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憲法主義:条文には書かれていない本質

5.0 5.0 (レビュー4件)
著者: 南野 森内山 奈月
定価: 1,296 円
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    「憲法主義:条文には書かれていない本質」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 評価なし

      憲法というものの本質は、権力を縛り暴走させないための最大の抑止力であるという事。憲法を変えるのは容易ではない労力を要するのは、簡単に変えられるようなものでは権力者を縛ることが出来ないためのものだ。
      その為に今解釈の変更のみで憲法を捻じ曲げ、戦争が出来る体制を作り上げようとしている。
      そりゃ解釈だけでねじ曲がるものならこんな楽な事は無いだろう、他の件に関してだって屁理屈をこねればそれで通ってしまう事になる。
      他の国が戦争をしているから、他の国が殴り合いを始めるから俺も一緒に加勢しなくては。おいおいチンピラのような理論を国レベルで適用するつもりか?それが仁義なのか?

      などと思った事を書いてみたものの所詮は憲法ビギナーなので、現在勉強中です。
      この本はAKBの女の子が憲法の講義を受け、それを僕らに分かりやすく提示してくれる非常な良書であります。
      この子はとっても聡明な女の子で、読んでいてある種の危惧を覚えました「俺、ちゃんと生きないといかんなあ・・・」という思いです。

      眼から鱗だったのは、憲法というのは権力を縛る物であって、国民が守らなければいけないのが法律だという事。立憲主義とはそういう事だったんですね。

      国家権力にとって憲法はとっても邪魔な物という事が書いて有って、今まで思った事もありませんでしたが、これだけ変わることなく使われ続けて来たこの憲法というものは成立して以降この国を運営し守ってきたのだなと思うと、解釈程度で変えていいものではないとつくづく思いました。
      こんなことがまかり通るなら権力さえあれば道理が引っ込む事となって、今後も同様に屁理屈を通そうとする輩が続々と登場するに決まっています。

      それにしてもAKBかあ・・・頭の出来とは関係無いけれど、すごいな( ゚Д゚)
      >> 続きを読む

      2015/07/12 by

      憲法主義:条文には書かれていない本質」のレビュー

    • 月うさぎさん
      憲法を意識するようになったら、急激に日本の事が良きにつけ悪しきにつけ身近い感じられてきました。憲法も自分達を守る為に先達が組み上げた仕組みなのだと思うといつも隣に居てくれたような気がしてありがたさがこみ上げてきました。

      始めての感覚なのですが、元々は動物で自由に生きてきた人間が、自らを縛り規定するというのは凄い事ですね。当然のように色々な仕組みからの恩恵を享受していますが人間の意思が伴わなければ存在しないものだと思うと胸アツです。積み上げた実績も崩すのは一瞬ですね。
      >> 続きを読む

      2015/07/13 by ありんこ

    • 素頓卿さん
      汚職をした議員でも地元ではそのまま人気があったり、あまつさえ擁護同情を受け支持が無くならなかったりと信じられない事が沢山ありますが、そういう盲信のつけがここにきて噴出しているんでしょうね。小ばかにされてしまう民衆の中に私もいるのだなと思うと悔しいですね。皆で賢い民衆になりたいものであります。 >> 続きを読む

      2015/07/13 by ありんこ

    • 評価: 5.0

      今、憲法が非常に大きな問題になっています。
      改憲の動きと憲法解釈の政府見解の変更問題。そして安易な人権認識。
      我々国民の立場で憲法を受け止め直すことは最低限やるべき「防衛」です。
      何もしないでいて戦火に巻き込まれるのはもうゴメンじゃないですか。

      これは憲法に対して予断を持たずに入門できるとてもわかりやすい本でした。
      AKB48の現役メンバー内山奈月が憲法学者の講義を受けるという形の対談本
      いきなりの質問が「憲法とは何だと思いますか?」ですよ。
      それにさらっと「最高法規です」と答える内山さん。
      なんなんだ、この賢さは?
      そこからして尊敬目線になります。
      憲法を暗記しているアイドルという珍しさをウリにしている訳ではなく
      彼女は慶応の付属高校から今は慶大経済学部に在籍しているレベルの
      もともと賢い女の子だったのでした。

