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ニンジンでトロイア戦争に勝つ方法 上: 世界を変えた20の野菜の歴史

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: レベッカ ラップ
定価: 2,160 円
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    「ニンジンでトロイア戦争に勝つ方法 上: 世界を変えた20の野菜の歴史」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      著者はアメリカの人なので、基本的に西洋メインの話です。野菜の歴史、エピソードについてなど。そのため、日本人としては馴染みない話になることもしばしば。とはいえ現代日本では手に入りやすい野菜たちの話が多いので、十分に楽しめました。セロリが昔は高級食材だったとか、トウモロコシの生物学上の不思議とか。

      それぞれの野菜の持つ栄養素から科学的に○○に効く、みたいな豆知識も載っていますし、迷信からの○○に効くと思われていた、との話も載っています。化学は苦手なので若干斜め読みでしたが…

      気になった話がいくつか。
      この間柑橘類の歴史の本を読んだときに「柑橘類は壊血病に効く、英国海軍はこれで船乗りの壊血病を防いだ」という話を聞いたのですが、この本ではザワークラウトが壊血病予防に効くと書かれています。「英国海軍はのちにライムの果汁を用いるようになったが、それまではザワークラウトを試して効果を認めていた」のだとか。要はビタミンCが大事なわけですが。
      ドーナツの歴史についての本でも出てきた、ドイツ系移住民のペンシルヴェニア・ダッチの食生活がこの本でも出てきます。アメリカの文化の一翼を担っているのでしょう。

      欧州では王族の婚姻やら大航海時代やらで人の移動が激しかったイメージです。人は食べずには生きられないので食料を携えて行ったり、たどり着いた先で新たな食糧に巡り合って持ち帰ったりしたはずで、それは野菜たちにとってもいいことだったんだろうなぁ、としみじみ思います。食に貪欲な為政者の影響は偉大ですね。

      あと、ニンジンを食べると夜目が効くようになるという俗信があるらしいのですが、これはWW2時代の英国軍による対ドイツの情報戦略によるものなんだとか。夜間に驚異的な狙撃率を誇るパイロットは、視力向上のためにニンジンを食べているから(本当はレーダー搭載の戦闘機だから)と宣伝したら、ドイツではなく英国大衆がそれを信じたんだとか。むしろドイツはどう思ったんだろうか…

      下巻も読みます。ジャガイモの項目に期待したい。ドイツ、そしてプロイセンですね。パンプキンの項目もあるので、ハロウィンの話も楽しみです。あれも品種の多い野菜ですよね。
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      2015/12/15 by

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