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築地の門出 ヤッさんIII

4.0 4.0 (レビュー1件)
著者: 原 宏一
定価: 1,620 円
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    「築地の門出 ヤッさんIII」 の読書レビュー (最新順)

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    • 評価: 4.0

      ヤッさんの弟子、タカオとミサキの門出だ!
      矜持あるホームレス、食のコーディネーターヤッさん第3弾。
      吹き荒れる築地移転の騒動。
      けれど、ぶれることない基本、それは、旨いものを食べさせたいという食魂だ。

      蕎麦職人、そして、自分の店を持ちたいミサキと
      その夫タカオを巡る食の波乱万丈物語。

      築地の豊洲移転。
      関係者にとっては大騒動だ。
      生き残りを賭けた店主たちの奮闘をタカオ視点で描いている。

      生き残りたい。
      自分の店を残したい。
      その奔放ぶりが、店主の性格や、世代によって、迷走する。
      けれど、気づく。
      「旨いものを食べさせたい」
      それが、食魂。

      そして、やる気の大切さ。
      「やる気ってもんは、いつでも湧いてくるもんじゃねぇ」

      食にまつわるのは調理人だけではない。
      農家、漁師や一次産業はもとより、卸売り、ドライバー、研ぎ師など。
      築地移転にあたり、揺れる騒動の中、思い出さねばならないのは、
      もともと築地も移転だったということ。
      知恵を出し合い、協力していく一体感が楽しい。

      そして、前2作まで、ぶれることないヤッさんが、
      今回では、過去の失態や弱気な面が見えたりして、
      ヤッさんも、一人の人間なんだと思わせる。
      そして、これまで揺れるタカオが、愛する妻のために、
      奮闘する様が頼もしく、かっこいい。

      今の現代は、ファーストフード全盛。
      あるいは、食通ぶったうん蓄。

      そんな現代日本の食の事情に、著者が問題提起しているように思える。
      そして、これからの希望や指針を描いて解決しく様が気持ちいい。
      まるで、自分が旨いものを食べて元気が出てくるような感じになる。
      ヤッさんシリーズの醍醐味を味わった。
      >> 続きを読む

      2016/01/28 by

      築地の門出 ヤッさんIII」のレビュー


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