      この本のよい所は基本から丁寧に検証していること。
      立憲主義とは何か?
      憲法という言葉はどこから来たのか?
      平易に単純化しているかもしれませんが、おかげで理解は進みます。
      口述の講義スタイルなので読み易さも抜群。
      各章ごとに内山の講義内容のまとめレポがついているので頭が整理され一層わかりやすくなっています。

      「表現の自由」が憲法に果たす役割の重さを知ればなぜそれがいつも大きな問題になるのかが理解できるでしょう。
      マスコミの商売の自由のためにあるのではないということが。
      そして某自民党議員らの問題発言は完全に違憲であり、憲法を理解できない頭のレベルの低い人間が代議士の資質を欠く不適切な人間であること、
      その人間を議席に置くことのデメリットは国民にとって甚大だということもわかってくるでしょう。

      目次
      第1講「憲法とは何か?」――憲法は他の法律と比べて何が違うのか
      第2講「人権と立憲主義」――アイドルの「恋愛禁止」は憲法違反か
      第3講「国民主権と選挙」――質の高い代表を選出するための工夫
      第4講「内閣と違憲審査制」――国会・内閣・裁判所の民主的正統性について
      第5講「憲法の変化と未来」――憲法が変化する場合とその手続きについて


      憲法学者がなぜ自民党の法案を違憲と判断するのか?
      法学者からみた「憲法」は私達が考える憲法とは方向が違うのですね。

      それが理解できたのは「名宛人」の説明を聞いたことによります。
      憲法は「国民」に向かってはその権利を守るためにあり、「国家権力」を縛るためにある。
      国民に課された義務は労働と納税と教育だけです。
      それも当然で国家権力が人権を侵すことなく国の統治を潤滑に進めることが憲法の2大使命なのです。
      国民を縛るためには憲法の下に多々ある法律がその任を帯びています。
      民法とか刑法とか道路交通法とか商法とかそういうことね。
      だから憲法こそは別格の国家の人格みたいなものと考えていいでしょう。
      アイデンティティはころころ変えるべきではないし変わる性格のものではそもそもあってはならない

      話の流れから憲法の成り立ちや「押しつけ憲法」議論も出てきます。

      その中でとても心をうった言葉は70年ものあいだ運用され機能してきた事実の重さです。
      国が独り立ちしてやってきたその実績が何よりもその憲法の優秀性を証明しているのではないかということです。
      いまさら産みの親がと言われてもね。
      という言葉にちょっと笑ってしまいました。

      指一本触らせないぞという姿勢で憲法の話をしないのは逆効果です。
      日本人はそんなにバカではないでしょう。
      どんどん話して事実と原則を思い込みを捨てて見つめ考える。
      この本を読めば、少なくとも憲法が難しい物ではなくなります。

      憲法は英語でConstitution
      Constituteの原義は「共に組み立てる」から来ているそうです。
      >> 続きを読む

      2015/07/09 by

      憲法主義:条文には書かれていない本質」のレビュー

    • 審議は尽くされた、として強行採決されてしまえば結局のところ法案は通ってしまうのでしょう。僕ら国民も馬鹿にされたものです。
      仕事でデモに参加できず、申し訳ない思いでいっぱいの毎日です。
      >> 続きを読む

      2015/07/12 by 課長代理

    • 課長代理さん
      自民党の憲法草案がでて2年もたっているのですから、私ものんびりしていたものだと反省しています。
      国会議事堂前のデモは安倍総理にとっては騒音だそうです。
      内閣支持率が支持・不支持の率がようやく逆転して不支持が増えたそうです。
      安全保障法案の説明不足との認識がここへきて活発に議論され始めたからですが
      私に言わせれば遅すぎだよ日本国民。って思いますけど。
      この暴挙は先の選挙結果のせいです。あの時にもう少し問題認識して欲しかった。
      >> 続きを読む

