2014/09/19 by coji

    • >大概の組織は、組織に従順な人材を作ろうとし、実際にそう教育している。やる気とか関係なしに、余計なことを考えず上の命令を忠実に実行する人を欲しがる(例えば自衛隊とか警察はそうだ)

      警察や自衛隊だけじゃないです。
      現に僕の勤め先もそうです(笑)。
      突出するより馴れ合えというのは、異常な文化ですよね。

      。>障害者にも色々な人がいるので、「あんな風に頑張れねえよ」と思っちゃう人もいるかもしれないけど、一生懸命に生きるってことは、素敵なことではないだろうか。ほんの少しでもいいから、勇気と努力を持って前に進んで欲しい。これは組織や障害者だけでなく、社会全体に言えることだ。

      難しいですね。
      まず一生懸命生きていることが素敵なことかどうか、それを検討する必要がありますね(笑)

      >> 続きを読む

      2014/09/19 by 課長代理


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