こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)

ケモノの城

4.2 4.2 (レビュー4件)
著者: 誉田 哲也
定価: 1,728 円
いいね!

    「ケモノの城」 の読書レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順
    すべてのレビューとコメントを開く
    • 評価: 4.0

      読む手が止まらない・・・・・・・

      読むのが辛いのに・・・・・・

      暴力描写がすさまじい

      よって誰にでもおすすめできるような作品ではありません

      だけど、前半に散りばめられた不可解な出来事が終盤に繋がり真相を明らかにしていく様は読み手を引き付け離しません

      事件当時者が語る事件の真相はすべてが真実ではなく、嘘や幻想で塗り固められた架空の世界

      有効的なミスリードで読者を煙に巻き・・・・・・・・・そして、悲しい結末へ・・・・・・

      実際にあった事件を題材に作られたというこの作品ですがこのような世界が身近にあるとは信じがたい・・・・・

      これと誉田哲也が描くサスペンスが共存したとき、圧倒的な恐怖が訪れます
      >> 続きを読む

      2015/12/05 by

      ケモノの城」のレビュー

    • 評価: 4.0

      「消された一家 北九州・連続監禁殺人事件」に影響を受けたと思われる監禁事件を軸に物語は進んでいく。

      拷問や虐待があまりにもひどくて、終いには感覚が麻痺してきて残虐描写にも慣れてくる。物語の最後は結末がわざとあやふやにされていて、読者に任される。主犯の「ヨシオ」が存在したのかすらわからなくなる。いや、フィクションだからそもそも存在などしないのだが。人間の心を持たないケモノの「ヨシオ」が感染していくという記述には昨今のキチガイじみた事件を彷彿させて怖い。

      2015/01/11 by

      ケモノの城」のレビュー

    • 結末、あやふやだとずっともやもやしちゃいそうです笑。

      2015/01/12 by chao

    • 評価: 3.0

      ある日、十七歳の少女が、自ら警察に保護を求めてきた。
      その背景を探る刑事に鑑識から報告が入る。
      少女が生活していたマンションの浴室から、大量の血痕が見つかったのだった。
      やがて、同じ部屋で暮らしていた女も警察に保護される。
      二人は事情聴取に応じるが、その内容は食い違う。
      圧倒的な描写力で描く事件は、小説でしか説明する術をもたない。
      著者の新しいステージを告げる衝撃作。

      おそらく北九州のひとつの家族を軸にして起きた連続殺人事件をモチーフに書かれたものかと思われる、グロテスクなサスペンスです。
      園子温監督の『冷たい熱帯魚』なども彷彿とさせる、最近の日本社会で時折見かけるようになった、異様な殺人事件を丁寧にかつ精緻な筆致で描いています。

      物語の舞台は東京都町田市。
      自動車整備工の辰吾は、市内のアパートで五つ年下二十四歳の聖子と同棲生活を始めたばかり。
      二人での生活は何もかもが新鮮で、労働意欲も自ずと湧き上がり、職場の同僚がうらやむほど仲睦まじく暮らしていました。
      そんな平穏な日常に突然現れた、聖子の実父・三郎。
      三郎は何の職にも就いておらず、日がな一日室内で過ごしていたり、時折出かけてみたり…。
      三郎の居候が数日、数週間を過ぎた頃、痺れを切らした辰吾は聖子に詰め寄りますが、「もう少し辛抱してあげて」という懇願に、それ以上強く出ることはできませんでした。
      しかし気になる日中の三郎の徘徊。
      辰吾は好奇心を抑えきれず、三郎の後をつけ始めます。
      何日にも渡る追跡の果てに、三郎が消えたマンションの一室に足を踏み入れた辰吾が目にした光景は、あまりにも陰惨な地獄絵図でした。

      同じ頃、町田市内のファミリーレストラン前でひとりの少女が警察に保護されます。
      彼女は下着類を見に付けず、薄汚れたTシャツにジャージ、サンダル履きといった異様な風体、しかも体中に虐待を受けたと思しき傷跡が多数見られました。
      彼女の証言から、警察は彼女が監禁されていたと思われるマンションの一室に辿り着きます。
      刑事がインタホンを鳴らし、室内から現れたのは、またしても女性。
      彼女も指先はただれ、痣だらけの体で、ようやく玄関先に出てきたのでした。
      室内でいったい何が起きているのか?
      立ち入った刑事達はとてつもない臭気、恐るべき光景に襲われ、しばし呆然とし、この事件の異様さに背筋を凍らせたのでした。