      2015/07/13 by 月うさぎ

    • 評価: 5.0

       日本の憲法の性質や要点を
      中学生でも理解できるのではないかというくらいに
      分かりやすく説明してくれています。
       
       AKB48の一員と九州大学の准教授という異色の取り合わせで
      話題づくりだけと思われてしまうかもしれませんが、
      しっかりした内容の本でした。
       
       最近話題の集団的自衛権や
      解釈改憲についても触れており、
      それらが含む問題点や意味合いを解説してくれています。
       
       これまで憲法についてあまり知識の無かった人や、
      これから勉強してみようと思っている方にとっては
      読みやすさも手伝って、良い導入書となるのではないでしょうか。
      そんな期待感もこめて★5つとさせていただきます。
       
       最後により掘り下げて勉強したい人向けに
      文献ガイドを掲載しているのも心にくい気配りだと思います。
      >> 続きを読む

      2015/05/12 by

      憲法主義:条文には書かれていない本質」のレビュー

    • 理系で進んできたら憲法に無頓着に
      なってしまいました・・・
      導入書として適切なのであればチェックしてみたい >> 続きを読む

      2015/05/12 by teflon59

    • 入門書として最適な一冊でした。
      憲法を知ることは日本を正しく理解することだったのですね。
      憲法というとお勉強とか難しいというイメージで敬遠しがちな人でも
      これほど入りやすければ絶対に読めますね。
      各条項解説という形ではなく基本理念に的を絞った講義であることもとてもよかったと思います。
      >> 続きを読む

      2015/07/10 by 月うさぎ

    • 評価: 評価なし

      今日、ツタヤで「失職女子」を注文してきた。
      先日、「最貧困女子」をよんで感銘を受けて、
      制度から擦り抜け落ちて仕舞ふ最貧困層がいる事に胸が痛み、
      最近、法律関係に興味を持ち始めた。
      それで、たまたまツタヤで見つけて買って本書を読んだ。
      AKBアイドル内山奈月。
      彼女は憲法の条文を全部覚えて居るのだと云ふから凄い。
      それに、彼女が大学の教授に個人授業を受けるのだけれど、
      そのときの受け答へが、アイドルだと思へないくらい完璧で、
      いや、アイドル云々のまへに明瞭な頭脳を持ってゐて驚かされた。
      もっともっと僕も勉強しなければなと思はされていい刺激になった。

      憲法は人権を保障するためのもので、対象は国民ではなく
      国家権力を抑制するために作られたものと云ふ事を知った。
      けれども国民が法的な権限を行使できるのは選挙の時だけだと云ふので、
      もっと読書がしたいから、
      もっと読書して、
      読書時間と、本を沢山買へるくらゐ最低賃金をもっと上げてくれる
      政治家を選べるやうな目を持ちたい。

      思へば、進学した大学は法律学部だった。
      けれども全く受講しないで辞めてしまった。
      今思へばもったいなく思ふが、しかし今からでも遅くない。
      すこしづつ法律や制度の知識を得て生きたいと思ふ。
      そして、今は役に立たないかもしれないけれども、
      もし身近で困ってゐる人がゐたなら少し役に立てるくらゐの知識が欲しい。
      武士の刀のやうに知識が欲しい。
      たとへ抜くときがおとづれなくとも。
      >> 続きを読む

      2014/11/19 by

      憲法主義:条文には書かれていない本質」のレビュー

    • アイドルが介在することで憲法に興味を持つ人が増えるなら、とても良いことだと思いました。 >> 続きを読む

      2014/11/19 by ice

    • さうですね。
      憲法とか言はれると、しり込みして仕舞ひますが、
      親しみを持って本書に接することが出来ました。 >> 続きを読む

      2014/11/20 by 風樹のたん


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