      ワイドショーでかなりセンセーショナルに報道していた北九州の事件は、ニュースを見聞きする限り、犠牲者たちがなぜ自力で逃げ出そうとしないのかと疑問を感じることがありました。
      同様の事件が昨今多くなっているように思いますが、いずれも事件の中心に被害者たちを恐怖で束縛する、マインドコントロールの巧みな主犯の影が見え隠れします。
      きっと、我々の通常の想像力では、想像しきれないほど、陰惨で、まさしくこの世のものとは思えない世界が広がっていたのでしょう。
      本作は、「誰が犯人か」「真実に迫る警察捜査」といったことよりもマンションの一室でどれだけの人が恐怖を味わい、殺され、処分されたかを一貫して描写することに重点を置いたものです。
      また、一家族を奴隷化してゆく手法、人間の殺害方法、死体の処分の方法を細かく描写することで、同様の事件は我々の身近でも起こり得る恐怖なのだという、読者へのメッセージも込められています。

      実在の事件を下敷きにして、ドキュメンタリー色を出した同様の手法で書かれた傑作に、宮部みゆきさんの『理由』があります。
      本作を読み進めるうちに、僕的にはどうしても『理由』が惹起され、比較しながら読んでしまいました。
      残念ながら、完全に筆力で見劣りがしてしまっています。
      事件の全貌の不気味さを読者に味あわせたい著者の意気込みとは裏腹に、グロテスクで精緻すぎる描写が具体的な(映像的なと言えばいいか)想像を形づくらせてしまい、事件の暗黒さが萎んでしまっている、少なくとも僕はそんな風に感じました。
      構成も不必要な登場人物や、紛らわしい展開に戸惑いを感じてしまう部分もありました。
      結末については、もはや語ることすらありません。
      残念の一言。
      ただ、あくまで『理由』との比較で言うと、辛口のレビューになってしまったというだけで、本作だけを客観的に評価すると、それなりに面白く読めるエンタメ小説であることは間違いない所です。

      僕のなかでは、誉田さんのいちばんは『ジウⅡ』と『武士道エイティーン』。
      実在事件をモチーフにしたり、現代社会の闇に警鐘を鳴らしたり、所謂社会派小説のステージが本来の活躍の場ではなく、キャラクターがしっかり出来上がっていて、まったく寓話然とした作品こそが持ち味の作家さんと、改めて思いました。
      >> 続きを読む

      2014/12/07 by

      ケモノの城」のレビュー

    • マインドコントロールというのはこわいですよね。。
      ニュースで耳にしていましたが、その威力がどのくらいのものなのかあまりピンと来ておらす…でもこわいなぁと思います。。。

      話は変わりますが、山崎ナオコーラ何作か読みました!読みやすかったのでまた読みたいと思います!
      >> 続きを読む

      2014/12/07 by coji

    • >cojiさん
      いつも、コメントありがとうございます。
      おー!ナオコーラ読みましたかっ!
      何をお読みですか?
      なかなか、周りに読んでいる人がいないので、非常にうれしいですね。
      感じ方がきっと違うと思うので、レビュー楽しみにしてます。
      >> 続きを読む

      2014/12/08 by 課長代理

    • 匿名
      評価: 5.0

      一気読みしました。グロには強い私ですが、読むのをくじけそうなほどグロいです。北九州の事件がベースなので、フィクションとして、とらえられないので、余計気持ち悪いのかも。事件を捜査する中で刑事が、この事件に関わる人間は皆気持ち悪い。という台詞があるのだけど、その通りで、犯人側の心理も解るはずもないが、なぜ被害者達は、そこまで支配され、洗脳される事ができるんだろう。犯人の手練手管が、それだけ巧妙という事か、同じような状況におかれたら、誰でもそうなってしまうのか。怖いです。

      2014/06/01 by

      ケモノの城」のレビュー

    • ベースとなった事件、今でも加害者側の心理も被害者側の心理も理解出来ません…

      一度読んでみたいですね。 >> 続きを読む

      2014/06/02 by moon_light

    • 怖いもの見たさで読みたくなりますね。

      2014/06/02 by Aver


    最近この本を本棚に追加した会員

    11人が本棚に追加しています。

    この本に関連したオススメの本

    取得中です。しばらくお待ちください。

    ケモノの城 | 読書ログ

    会員登録(無料)

    今月の課題図書
    読書ログってこんなサービス
    映画ログはこちら
    読書ログさんの本棚

    レビューのある本

    最近チェックした本